僕の明日を照らして

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 筑摩書房 (2010年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480804259

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僕の明日を照らしての感想・レビュー・書評

  • 新しいパパは暗闇から僕を救ってくれた。でもときどきキレて殴られる。殴られるのは嫌だけど必要な人だから二人で乗り越える努力をしよう…って~…。
    物分かりがよくて諦めやすくて大人な僕に、優しい未来が待ってますように!

  • 当事者以外は解らない。
    私はなぎさと同じた。苦労、努力、そんなの関係無しにダメ、ムリ、そう思う。関係無いのに。
    こういう関係もあるのか…

  • ずっと母親と二人きりで生活していたのに、中学生になったらお父さんが出来た。これで夜を一人きりで寂しく過ごさなくてすむと思ったものの、大好きな優ちゃんは時折別人になって僕に暴力をふるう。

    暴力を振るわれても大好きだし、一人でいるよりずっといいから「そばにいてほしい」と思う。そんな主人公が不憫に感じました。

    それでもお互いこのままで良いはずはないので、なんとか対策を考えようと、日記をつけたりカルシウムの多い食事を作ったりする。

    そしてやっと落ち着いて、もう大丈夫と思って年末の大掃除で日記を捨てたら母親に見られてしまう。

    当然怒り狂う母親に、主人公と一緒でなにやら冷めた感情を持ちました。「気づかなかった癖に今更しゃしゃり出て文句言うな」という気持ち。

    でも、大人の意見としては少し離れてみるのは正解だったのかもしれない。優ちゃんも「病院に行く」と言っているし、これから良くなることを祈る。

  • お母さんの再婚相手は、優しくて背の高い歯科医の優ちゃん。だけど、優ちゃんは時々キレる。
    暴力を受けながらも、優ちゃんを求めてしまう中学生の隼太と、反省しながらも同じことを繰り返してしまう優ちゃん。奇妙な2人の再生物語。
    なんて言うか…人生は思いどおりに進まないことだらけだけど…諦めないこと、信じること、許すこと、逃げないこと、愛すること…。

    多分…これは理想の物語。
    本当に愛情に溢れた義親子がたくさんいるのも事実。だけど、親の再婚相手に虐待を受ける子どももまたたくさんいることも事実。
    手を挙げる理由って、ある場合も確かにあるだろうけど、キレる人の暴力に終わりってあるのかな。
    DVも同じで、どんな酷い目に合わされても「本当は優しい人なのよ」とか「逃げ出してもどうせ捕まるから」とか離れることができない人たちはたくさんいる。
    これは、前者の物語。
    物語ほど、現実は簡単ではないと思うけど、人対人の関係は、他者には分からない。はたから見れば「おかしな2人」だけど、2人の二人三脚は、素直に応援したいと思う。
    どうか、お母さん深めて、3人の明日を光が照らしますように…。

    2016.04.05
    今年の12冊目

  • 真実は分からない。でも、僕たちは、マスコミや噂話や親の話で、人と人との関係を決めつけちゃあ、いけないんだろうと思う。もちろん、この本の世界にも引っ張られるべきじゃない。

  • 瀬尾さんの作品の中でも心に残る話だった。

  • 瀬尾まいこさん再婚相手である新しいお父さんから虐待を受ける中2男子でもお父さんふだんはやさしいんです

    って内容を知ってて読んだけど(重いんだろうな~と覚悟して読んだけど)
    これは・・・

    男の子は優ちゃんがすきで、優ちゃんも男の子がすきで
    男の子はずっとさみしかったし優ちゃんがすきだから離れてほしくなくて黙ってて
    でも殴られるのは痛いし嫌だからなんとかキレない方法を探っていく
    しかも明るく軽く冗談めかしてふたりで仲良く・・
    優ちゃんも反省するしなんとかしたいと思いながらなぐってしまうという

    DVの話はあまり読んだことないし理解もできないけど
    対女の人、男女間でしかあまり話題にならないというか
    子どもの場合虐待で、子どもが非力だったり絶対的な何かがあってどうにもならなかったりすんだろうけど
    この男の子の場合頭もいいし中2だし(まだ中2ともいえるけど)反撃するなりもう少しやりようがありそうなものだけど
    暴力にさらされたことがないわたしなのでよくわからない・・
    好きだから離れてほしくないから我慢するって、なんか間違ってる気がする

    結果的に暴力がなくなったし
    男の子には気の毒だけど家族ではなくなったわけだからよかったのかなーと思うけど
    まあ気づかなかったお母さんも悪いけど気持ちはわかるし

    またいっしょに住むのは無理でも(むりだよねーお母さんからしたら)
    気の合うお父さん的存在としてなかよく続いてほしいとは思った

    あーでもやっぱり理解できないなー
    どんな理由でも、たとえ病気でも、暴力はよくない
    早く奥さんに言うか病院にいくべきだったと思う

    もやもやしたのでちょっと長くなってしまった

  • ナニカガ、チガウ。

    カッとなると自分をコントロール出来ず、義理の息子である隼太を殴ってしまう優ちゃん。
    でも、そんな優ちゃんを決して離そうとはしない、隼太が最初はひたすら怖かった。

    いつ降るか分からない危機を前に、その人を好ましく思える気持ちが、理解出来なかった。

    優ちゃんに対しての行動とは裏腹に、他人の感情よりも合理的解決を優先する隼太がますます分からなかった。

    どうして、そんな風に出来るのか。
    そうまでして守りたいものは何なのか。
    隼太は第二の優ちゃんにならないか。

    ぐるぐる、ぐるぐると考える頭の中、母親が気付くシーンだけは、グッときた。
    そうだ、貴方には、残念ながら何も言う権利はない。

    そうか、私にも、何も言う権利はない。

    二人が、二人で築き上げてきた跡を、私は理解することが出来なかった。
    良かった、と言いにくい話。
    けれど、隼太にとっての結末を叶えてあげることが、良いことになるんだと思った。

    哀しくて、怖い話。
    けれど、いたいけで、優しくもある話。
    私は分からなくてもいい。誰かはこの話を分かるのかもしれない、と思っただけで、いい。

  • 大好きな作家さん。たまに読み返すぐらい、大好きなお話の一つ。

    しかし他の方のレビューを見て、捉え方がかなり違ったので驚いた。

    私はこの小説は、"ほんわか" "気持ち良い" "あたたまる"という印象だ。確かに虐待という重いテーマだが、苦しい、つらい、と感じることはなかった。

    暴力はあまり身の回りで現実的ではないかもしれないが、これと同じぐらい辛い、精神的な虐待はそこらで起きていると思う。


    私はどうも、物語が淡々と進むというところに、気持ち良さを感じているのかもしれない。こんな風に日常が過ぎていってほしい。

    結末も、好きだな。

  • DVに関してはそんな簡単にはうまく行かないだろうと思ったが、それぞれの成長に伴い考え方が変わっていく様はうまく成長期を描けているなぁと思いながら読み進めた。ハッピーエンドに向かうと思いきや、ラストの試練はすごく胸が傷んだがきっと乗り越えられるものなんだろう。

  • 「やさしいこととやさしくすることは違う。」

    何度も読んでしまう
    ちょっと心のはじっこに残るこの言葉。

    新しいお父さんから受ける虐待をうける僕のはなし
    すごく辛い内容なんだけど
    先に進もうと頑張る僕の気持ちが辛いほど痛い。

    終わり方がちょっとあっけなかったのが
    物足りなかったけど
    きっと、この終わり方だからいいのかもね。

  • 県立図書館にて。

    なんだかなぁ。なんだかなぁ。
    良い本だと思う。何も言えない。

  • 若干物語の流れが気持ち悪いというか…いい話なんだけど。物事はこんなに上手く進むものか?と少し意地悪い気持ちになってしまうのは、私の性格の問題なのだろうか。

  • (ネタバレ)
    でも、やっぱりDVはアカン。血がつながってなくても息子をほとばしる感情の矛先としてどついたらアカン。しかもその後反省してうなだれて…、それを繰り返すなんてアカン。自分たちだけで解決できると思って、殴る側と殴られる側の2人で内密に対処させるなんてもっての他。フィクションだから成功してるけど、これ実際にやったらエラい悲劇になるとこやで。良い子(親も)は…いや悪い子(親も)であっても絶対真似したらあきません。

    この作品のメインテーマたるその部分に、ムッサ違和感があったので、星の数は減らしたが、それでも瀬尾まいこはやっぱり小説巧者だと思うぞ。

  • 図書館で借りた。

    文庫本を書店で見つけて気になって
    図書館で借りた。

    淡々と進むけれど
    最後はちょっとあっけなかったかな?

  • 優ちゃんと僕の虐待の話だけど、なんか良かった。

  • 読み始めて最初の感想は「これむっちゃ悲しい話じゃん!」でした。

    母親の再婚相手が主人公に暴力を振るう。
    それでも、父親が病死してスナックで働く母親は夜いない。
    その寂しさを知っているからこそ、再婚相手が暴力を振るってもいなくなって欲しくない。

    中盤は中学生らしい話があったんですが、私的にはその部分端折っても良かったかなぁ。って思いました。

    最後まで隠し通せるのかと思ったら、最後の最後で虐待がバレる。
    作中にも”なんだってバレるのは時間の問題”そうありました。

    虐待以外の焦点でも共感する部分は多々ありました。
    ほんのわずかの行動でもなにかが変わる

  • 2014.3.30
    お気に入りの瀬尾まいこ。
    優ちゃんというお父さんが出来た隼太。小さい頃に亡くなってしまい、ずっと父親というものを知らずに育ってきて、初めて夜は怖くないと知る。でも、優ちゃんは隼太をキレて殴ってしまう。そしてそのあと、泣いて自分を責める優ちゃん。こわいけど、でもそれでも優ちゃんを失いたくない隼太。そして、二人で何とかしようと、色々考え、試してみる。そうやって、二人はお互いを知り、お互いに相手を失いたくない事を確かめながら毎日を過ごす。隼太は、中学生だから、とかではなく、とても幼いと思う。そして、逆に小さい頃からもっと子供らしくいれば良かったのに、と思う。そしてそれをしなかったお母さんに少し呆れる。子供は大丈夫なんかじゃない。泣かなくても、騒がなくても、言うことを聞いても、子供は子供らしく居ないと駄目だと思う。その時を経てようやく成長していくのだと思う。ただ、ご飯作って、毎日報告させて、プレッシャーを与えてるだけじゃ駄目だと思う。
    優ちゃんは、世間一般からしたら駄目な男だと思う。それでも、よく言うDV被害者の言うような、いつもは優しいとか彼も苦しんでるとかそういうのとは違って隼太にとっては、優ちゃんが必要で優ちゃんにとっても隼太は必要なんだと思う。DV、虐待、それで片付かないものが二人にはあると思う。隼太は、とても考え方が幼く、優しいとか、優しさとか、人の気持ちとか、思いやりとかまったくかけてる。そしてそれが生きていくなかで必要な事も、大切な事にも気が付いてない。優ちゃんと過ごす日々の中で、少しずつ隼太のなかで何かが変わっていく。確実に変わって、お終い、とはいかないけれど。生まれてすぐ亡くなってしまったお父さんの記憶がない隼太には、お父さんはこういうもの、という概念が無いのが優ちゃんと隼太にすごく大きいと思う。隼太は勝手だし、嫌な奴だなとも、優ちゃんも酷い奴だなとも思うけど、自分が母親になってみると、どちらの事も何となくわかるような気がする。瀬尾まいこは、読みやすく、ハラハラドキドキさせないけど、安心して読めて、登場人物にあー何か分かるなーという身近さを感じる。読んで良かった。

  • 何ヶ月もずっと積ん読にしてきましたが、やっと読めました。
    最初の数ページが本当にキツくて、読めなくて。
    でも、読んでみたくて。
    出だしの数ページは、多分、10回くらいは読んでいて、同じ数だけ挫折してきました。

    最後まで読んだ後の感想は、やっぱり言葉にならなくて。

    必死さとか、何とかしようという思いとか、どうにもならないこととか、

    人は見た目ではわからなくて、ほんとうの気持ちはなかなか語られなくて。

    やるせなくて、切ない、誰にも言えない、どこにもいけない、気持ち。

    帯にある言葉、
    「やさしいことと、やさしくすることは、違う。」
    がやわらかい棘になって、静かに胸に刺さりました。

  • 隼太がずっと守ってきたもの。それは、母親の幸せだと思う。自分を傷つける優ちゃんを守ることで、優ちゃんを愛している母親を守っているのだと思う。

  • 最初がちょっと読むのが乗らない ゆるゆるといい感じになってきたな~と思ったら尻切れとんぼに終わった

  • 若くてカッコいい義父に虐待されるお話。虐待されているのに、この中2男子は義父を愛し、キレなくなる方法を2人で模索する。
    設定に無理があるかなぁ…。中2の毎日はいろいろ青春してて、そこに虐待が入ってくるから、読んでて戸惑う感じがあった。
    母の気持ちの表現がもう少しあってもよかったかな。

    “勧善懲悪”が心に残りました。

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