- Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480863379
作品紹介・あらすじ
辛辣で歯切れのいい論調で知られる上野千鶴子。六年間の引きこもりから復活した小倉千加子。当代を代表するフェミニスト二人が、フェミニズムについて徹底的に語り合った。今、あなたのフェミニズム観は、根底から覆される。
感想・レビュー・書評
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面白かった!
なんて過激なの!と途中で思いながらも一気に読み切ってしまった。最後まで読み切って、あとがきでにやりとする、そんな本。おふたりの狙いにまんまと嵌っていた。
もちろん、この本で2人が語っている内容に全面的に賛成はしない。
白か黒かじゃない、誰が正解ということはない。ジェンダーにまつわることは、日々悩みながら付き合い続ける問題なんだと、突きつけてくる本でした。
あと、自分の中にはバイアスがある、と定期的に自覚しないといけないな、とも改めて思った。
でもこの対談20年前なのね。いまもう一度この2人の対談をきいてみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相手の年代や階級を見て話を変えないといけないのは面倒くさい(^_^;)
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「上野―サブカルの世界ではお互いが楽しく生きていけるわけですよ。それでコミュニティを作れるぐらいの規模はある」
宗教学の領域においては、宗教(教団宗教)―スピリチュアリティ(個人的宗教実践)という流れが、少なくとも大枠としてはあると認識している。
では、宗教ともスピリチュアリティとも言えないようなものってなんだろう?って考えてみたとき、それは「そのコミュニティではない人ともうまくやっていけるような、よりサブカルに接近したもの」がその一つの候補に上がってくるのではないかと思う。
すでに歴史宗教として受け入れられ、最近ではなかば観光の対象となっている教団宗教もある種サブカル的と言えなくもないのだけど、それ以外の領域からも、「怪しくない」「楽しめる」というところに重点を置いている宗教現象って結構出てきていると思う。それが今後ポスト・スピリチュアリティとして一つの大きな現象レベルになるのか、それとも散発的なものにとどまるのか、今後観察を続けて行きたい。
なお、本書に関しての印象としては、前半は小倉さんが妥当だなと思うことが多くて、後半は上野さんが妥当だと思うことが多かった。割と上野千鶴子と共感できるところもあって、読んでみないとわからないことは多いなあと思った。 -
お二人が歩調を合わせるでもなく、お互いに自己主張しているのですが、ちゃんと主張の根拠も言ってくれるので読んでる方も「そういう考え方か~」と納得できる感じ。難しかったけど面白かったです。
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いままでフェミニズムって何だかよくわからんだったのですが
いろいろありすぎて よくわからんのだなというのが本書で
わかりました -
対談って面白いんだね、とくに関西弁だと(笑)中身も興味深かったけど基礎知識不足でちょっと理解できず‥この分野に最近興味があるのでこれからを勉強しようかな、と思いました。
しかしこれ10年前のハナシだよね。予言は当たってるよ~// -
お互いが屁理屈ばかり言ってる様にみえた。
その中で勉強になったこと以下。
・自称フェミニストが多いこと。他称フェミニストでも自称フェミニストでない人は自分に関わることをやってきただけにすぎないと考えてること。
・女性知事が誕生したからといって、それがフェミニズムの勝利と勘違いする人が多いこと。 -
univ
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私がフェミニストかどうかは知らんが、少数派な考えに共感していることは分かった。
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2007年9月15日
語り口:対談形式
結婚制度とは、「自分の身体の性的使用権を生涯にわたって特定の異性に対して排他的に譲渡する契約のこと」という、おぞましい契約(笑)面白いけど読みにくい。上野千鶴子・小倉千加子の他の著書を読んでみたい。