森まゆみの大阪不案内

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 30
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480814531

作品紹介・あらすじ

大阪には不案内の森まゆみ、知り尽くした写真家太田順一、二つの視線が捉えた大阪は?目を凝らし耳を傾けて見つけた、大阪の魅力。

感想・レビュー・書評

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  • もう20年も前の本です。
    この当時から関西方面にいるのですが、まだまだ大阪は知らないことだらけですね。

  • 谷根千がなわばりの森さんが大阪の街を歩いたもの。詳しくないから「大阪案内」じゃないってことなのね。アメリカ村、梅田、鶴橋、船場、帝塚山、十三など大阪のいろんな地区を巡っている。名所旧跡を往くのでなく、何気ないものや当たり前のようにあるものに目が向くのが面白い。大阪ならではってわけではなさそうなものにも目が向いているので、その意味では本当に「不案内」。
    よく案内本って、「○○は東京でいえば新宿のような街」みたいに書いているけど、この本で描かれている大阪の街は、そんな表現がまったく似合わないくらい濃いい。同じ日本だけど、東京とは別ものでどこかアジアの街に近いものがあるような気がした。自分が大阪の街を歩いても、ふだん歩いている東京の街並みとは空気からして、違う感じがするもんなー。
    だから、東京を追っかけるかのような「大阪都構想」なんてイケてない。(ま、行政権限云々の問題はおいといて言わせてもらうと)大阪は大阪、大阪府でいいじゃない!

  • 京都本に引き続き今度は大阪。
    んー、まぁ東京の人ってこう言うよねー。と思う範囲をまったく越えてない優等生的なご本でした。
    どうでもいい。

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著者プロフィール

1954年生まれ。中学生の時に大杉栄や伊藤野枝、林芙美子を知り、アナキズムに関心を持つ。大学卒業後、PR会社、出版社を経て、84年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木』を創刊。聞き書きから、記憶を記録に替えてきた。
その中から『谷中スケッチブック』『不思議の町 根津』(ちくま文庫)が生まれ、その後『鷗外の坂』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『彰義隊遺聞』(集英社文庫)、『「青鞜」の冒険』(集英社文庫、紫式部文学賞受賞)、『暗い時代の人々』『谷根千のイロハ』『聖子』(亜紀書房)、『子規の音』(新潮文庫)などを送り出している。
近著に『路上のポルトレ』(羽鳥書店)、『しごと放浪記』(集英社インターナショナル)、『京都府案内』(世界思想社)がある。数々の震災復興建築の保存にもかかわってきた。

「2023年 『聞き書き・関東大震災』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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