- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480815132
作品紹介・あらすじ
女優・杏、歌手デビューに続き作家デビュー。初のエッセイ集がついに刊行。
子供の頃、修業時代、舞台やテレビの仕事、私生活まで、さまざま出会った人を語る。
感想・レビュー・書評
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子供のころの思い出から、お仕事のことまで。
〈出会い〉をテーマにしたエッセイ。
やわらかな語り口で、人柄がにじみ出る感じ。
子供のころからの歴史好きなんだな、と。
忙しくなっても続く、その情熱がすごい。
本が好きなこと、万年筆が好きな子供だったことなど、共通する部分の話題がうれしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
現在メディアで大活躍されている杏さんの初のエッセイ集です。
いろいろなことに挑戦していくアクティブさ、周りの人々から「ふむふむ」と学ぶ真摯な姿、茶目っけたっぷりなふるまい。
本書を読んで、杏さんがますます好きになりました。
自筆のイラストもとってもキュートなのです。
読書家&歴女としても知られる杏さんなので、紹介している本もおもしろそうです!
読みたくなった本をメモメモ…。
大倉眞一郎さんとのラジオ「BOOK BAR」、気になりつつも聞いたことはなかったのですが、こちらもチェックせねば!!…と思いました。
私も杏さんと同じ「五黄の寅」生まれということがわかり、ちょっとうれしくなりました。
「五黄の寅生まれの女性は個性が強すぎてお嫁にいけない」…という伝承もあるようですが、杏さんもすてきな旦那様に出会えたのだから、きっと私も…と自分で自分を励ますのでしたw -
到達する最終地点、というのはもしかしたら無いのかもしれない。常に「もっと良くできないだろうか」と悩み、考え続けなければならない。
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聡明で心優しく愛らしさを持ち続けている女性のエッセイ。
読後感のこんなに気持ちの良い本も珍しい。
杏さん自身が魅力的で、周囲の魅力に気づき、受け止め、表現することで、読者もその優しく興味深く、時に笑える世界を体験させてくれる。
時にパリコレに出たり、時に登山で危険な目に遭ったり、かけがえのない出会いに涙したり。
こんな素敵な女性を母に持つお子さんたちは、幸せだと思いました。 -
杏さんが好きで手に取りました。本人が描いたイラストがたくさん散りばめられていて思わずクスリ♡テレビで拝見する人柄そのままの、実直で努力家で真っ直ぐで凝り性な杏さんが感じられてとても面白く拝読しました。杏さん大好き♡
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女優の杏さんの初エッセイ本。
知性と人間力の高さが垣間見える一冊。
真っ直ぐ生きてる人の言葉は、とても素敵で力強い。
どんなことでも興味を持ち、受け入れて、自分の経験や感覚としていく姿勢が、色んなチャンスや人を惹きつけるんだなぁと思った。
読んでる側も「ふむふむ」と唸ってしまう言葉や感覚が詰まった一冊です。 -
この本を読むまでは「杏」のことを「あんず」と読むんだと思っていたし、
彼女が「歴女」という言葉のイメージキャラクター的な存在だとも知らなかった。
ましてや、あの日本を代表する俳優・渡辺謙の娘さんだとも知らなかった。
(その件に関しては、ほとんど文中にもでてこないところがさらに素晴らしい)
きっかけは酒井若菜のエッセイをアマゾンで見ていたら
「こちらも?」とでていて、レビューの評価が高かったので借りてみた。
素晴らしい本でした。
謙遜した姿勢がとても好感がもて、一発で「好きな女優さん」の1人になった。
本人は自分のデメリットを「素早く動けない」と言っているが、
ミュージカルの出演、山登り、陶芸活動、書籍紹介のDJ・・・・ETC。
本当にいろんな事に挑戦し、自分の可能性を広げている素晴らしい方だと思った。
読み進めていくうちに、付箋ポイントが増えていった。
エッセイの回数を重ねていくうちに、本人の文章力も格段に上がっているらしい。
文章の表現がだんだん豊富になっていく。
読書家であることにも納得できる。
愛犬「ヤマト」の由来には、広島の呉市も一躍買っているらしい。
【ココメモポイント】
・反論というのも実は大事なんだ。テーゼ(論)とは、すなわちアンチテーゼ(反論)なんだ
P.42
・コーヒーは、ミラノでエスプレッソを飲んでから好きになった。カラシは、大阪のおでん屋で手作りのものを食べて好きになった。
どれも最近の話だ。要は、「本物」は、美味しいのだ。
P.48
・出会いはいろいろなものを生み出す。
メルディング・ポット、人種のるつぼの中に入って、シェイクされたような経験だった。
P.86
・その晩は何もする気になれず、ドラキュラが棺桶に入るみたいにベッドに入った。
P.126
・到達する最終地点、というのはもしかしたら無いのかもしれない。
常に「もっと良くできないだろうか」と悩み、考え続けなければならない。(中略)
向き合うだけでなく、それをいかに人に伝えられるか、そんな技術も磨かなければならない。
P.140
・ぶったまげました。おっと、言葉が過ぎました。わき上がる驚きの念を禁じ得ませんでした。
P.151
・気になる本
・信長の棺
・前世の冒険
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テレビで見る杏さんは独特の雰囲気があって、いつも素敵だなと思っている。本や歴史にも詳しいと聞いて、エッセイを読んでみたくなった。
本はテレビで観る杏さん通りの印象で、明るくてアクティブで前向きな内容でした。ふわふわした感じがなく、きちんと地に足をつけて生きている人だなと思った。