正しく怖がる感染症 (ちくまプリマー新書)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 97
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480689788

作品紹介・あらすじ

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「いまこそ読みたい」という声にお応えし、緊急重版!
一番わかりやすい感染症の入門書
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正しい知識を持ち、いたずらに怖がりすぎず、
感染症の脅威に備えるためにはどうすればよいのか。
代表的な感染症を経路別に整理し、
対処法も含め、くわしく解説した一番わかりやすい入門書。

【本書内で扱っている主な感染症】
デングウイルス感染症、マラリア、重症熱性血小板減少症(SFTS)、
梅毒、エボラ出血熱、結核、先天性ジカウイルス感染症、
風疹(先天性風疹症候群)、コレラ、破傷風、狂犬病
※新型コロナウイルスについての記載はございません。

感想・レビュー・書評

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  • 正しく怖がる感染症。岡田 晴恵先生の著書。感染症は怖い。感染症になりたくない。感染症になった人を拒絶してしまう。感染症や感染症患者を怖がって怯えていても何も始まらない。感染症は正しく怖がること。感染症を正しく怖がって正しく対策をとれば被害は少なくなる。感染症の専門家である岡田 晴恵先生から学べる感染症と正しく向き合う方法を多くの人がみにつければ、もう感染症なんて必要以上に恐れる必要はなくなるかも。

  • 2021年9月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00530861

  • 新型コロナウィルスが流行している現在、そもそも感染症とはなんぞや、と思い本書を読む。
    名前は知ってるけど、それって現代日本で生活する私にはあんまり関係ない病気でしょう?周りで罹った人も聞いたことないし、という楽観的な気持ちは、ページをめくる度にみるみる萎んでいった。
    グローバル化した世界では、どこかの国・地域での感染症流行は他人事では済まず、いつ自分の住んでる地域で流行してもおかしくない。
    その流れを、新型コロナウィルスで現在進行形で身をもって経験しているとも言える。

    本書で取り上げられた感染症は、症状、感染経路や対策についてが分かりやすく書かれている。

    私にできるのは、まず既存の予防出来る感染症のワクチン打ち忘れがないか確認し、接種することである。


  • 2020年7月新着図書

  • 2017年初版。新型コロナウイルス感染症の参考になればと2020年に購入。医師の講義を直接聞いているような、臨場感のある筆運び。注意すべき主な感染症の、経路から症状、治療法などの解説はとても参考になる。執筆時点では鳥インフルエンザ由来の新型インフルエンザに注意を払われているが、構造的には新型コロナウイルスも同様だろう。私より少しだけお姉さんの著者に親近感もわいた。

  • 令和2年5月の特集「感染症を考える」

  • これまでにも何度となく出版されている、一般向け感染症啓蒙本。ジュニア向け新書だけど、最新の知見も含め、それなりに掘り下げた内容も取り上げられている。その一方で、プリマーならではの観点とか、これまでの同系統新書と一線を画す内容とか、そういうのは感じられず。まあこんなもんかな、っていう一冊。

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著者プロフィール

白鷗大学教育学部教授。専門は、感染免疫学、公衆衛生学。共立薬科大学(現慶應義塾大学薬学部)大学院修士課程修了、順天堂大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ・マールブルク大学医学部ウイルス学研究所に留学、国立感染症研究所研究員、日本経団連21世紀政策研究所シニア・アソシエイトなどを経て、現職。NHKラジオ「室井滋の感染症劇場」作・脚本・監修。著書に『正しく怖がる感染症』(ちくまプリマ―新書)、『どうする!? 新型コロナ』(岩波ブックレット)、『人類vs感染症』(岩波ジュニア新書)、『キャラでわかる! はじめての感染症図鑑』(日本図書センター)、『病いと癒しの人間史』(日本評論社)、『学校の感染症対策』(東山書房)などがある。

「2020年 『知っておきたい感染症【新版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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