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みんなの感想・レビュー・書評
「江戸は手ごわい。が、惚れたら地獄、だ。」と語る作者。
本当に江戸に生涯かけて惚れぬいた作者らしく、
江戸のよさもむさくるしさ、埃くささまで五感で感じるようなエッセイ集。
江戸の粋といいかげんさ。
大人の社会江戸の心意気。
あっけらかんとお目出度く
生きている江戸っ子に憧れます。
著者逝去2005年7月22日。この本の初版発行2006年8月5日。こういう本は、だから、すぐに手に入れてもなかなか本気で開くことができないのです、せつなくて。「杉浦日向子コーナー」で、こっそり出番を待っててもらいます。以下、追記。冒頭の「神田八丁堀」で、すでに涙ナミダ…です。この期に及んで、著者の覚悟の程が知れます。私も、最後の最期まで、「うちはじげもんばってん、おぅちは…?」と、「うそぶく」だけの「洒落っ気」だけは、残しておきたい。
最近の時代ブーム。
「昔はよかった」とか「あの時代に生まれたかった」とか言うけど、
でも本当にそうなのか。
杉浦さんはさまざまな江戸を見せてくれながら、
今の時代を生きるということを問われているような気に時々なる。
歴史や文化に興味を持つのは素晴らしいことだけど、手放しに誉めて憧れるだけじゃダメなんだと思う。
そんな私の歴史の教科書
帯表
あっけらかんとお目出度く生きていた江戸人たち。彼らが営んでいた暮らしや紡ぎ出した文化にとことん惚れ込んだ著者がその思いの丈を綴った最後のラブレター
帯背
最後の恋文
帯裏
「いい若いもんで、ぶらぶら暇をもて余している。とくに仕事はない。たまに友達と、ゆすりたかりをする。ちょっくちょく呑んで暴れるけれど、喧嘩は弱い。でもかあいい。なによりだれよりかけがえないのだよ。私が惚れた『江戸』も、有り体に言えば、そういやつだ。」(本文より)
江戸文化についてのエッセイなどを集めたもの。
作者の江戸に対する愛情が溢れていて、登場する人々が活き活きしていた。
離縁状や、遊女の恋のからくりは、なんとも見事。
江戸時代にホームステイしたいー !






