忠誠と反逆: 転換期日本の精神史的位相

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480855633

作品紹介・あらすじ

開国と国家建設をめぐる激動の時期に、自我と自我を超えた歴史的現実との対立・相剋を描いた「忠誠と反逆」をはじめ、これまで入手困難であった、幕末から明治初期を扱う思想史の諸論稿を集成。近世を対象にした『日本政治思想史研究』に続く、幕末・維新の思想史。「歴史意識の『古層』」ほか、を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 一家に一冊家庭のバイブル

  • 大学の授業以来の再読。
    その際の書き込みが結構あって「ほうっ、こういう読み解き方をするのね」とその授業内容の濃さを改めて感じた次第。
    丸山眞男が現在性を有する最大の理由は、歴史に現在・未来の問題点を見出そうとするその徹底的な姿勢なんでしょう。
    因みに歴史への対峙の仕方に小説家と学者の違いがあると個人的には思っております、はい。

  • 【簡易目次】
    忠誠と反逆 
    幕末における視座の変革-佐久間象山の場合 
    開国 
    近代日本思想史における国家理性の問題 
    日本思想史における問答体の系譜-中江兆民『三酔人経論問答』の位置づけ 
    福沢・岡倉・内村-西欧化と知識人 
    歴史意識の「古層」 
    思想史の考え方について-類型・範囲・対象 

  • 【選書者コメント】丸山眞男の「本店」でのお仕事。緊張感にあふれた文体が魅力的。

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