李香蘭の恋人: キネマと戦争

著者 : 田村志津枝

• 筑摩書房 (2007年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[深川ふらふら遊覧記さんの感想 · 2014年6月21日]

李香蘭と中華電影の人々、特に暗殺された劉吶鷗との関係を中心に、良く調べて纏めてあると思う。当時の関係者の著作、新聞、雑誌記事、存命者の証言などにより、著者の推論を組み立てており、一定の説得力もある。とは言え、この著作が書かれた時期は、確証を得るためには遅すぎた、と言うしかないだろう。また、この本に登場する映画関係者に対する著者の姿勢はやや厳しすぎるように思うが、これは読者一人一人が考え、判断するしかないだろう。

[take9296さんの感想 · 2012年11月24日]

満映については、かつて何冊か関係書を読んだことがある。
李香蘭についてはまだまだ謎が多いのですね。