- Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480831972
作品紹介・あらすじ
魔剣エクスカリバー、円卓の騎士、魔術師マーリン、騎士ラーンスロットの冒険、トリストラムとイソルテの悲恋、聖杯探求…。あらゆる英雄譚、恋愛譚、奇蹟譚の伝承が詰まったファンタジーの宝庫-「アーサー王伝説」。本シリーズは、1485年刊行の原典・キャクストン版を、全訳し紹介する、本邦初の完訳版。「1」は、原書全21巻のうち1巻から6巻までを収録。
感想・レビュー・書評
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物語というより伝承を書き留めている感じで、すらすらとは読めなかった。
私、全然アーサー王のことを知らなくて、天下統一戦国時代イギリス版みたいなものだと思ってたので、1巻の序盤でもう大体島は押さえて後半はVSローマ帝国になってて驚いた。
しかもローマケリつけちゃったんですけど、あと4巻何するの…?
あと私でさえ名を知ってるマーリンの退場の早さにも退場の仕方にも唖然。
ええ…。
アーサー王の出自もええ…だし、アーサー王よりガーウェインの方がずっと出張ってるし、色々と勝手に持っていたイメージが崩れた1巻目だった。
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評価っていうのも難しい。良さ、と好き、は違うしな。分かる、分からない、今じゃない、今は好き、もあるし。好きじゃなくても良いもあるし。出版されててよかった、の評価もあるし。
さて。知ってるようで知らない円卓の騎士を知りたくてやっと読み出した。アーサーよりランスロットが主役みたいな。
映画「ラビリンス」でジェニファー・コネリー 演じる主人公サラ(なんと美しかったことか!)が大事にしているテディベアの名前がランスロットだった。多分それが円卓の騎士との最初の出会い。
その後赤毛のアンの中でのごっこ遊びでテニスンの「シャーロットの乙女」に触れ、少しずつ知りつつあっていつかはちゃんと、と思っていた。
でもグヴィネスとのこととか知っていることも増えると怖さもあってなかなか勇気出せずにいたのだった。
しかしこの書き方ならいけるかも。いい意味で、あっさりしていて物語というより記録っぽいというのか。
まだまだランスロットの話は続きそうなので楽しみ。 -
<閲覧スタッフより>
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所在記号:933.4||マト||1
資料番号:10168777
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あらゆるものの元ネタになっているアーサー王伝説をわかりやすく読みやすく記した本。
魔法や騎士、王や王妃、姫などファンタジーな雰囲気がそこかしこに溢れている骨太の物語は面白く、騎士たちの独特の誇りやラブロマンス(?)を垣間見ることができて楽しい。
現代倫理に照らし合わせると、果たしてそれで本当にいいの!?と言いたくなるような行為も大量に出てくるけれど、いいの!?と思いながら読むのがまた楽しい。馬上槍試合やりすぎだろうとか突っ込みいれたりするのもいいんじゃないかと。
子供のころになんも知らずわくわくしながら騎士物語として読みたかったなあと思うけれど、わりと恋とか愛とか忠誠とか、しかし不倫やら不義やら所謂地雷女的なものも溢れているので、この話の本当の面白さは大人になってからこそわかるのかもしれない。
物凄く人間臭いファンタジーとも言えるのではないかと。 -
おすすめ資料 第304回 (2015.10.16)
後世の英文学に多くの影響を与えたアーサー王の物語。
最近ではカズオ・イシグロの「忘れられた巨人」のモチーフにも使われました。
ラーンスロット卿、ガウェイン卿、魔術師マーリンなどのキャラクターや「円卓の騎士」「聖杯」といったことばには、読んだことがなくても見覚えがあるのでは。
この本の大きな魅力のひとつ、ビアズリーの美しい挿絵が、中世の伝説の世界に入り込むのを助けてくれます。
【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】
https://www.lib.city.kobe.jp/opac/opacs/find_detailbook?kobeid=CT%3A7000154829&mode=one_line&pvolid=PV%3A7000261890&type=PvolBook
【神戸市外国語大学 図書館Facebookページへ】
https://www.facebook.com/lib.kobe.cufs/posts/884153148301058 -
ゲーム「ソニックと暗黒の騎士」のストーリーが、アーサー王と円卓の騎士をモデルにしていたので気になって読みました。しかしランスロットの荒らぶり加減を読んだあたりで挫折。
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『ぼくらの頭脳の鍛え方』
書斎の本棚から百冊(立花隆選)82
世界文学
まあ、最低こんなところを。 -
学部時代、比較文学の授業でアーサー王物語と平家物語を比較できるんじゃないかと思って、とんでもなく無茶なレポートを提出したことがあります・・・。
無茶苦茶だったけど楽しかった。
ちゃんと通しで読みたいな。夏休み中に読めるかしら。 -
王と王妃と騎士と魔法使い、魔女だけではなく巨人までもが出てくるというファンタジーぶり、それから騎士が冒険を求めて旅に出るというパターンはRPGの元祖であるとも考えられます。イギリス版諸葛亮孔明のような魔法使いマーリン、冒険好きの騎士ラーンスロットなど、面白いキャラクターが次々に出てくる。イギリス文化や文学などを学ぶ上で外せない物語です。特にこの版は挿絵がオーブリー・ビアズリーなので大人でも、むしろ大人だからこそ楽しめるのでおすすめ。