街角のオジギビト

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480816542

感想・レビュー・書評

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  • 工事現場の看板に存在するオジギビト。
    その様々な姿を分類し、考証し、面白真面目に紹介する。
    オジギビトとはなにか。
    第1章 直立不動型オジギビト 第2章 礼儀正しいオジギビト
    第3章 ハニワ型オジギビト  第4章 仁義型とモタレ型
    第5章 立入禁止のオジギビト 第6章 イレギュラー物件
    コラム1~9、あとがき

    工事現場で、ふと視線に入る看板のオジギビト。
    安全帽・安全ベルト・安全靴の三点セットが目に入る。
    通り過ぎれば忘れてしまってた日常が、この本を読んだら、
    何だか気になってしまう、非日常感を覚えてしまった。
    こんなにいろいろなオジギビトがいたのか~。
    工事現場以外にもオジギビトがいたのか~。
    動物もいるのか~。海外にもいるのか~。
    そして、オジギビトのコレクションサイトまであるのか~。
    街角や路上で非日常感を探すといったら・・・とり・みき氏って、
    そうか~路上観察学の会員だったのですね~。何か納得。
    ただ、オジギビトがカラーでないことが惜しまれます。
    また、コラムのオジギビトの発生やオジギビトの声が
    楽しかったです。バラエティー番組「トリビアの泉」の
    「トリビアの種」でオジギビトに最も合う声の声優さんを
    選んでいたとは。豪華声優陣登場は、聴きたかったなぁ。

  • 初版 帯

  • 街角の工事看板、そこには奥深い世界があったのです。

  • すばらしくくだらなく素敵な本だった。
    清々しいくらい!

    オジギビトの麗しのオメメの殿方が 気になってたの。
    無駄にキラキラしててさぁww
    だから この本見つけたとき うれしくなっちゃった。

    著者の本業は 漫画家さんということ。
    絵に対する目の付け所が プロだなぁー と感心したり
    くだらねー と叫びたくなったり。。。

    最初から最後まで キッチリ楽しませていただきました。

  • 工事現場の看板でよく見られる(見られた?)「ご迷惑をおかけしています」の文言と共に添えられたオジギする作業員の絵。彼ら【オジギビト】を集めて愛ある突っ込みや感想を述べた一冊。変遷を辿り最近は味気なくなってきたのかと、少々残念に思ってしまいました。古い方が味があって愛らしい。

  •  いやー,バカらしい本でした。これだけバカらしいことにこだわると立派な学問になることが分かりました。道路で時々みかける「工事中の看板」。そこに印刷されている「お辞儀しているおじさん達」を集めて分類し,それにコメントをつけた本です。
     しかし,この本を読んでからというもの,今まで以上に,こういう関係の看板に目がいくようになりました。車で走っていても、停まって写真を撮ろうかという気にもなりますから、本の威力は偉大です。どうしよう…。
     本書のことは、『たのしい授業・2010年1月号』(仮説社)の特集記事で知りました。

  • くだらないことが本になっているなぁ〜と思いながら全部読ませていただきました。楽しかった。これから街角のオジギビトに目が行きそう。

  • サブカルの領域である、オジギビトをうまくまとめあげています。
    私も気になっていましたが、日本だけではなく国外にも目を向けて、さまざまな種類のオジギビトを紹介しています。
    街角でもっともっと採取して、オジギビトをチェックしたいものです。

  • ためになる本じゃないけどオモシロイ。
    役に立つわけじゃないけどオモシロイ。
    人の気付かぬところに意味を見出す人がいてこそ、文明は進んでいくのさ。

  •  とり・みきさんの2007年1月の新刊。「オジギビト」とは、街角で見受けられる工事現場などに立てかけられている看板である。その看板のあれこれの考証である。「オジギビト」自体は、とりさんが昔「愛のさかあがり」という著書の中で触れているので新たなものではないのだけれど、その後新たに発見され発掘されてオジギビトもあり、また読者からの投稿などもあり、より深いオジギビト考証本になっている。なかなか愉快な本であることには間違いない。

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