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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
近年横行しているお客様至上主義も、企業の偽装事件も、民主主義・資本主義経済のなれの果て、起こるべくして起きたんだなぁ~と実感!
のらりくらりのその日暮らしな自分の生き方も、あながち間違いじゃなかったのかもしらん。と思える一冊でございました。
2012.4.6 図書館
経済成長の終焉と人口減少フェーズ。今までとは完全に違う思考で将来を考えねばならない。週休2日制が食うために働くことから遊ぶために働くことへの大きな転換点になったと、この辺はなるほどなと思う。貧乏だけど伸びしろがあって、みんなが同じように苦労して頑張ってるって状態はとても良い時代だったんだろうな。企業の倫理崩壊、派遣法のところも興味深く読みました。スモールサイジングして細々とやっていきましょう。
人口学者エマニュエル・トッド「文明の接近」に着想をえて書いたという平川さんの三部作目。50年代以降の産業資本主義、市場資本主義、金融資本主義のフェーズ。また、人口動態、経済成長、GDPそれぞれの推移を見ながらも、ご自身の子供時代をすごした町工場の話も。100年に一度の危機というより1000年以上前からずっと増えていた人口が減少へ転じたことは日本の有史以来初めてであること。これを「移行期的混乱」とする。(アメリカは今も人口増加)これまでの著書よりもわりと淡々とした読後感がありました。巻末の鷲田清一さんとの対談もよかった。
経営者の立場である筆者が提起する貨幣と労働の
関係性のテーマは実に深い
どうして企業が不正に手を染めていくのか
それは倫理観の欠如ではない
現代はけっして多様性の社会なのではなく
金銭的価値によって多様性を狭めているのではないか
こうした問いを発する業界人はきわめて少ない
それだけに著者の一言ひとことは含蓄がある
有史以来、初めて日本の人口は減り始めた。今や、人口増加を前提とした経済成長は見込めない。じゃあどう考えてどう生きるのか。という問いの入り口となる本。
移民いっぱい入れて、国内の人口増やして、安い労働力と内需つくればいいんじゃね?とか、GDPの増加は諦めて、一人当り生産力を増加させて強い個人が集まった国になれば?とか、いや、成長神話は諦めて、ちょっとずつ儲けるサスティナブルな社会つくればいいんじゃ?とか、経済に明るくない自分でも色々考えることがありました。
まぁ一番は、そんな時代に俺がどう生きて行くかですけど。
少なくとも国とか会社とかに頼ってあとはよろしくだとデスマーチ、ってことは分かったっす。
ここにセミナーの感想とともに書きました。
http://esk.blog9.fc2.com/blog-entry-1008.html
少子化、人口減少の考え方について、とても勉強になりました。
現代日本は歴史上初めて人口減少という新しい段階に入った。そこではこれまでに経験したことの無い混乱、いわば「移行期的混乱」が起きている。というのが筆者の主張である。平川氏の抑制された文章に非常な誠実さを感じる。「ああしろ、こうしろ」という啓発的なことは一切言わない。読者に要求しているのは自分の頭で考えるということだ。 無論、国家というレベルで物事を考えたときに、それが移行期かどうかは20年30... 続きを読む »
第5章が白眉。
医療、介護、教育、宗教などを、等価交換の価値観で計量してはならないという筆者の主張は、多くの人に共有されるべきであろう。
とても面白かった。何となく考えていたことが文章になって読める快感。
30代の自殺の増加に関する考察は、やや違う意見だけれども、言いたいことは伝わってきた。
収録された鷲田清一氏との対談だけでも読む価値がある。
可能なら星10をあげたいぐらいの良書。
現代の日本は、人類が初めて迎える人口減少の局面にあるのだから、既存の枠組みでは解決策は見出せない。
一歩後ろにひいて、視野を広くとって、今起こっていることをしっかり見つめて、どうすべきかを考えていきましょう。
「こうせよ!」「こうすべきだ!」というような語調は何も解決しない。
10/09/14。
鷲田先生との対談の最後に「危機じゃない、転換期だ」とある。まさにその通り。危機を煽ることからは何物も生まれない。もうそのような語り口はやめようよ。

経済成長をしない世の中への移行を提案。
現在はその移行期としての混乱状態にある。
人口は無理して増やすことは出来ず、逆説的にいえば人口が増えるために減少する。
成長戦略は必要なく、移行期的混乱を...





