- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480816573
感想・レビュー・書評
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15歳の華恵さんのエッセイ。
とても良かった。
15歳の倍の年齢が目前なのだが、15歳の頃からあんまり変わっていないところも確かにあって、その変わっていない私が華恵さんの言葉に「そうだね」「ある、ある」と頷いていた。
そうかと思えば、「可愛いなぁ」なんて思っている私もいた。
行ったり来たりした結論としては、華恵さんはとても素敵な女の子であるということ。
特に苦手なことについての向かい合い方がとってもいいなと思う。
あとがきには「進歩してない」と書いてあったけど、絶対そんなことはないはず。
「私はこれが苦手だ」と認識して、「こうしてみよう」と考えることがすごく大切だと思うから。
実行してないから駄目だじゃなくて、そこまで考えた時点で問題の8割は解決済みじゃない?と思うのだけどどうだろう?
本当に困ってる時というのは「何が問題か」「どこが駄目か」が分からない。
自分の何もかもが間違っている気がしてどんどんつらくなって、自分のことが嫌になってくる。
でも、「私はこれが苦手」と駄目なところを特定出来れば冷静に対処出来るし、悩まずに支障ない範囲で放置することも出来る。
華恵さんも放置出来るところまで持って行けたということなんだと思う。
…って、エッセイの感想ではなくなってしまった。
とにかくいいエッセイだったので、他のも読みたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本は素直な気持ちで書いてあるので何か惹きつけるものがあった。
特にねこを話題とした内容が多く、作者がねこ好きということもあげられるかもしれないが、ねこの良さを改めて知ることができたと思う。
2013.9.17(1回目) -
10代特有の自意識過剰さがまったくなくて、びっくりするほど自然体。言葉づかいもきれいで読んでいて気持ちいいエッセイでした。 前から気になっていたのですが、やっぱりよかった。毎日を素直に生きていけるのは、幼い頃にとても幸せな時間を過ごせたからかな。 他の本も読んでみたいです。
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中学生。家族旅行の移動中に『小学生日記』を、
母と交互に読んだりしていて、同い年の子が書いたエッセイにどきどきしてた。
その後、父や祖父と華恵ちゃんが仕事をしたとかって話を聞いて、
いいなあ、なんて言っていたのが、巡り巡って友達になっている不思議。
写真の華恵ちゃんも、本物の華恵ちゃんも、エッセイの中の華恵ちゃんも、
同じくらいみんな好き。
2014年9月1日〜9月29日
SEE MORE GLASS「夢の本屋」展 -
「毎日の暮らしの中で、いろんな人たちとふれ合い、さまざまな出来事に出会います。そこで感じたこと、考えたことを文章に綴りました。」
「現実の毎日は、ちょっとした意見の食い違いやわがままも出てしまって、「目の前の友達ともうまく付き合えないよ」と悩んでしまうこともあるかもしれません。そんな時は、一人になっても大丈夫です!作家でモデルの華恵さんは、本があれば一人も大丈夫!と教えてくれます。」
(『学校司書と先生のためのすぐできるブックトーク』ミネルヴァ書房 のブックトーク実例集より p63)
華恵
1991年4月28日、アメリカ生まれ。6歳の時から日本に住む。10歳からファッション誌でモデルとして活動。2003年、短編映画「ハナとオジサン」で女優デビューし、TSUTAYAのテレビCMや「ガチャガチャポン!」(フジテレビ)などで活躍する。2000年、2001年と全国小・中学校作文コンクール東京都審査・読売新聞社賞を連続受賞、2002年、全国小・中学校作文コンクール文部科学大臣賞を受賞。2003年には、『小学生日記』(プレビジョン/角川文庫)を刊行し、その素直な感性と文章を高く評価される。2006年から筆名・芸名をhanae*から華恵に変更し、『本を読むわたし』(筑摩書房)を刊行する。現在、「webちくま」「野性時代」「山と渓谷」などにエッセイを連載中 -
真っ直ぐさに 遠い目になってしまう本
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十五歳の瑞々しさに触れた感じ。楽しいことばかりってわけではないけど、それでもいまが楽しいって思う感性がいいな。もちろん、昔を懐かしむ年齢ではないけど。
言葉をとても大切にしてるのが伝わってくる。若い感性だけに頼って書かれたものならこんなに引き込まれなかったかも。あと、その年齢でジュリーとか吉田拓郎とかにひっかっかるってところがオジサンを喜ばすよね。お母さんの影響なのかな。オイラの家の十五歳の娘も、こんなものの見方や考え方をしているんだろうか。ほぼ、会話がないから知る由はないけど。どうか素敵な女性になってほしいものだ。 -
Tの気持ちに気づいていたのか華恵ちゃんよ
多感な頃のはずなのに、ドライだなあ -
中三の時に書かれたエッセイ。
とても中学生の書かれたものとは思えない。というか中学生といえどしっかりとした子、文才のある子はいるものですね。
別の書籍も読みたくなりました。 -
「本を読むわたし」が良かったので、引き続き読んでましたが、良かった。
本当に文が優しい。そして、この文章を書いたのは著者が15歳の時・・・脱帽。。。