ひとり誰にも看取られず 激増する孤独死とその防止策

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484072197

作品紹介・あらすじ

NHKスペシャル「ひとり 団地の一室で」をベースに、大幅な追加取材を行って書籍化した、孤独死問題のバイブル!孤独死の原因、孤独死が急増している現状、地域社会による孤独死防止の取り組み、団地やマンションで孤独死が起きた場合の対処法、そして自分が孤独死しないためには…孤独死問題とその防止策を網羅。

感想・レビュー・書評

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  • 「どうして孤独死を防がないといけないのか」
    この本を最後まで読んでもこの答えは分かりませんでした。

    「周囲のおせっかい」「住居の管理人が後始末をする手間省き」
    そんな印象を受けました。

    「孤独死」の定義にもよるかもしれませんが、1人で死ぬことが誰にとっても本当に「孤独」なんでしょうか?

    死に対する価値観についてもっと議論が欲しかったな、と思いました。

  • 978-4-484-07219-7 232p 2007.8.12 初版

  • 人はみな死ぬ時は孤独だと思うのだが、ここで言う孤独死とは亡くなって何日も発見されない事を言うらしい。
    訪ねてくる人もいないから発見が遅れる。社会とのつながりも無くなった人たち。
    けれど、社会とつながらない事が悪とはいえない。
    結局、孤独死の問題とはなんなのだろう。

  • 孤独死が発生するようになった経緯を知ることができた。もちろん、この本で述べられている状況だけが発生経緯ではないと思うが、孤独死解消のための取り組みを詳しく知ることができた。

  • レポートの参考文献 孤独死についての色々を述べた本 NHKの番組のノベライズっぽいものともいえる 実例が載ってて役立ちました

  • NHKスペシャルでやっていた孤独死問題の番組発端の本。
    読み始めてから自分が小さいころに住んでいいた団地と気付き、
    孤独死が遠い話ではないと実感。

    孤独死&誰にも発見されず放置されることの背景について検証され、
    地域コミュニティーの重要性について書かれている。
    この本を基に、孤独死につながる要素でもある
    生涯独身者、熟年離婚のところに関心を持つきっかけになった

  • 取り組みの様子はすごく良かったけれど、最後の一言で台無し。
    所詮それかよっていう。
    この本で扱われるタイプの孤独死は、未必の故意の自殺のようなものだ。
    人に迷惑をかけることを恐れるあまり、助けをうまく求められない人が、孤独になってしまう。
    そうならないための取り組みについて書かれた本なのに、なぜ「孤独死されたら迷惑」なんて言ってしまえるのか。

    たとえば自殺だったら、「自殺を防ぐために一番必要なことは自殺したくないと思うことです」なんてトートロジーは使わないと思うんだけど。
    「死にたがるな」じゃなくて「どうしたら死にたがらずに済むか」を考えなければ意味がない。
    「迷惑だから孤独死するな」ではなく「迷惑をかけてもかまわないから独りで死ぬな」と言えないなら支援なんてするべきじゃない。

  • 自治会での敬老会のきっかけとなった、NHKの報道番組である。常盤平団地の孤独死である。それを詳細に纏めている。

  • 独居している人が全員不死身にならない限り、看取られない死を皆無にすることはできません。
    孤独死対策を進めるマンションの中古分譲価格が上がるというのは、人々が死に所となりえる終の住まいを集合住宅に期待しているということ。
    人が助け合える社会が、成熟した社会なのだと思います。

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