神田神保町書肆街考: 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで (単行本)

著者 :
  • 筑摩書房
3.67
  • (5)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 121
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480815323

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 神保町という街を追っていくだけで、日本の150年間の激動の時代が見えてくる。数々の紙一重を経て、今の姿がある。歴史って面白いと改めて思った。
    古書の街になった歴史を説明するために、内容の半分以上を土地事情や大学の勃興、留学生事情等等に費やしているので興味が持てないとなかなかキツイ。目次から興味のある分野から読み始め、気になったら前後を確認するという読み方でも十分と思う。戦前戦中戦後の変遷にはドラマが溢れており感動的だった。
    これを読んでから現在の神保町を歩くと、また違う感慨を覚えそうだ。

  • 神田の街の辞書
    「中央大学の移転とスキー用品店の進出」30年位前 いくつか店を回ってスキー服を買ったのを思い出した。

著者プロフィール

1949(昭和24)年、横浜に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。2008年より明治大学国際日本学部教授。20年、退任。専門は、19世紀フランスの社会生活と文学。1991年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『愛書狂』でゲスナー賞、2000年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、04年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。膨大な古書コレクションを有し、東京都港区に書斎スタジオ「NOEMA images STUDIO」を開設。書評アーカイブWEBサイト「All REVIEWS」を主宰。22年、神保町に共同書店「PASSAGE」を開店した。

「2022年 『神田神保町書肆街考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

鹿島茂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×