ないもの、あります

著者 : クラフト・エヴィング商會

• 筑摩書房 (2001年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[こゆきうさぎ148さんの感想 · 2020年6月13日]

空想、ここに極まれり。
「よく耳にはするけれど一度として見たことがないものたち、あります。」(表紙帯)

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～
「堪忍袋の緒」「転ばぬ先の杖」「助け舟」などなど、耳にはするけれども、見たことがないものが揃っている、クラフト・エヴィング商會はそんなお店です。

この本にはクラフト・エヴィング商會よりすぐりの「ないけどあるもの」が実に23商品も紹介されています。

ユーモアと毒舌が絶妙にブレンドされたたった3ページの紹介文と1枚の絵…
その内容を読むたびに、「クスッ」「えー…」「うそー！」の連発でした。
でも結局、１つもお買い上げしませんでしたけれども(笑)、使っている人がいたら、そっと影から見ていたくなる、そんな魅力的な商品ばかりでした。

ちなみに、「この商品を使っている人を眺めていたいな」といちばん思ったのは「先輩風」です。
ー想像するだけで、またクスッとしてしまいました。

「ドラえもん」(藤子・F・不二雄・著)「あるかしら書店」(ヨシタケシンスケ著)「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」(廣嶋玲子・著)と合わせて読むと、より想像の世界にどっぷりつかって抜け出せなくなると思います。
よろしくお願いします。

[【静】さんの感想 · 2013年9月5日]

面白かったヾ(＞▽＜)。よくもまぁ流れる様なセールストーク考え付く事！こんな事すらすら言えたら世の中渡りやすいだろうなあ。『左うちわ』には、すぐさま飛び付こうと思ったけれど、よ～く読むと怖い事書いてある＾＾；悪魔の囁きか…いらんわ。

[mizuumiさんの感想 · 2012年6月25日]

くすくす笑いながら読んだ。
おもしろい。

この視点、ユーモア、少し辛口。
好きです。

「口車」に爆笑しました。
わたし、「一筋縄」が欲しいです。
一筋縄じゃいかない人生も楽しいもんです。

[honnooboegakiさんの感想 · 2012年6月16日]

単純に、げらげら笑いたいっていう時、ありますよね。
深く考えすぎた毎日からちょっとだけ抜け出したい時。
がっつり読書するパワーはないけど、なんか本を開きたい…。
そんな時に、笑う気持ちを取り戻してくれる
ユーモアあふれる1冊。

[猫丸(nyancomaru)さん · 2012/06/27]

｢笑う気持ちを取り戻してくれる｣
クラフト・エヴィング商會って、何か背中を押して呉れるような感じがイイですよね！

[ohsuiさんの感想 · 2011年5月5日]

脱力系、になるんでしょうか。
一杯引っ掛けながらさくっと読了。とりあえず堪忍袋の緒を１ダース注文したい。。

[司書KODOMOブックリスト（注：「司書になるため勉強中」のアカウントです）さんの感想 · 2023年6月10日]

「堪忍袋の緒、舌鼓、大風呂敷…よく耳にするが一度として現物を見たことがないものたちを、古今東西より取り寄せてお届けする風刺のきいた美麗なる一冊。赤瀬川原平書き下ろしエッセイ「とりあえずビールでいいのか」も収録。」

[pbh23864さんの感想 · 2022年8月27日]

単なるトンデモ商品の目録に過ぎることなく、小話も挟んでいるため非常におもしろい
個人的にツボなのは、「鬼に金棒」

[midoriさんの感想 · 2022年8月16日]

面白かった～です
なにしろあったら欲しいものばかりです
でも、見たことないものばかりでもあります
笑っちゃいました　そして自分の愚かさにも勘違いにも笑っちゃいました

冥土イン冥土！

[ラクレットさんの感想 · 2021年12月28日]

堪忍袋の緒、舌鼓、大風呂敷…よく耳にするが一度として現物を見たことがないものたちを、古今東西より取り寄せてお届けする風刺のきいた美麗なる一冊。赤瀬川原平書き下ろしエッセイ「とりあえずビールでいいのか」も収録。
（2001年）
— 目次 —
堪忍袋の緒／舌鼓／左うちわ／相槌／口車／先輩風／地獄耳／一本槍／
自分を上げる棚／針千本／思う壺／捕らぬ狸の皮ジャンパー／語り草／鬼に金棒／
助け船／無鉄砲／転ばぬ先の杖／金字塔／目から落ちたうろこ／おかんむり／
一筋縄／冥土の土産／大風呂敷

[Takeさんの感想 · 2021年12月7日]

装丁に惹かれて買ったけど、うーんイマイチかな。もう少し毒のがあると思ったんだけど…