コメント力

著者 :
  • 筑摩書房
3.11
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本棚登録 : 731
感想 : 114
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  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480816382

感想・レビュー・書評

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  • 例に挙げられているコメントは秀逸で、正直参考になるのかはわからないが、これはこういうタイプのコメントであるから優れている、という説明がわかりやすかった。こうやって分類されるとなるほどと思う。
    兎にも角にも自分なりに自分の語彙を増やすよう新しい言葉も積極的に使うべきだと感じた。コメント力は状況把握能力と知識が重要という話だと捉えたが、コメントを求められる場で冷静に状況把握するのが難しいのだろう。知識を結びつける能力は正直才能に近い感覚。

  • コメント力が重要という著者の主張はよくわかるし、「意味のあるコメントとは「お得感」のあるもの」、「ひとつの学問体系ですべてを説明する」といったコメント力向上に役立ちそうな指摘も少なくないのだが、全体的にあまり中身がないかなと感じてしまった。練習問題として事例がたくさん取り上げられているのだが、大喜利のようなものが多く、あまり実践的ではない気がした。

  • 学んだこと
    ①はじめに思い浮かぶ3つは他の人も大抵思いつくこと。自分の4つめに出た意見を言うとオリジナリティがある意見となる
    ②自分がなぜこの場にいるのかを考えた発言を周囲は求めている
    ③ご飯の味を何かに例えるような例えコメントはわかりやすくコメント力が増す
    アクション
    ①意見を出すときはひたすら紙にアイデアを出す。そこから精査した意見を自分の意見として提示する
    ②MTGでは新人(新米ユーザー)として一番消費者に近い目線での意見が言えるようゲームをプレイして感じたことをメモに書き、MTGで発言する
    ③ファシリでなにかを説明するときに具体例や比喩を用いることで相手にわかりやすいコメントをする

  • 「コメント力はツッコミ力」

    優れたコメントは、その前までに話していた内容をより印象的に変えられる。
    終わりよければ全てよし、という言葉があるが、コメントはその”終わり”に相当すると思った。

    自分の中では、コメント力はツッコミ力(笑いの)に通じるんではないかと。
    ツッコミしだいで、話全体の面白さが左右される、という点で共通してると思う。



    ただし、この本を読めばコメント力が付くかどうか、というのは微妙な話。
    過去のコメントの名人達のコメントが収録されてはいるが、それを自分のものにするのは難しい。
    結局のところ、コメント力を上げるには、膨大な知識と経験が必要なわけで、一朝一夕にはいかない。
    ニュースや新聞、バラエティー、おもしろい友達(笑)などの優れたコメントを多く聞き吸収し、そこから自分独自のコメントを作り上げるしか無いと思った。



    最後に
    お相撲さんの件(なぜ髷をつけてるか->ただのデブと見分けがつかないから)は天才だと思った

  • 世の中をいきるための力として、真似る力!段取り力、コメント力

    常に3つコメント考える

    立場をわきまえたコメント

    本質をついた短いコメント

    おもしろくてゆういぎ

    宗方コーチ
    なのだ!自己肯定断言
    べーこんのかし
    スナフキンの短い本質をついたコメント

    コメントぜったいする

  • TVのコメンテーターでもお馴染みの斎藤孝氏のコメント力を身につけるための秘訣を解説した内容です。ちょっとした会話でのコメント一つが、その人を印象づけることは多々あると思うので、優れたコメントとはどういうものか、コメント力の鍛え方に関する内容は非常に興味深く、参考になりました。
    日ごろからコメント力を鍛えるトレーニングは必ず必要なので、そのきっかけになる一冊だと思います。

  • 小粋なコメントができるようになる一冊。この本に書かれているヒントを元に普段の生活の中で言動に気を付けてみると、結構効果有り。折りを見て読み返したい。

  • 「自己満足を成長に変えたい」その思いでアウトプットを強化したくて選んだ本です。
    『レベル差に還元すると安易で生産性のない比較の悪い例』という部分が1番心に残りました。でも、アクション映画、SF、アメコミ、恐竜映画が好きな私には難しい話です。
    それでも、自分の立場を踏まえてオリジナリティに富んだ視点を意識して生活しようという気持ちになりました。

  • 作者の名前と、自身に足りない力の補填という2つを目的に手に取った一冊。

    コメント力というタイトルではあるが、中身としてはレトリック力やジョーク力といった方が適切か。
    理念はなんとなく理解できるものの、内容に一貫性があまり見られず、読後の満足感は低め。

    特に第2章以降の迷走感が禁じ得ず、身になったのは第1章のみだったと思う。
    ただ、コメントをする際に気をつけるべきことは確かに詰まっているので、読むと損する本ではないと思う。

  • コメントはコミュニケーションをしていく中で大切なものである。いかにうまいコメントをするかで、印象や会話のテンポはガラリと変わる。うまいコメントとは何を指すのか、その指標として参考になる。

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著者プロフィール

岐阜聖徳学園大学教育学部教授

「2024年 『「憲法上の権利」の体系』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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