つげ義春全集 7

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480701671

感想・レビュー・書評

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  • 精神的にかなり追い込まれている。しかし、作風は、面白い。

  • 「大場電気鍍金工業所」、「やもり」、「義男の青春」、「海へ」他を収録。第6巻におさめられた作品は幻想的、妄想的なものが多かったが、本巻は実体験に基づいた現実的な作品が収録されている。通底するのは「それにつけても金のなさよ」感であった。

  • つげ義春が少年時代に鍍金工場で働いてた頃から、
    絶筆の同棲相手との離別と自殺未遂を描いた「別離」までの
    自伝的漫画集。

    肺を患いながら、怪我をしながら働く鍍金工場の人々、
    戦後の生活状況、DV、貧困、狡猾さ、怠惰、そして
    自堕落さ。
    明日どうなるかわからない不安定、不安感でいっぱいの、
    でもどうしても抜け出せられない生活、そのやるせなさ、
    やりきれなさが読み手にも痛く伝わってくる漫画集でした

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著者プロフィール

つげ 義春(つげ・よしはる):1937年生まれ。漫画家。

「2024年 『つげ義春が語る 旅と隠遁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

つげ義春の作品

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