ロ-トレアモン越境と創造

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480836458

作品紹介・あらすじ

深い謎につつまれた『マンドロールの歌』を遺して24歳で世を去った天才詩人ロートレアモン-。南米のモンテビデオから南仏のタルブ、ポー、そしてパリへと"越境"を繰り返した生涯を、実証研究の成果を踏まえて詳細に跡付け、文化的二重国籍者デュカスの作品創造の真実に多角的に迫る、画期的な詩人論。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>

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    所在記号:951.6||ロト
    資料番号:10195695
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  • ロートレアモン伯爵ことイジドール・デュカスについての本。
    というとありきたりだが、
    「マルドロールの歌」のマーヴィンのモデルになったジョルジュ・ダゼットや、デュカスのリセでの同級生や先生などのことについても書かれており、特にダゼットのその後の人生についてが「え!?そうだったの!」となった。
    少しでもロートレアモンに興味があったらおすすめする。

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著者プロフィール

1951年生まれ。中部大学教授・東京大学名誉教授。専門はフランス文学、フランス思想。15年から19年春まで東京大学理事・副学長をつとめる。91年、ブルデュー『ディスタンクシオン』(藤原書店)の翻訳により渋沢・クローデル賞、01年『ロートレアモン全集』(筑摩書房)で日本翻訳出版文化賞・日仏翻訳文学賞、09年『ロートレアモン 越境と創造』(筑摩書房)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『フランス的思考』(中公新書)、『時代を「写した」男ナダール 1820-1910』(藤原書店)、共著に『大人になるためのリベラルアーツ(正・続)』(東京大学出版会)などがある。

「2020年 『危機に立つ東大』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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