アイデアの選び方 アイデアは、つくるより選ぶのが難しい。

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  • CCCメディアハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484122342

感想・レビュー・書評

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  • 11月21日(水) 佐藤達郎さん×嶋浩一郎さんトークイベント 【アイデアは、つくるより選ぶのが難しい?】
    日時:11月21日(水)午後7時~
    会場:西武池袋本店別館9階池袋コミュニティ・カレッジ28番教室
    定員:50名
    参加チケット:1,000円(税込)
    お問合せ:リブロ池袋本店 03-5949-2910
    http://www.libro.jp/news/archive/002957.php

    阪急コミュニケーションズのPR
    「「アイデアを作る・出す」ための本はたくさんあるが、
    じつはアイデアは「選ぶ・決める」ことのほうがずっと難しい。
    いくらアイデアがたくさんあっても、実行できる企画は1つだけの場合が多いからだ。
    せっかくいいアイデアを思いついても、
    「正しく選ぶ」ことができなければ、
    結局は凡庸な企画を実行することになる。
    企画の素であるアイデア段階での単純な多数決はけっして正解を導かない。
    「アイデアを選んで決める」ためには独自の技術が必要であり、
    本書ではまさにそれを仕事とする広告会社のクリエイティブ・ディレクターが駆使している様々な技術・方法を、
    一般ビジネスマンが幅広く活用できるように、噛み砕いて解説する。」

  • 言語化、文字化することの大切さ。クリエイティブだけでなく、ふだんの打ち合わせでも同じ。できる人、意外と少ない。

    98ページ、ダメなところの言語化チェック。これ、やらないなー。

    とにかく言語化することが大事。いい点も悪い点も。言語化しないと他人と共有できない。
    これ、音楽についてツイートするときもそうだな。ただカッコイイ、じゃなくて、なにが、どこが、どうして、どんなふうに、カッコイイのかを言語化しないとわからないよな。

    速読的に読めた。内容が経験に伴いだいたい分かるので。
    ひとつのジャンルを複数冊読んでいくと、読書スピード上がるんだろうな。

    新しい発見や知識がザクザク、というわけではなかったが、こちらとてクリエイティブではないものの同じ業界で20年以上働いているわけで、それで「おお、これはすごい!目から鱗が落ちまくり!」なんてことでは、それこそオイオイ大丈夫か?なのである(笑)。

    とにかく言語化、明文化ということに尽きるかな。

  • 学んだ点:①アイデアの方向性を定める
         ②アイデアの根本を言葉にする
         ③アイデアを理屈で説明できるようにする
    実践:①MTGで出た施策の効果について考える(人が増える、利益が増える)
       ②①の理由、良い点、悪い点を考えまとめる
    ①②はMTG中と帰宅後にノートにまとめる
       ③ファシリテーションで、自分の発言の理由を聞かれたら答えられるようにする(事前準備で定める)

  • 2014年6月初版
    佐藤達郎 著
    ==

    クリエイティブディレクターとしてアイデア選びの現場で著者が培った「選択術」のノウハウを公開した一冊。

    分かってはいるんだけどなかなかできずに、流されて、残業しているという、耳の痛い話を再確認できた一冊。


    アイデアの”選ぶ・決める”プロセスをより良く行うには、「コンセプト(理屈・左脳・言語化)」と「イメージ(感覚・右脳)」の両方を適切に持つことがとても大事。

    これだけでも忘れないように、あとは日々の業務で自分のスタイルを作っていきたい。

  • アイディアの選び方は?

    →理屈で考える大方針であるコンセプトと感覚的なゴールイメージが大事
    アイディア開発は、理屈で下地、感覚でジャンプ、理屈で選択、感覚で決定

  • アイデアを選ぶ方法を言語化していてわかりやすい。自分の中で選ぶ基準が曖昧なので参考になる。
    基本的に大事なことは
    言語化、方向性、理屈でキーメッセージ・コンセプト作り。
    以下、選ぶ方法の備忘録。


    ①一枚の紙に一案アイデアをだしまくる(効率的にシェア)

    ②粗選り。方向性ごとに分類。3つ〜6つ位の山にする。

    ③山ごとの案で順番をつける。(縦の整理)いいものは上に。

    ④方向性の分類を入れ替えてみる。(横の整理)山ごとの案をくっつけたり離したり。

    ⑤方向性ごとに一等賞をきめ、3案に絞る。

    ⑥最後の一案を感覚も動員して決定。論理的検討をつくした上で自分の勘を信じる。ブレるな。

    これらが大まかな流れであるが、その中でのテクニックが8つ。

    ⑴アイデアの根本を言語化。なにを目指し、何を表現しているのかを言葉にする。

    ⑵アイデアのいい所を言語化する。ネガティブチェックから始めると斬新なアイデアが出にくくなる。

    ⑶アイデアのダメな所を言語化する。アイデアを選択する上で、悪い所を認識して選択することは後々、後悔しないため。また、ダメな所を軽減するアイデアが考えられるため。そして何より指摘された時にそれを踏まえた上での選択だということで、説得力が増す。

    ⑷ポジとネガ。pros &consを考える。
    ⑵と⑶の合体。

    ⑸切り口に漏れがないか考える。ミッシー。

    ⑹①〜⑤は理屈で考えつくし理屈で分ける作業。それを⑴〜⑸をつかってやる。

    ⑺これらを踏まえた上で感覚で決定。その案にコミットする人、中心の人が最終的に決めるべき(クライアント、CD…)

  • 【読書ノート】アイデアの選び方
    アイデア出しの本が多い中、「アイデアを選ぶ・決める」ことを
    テーマにした本。

    筆者曰く、アイデア開発の全体像は
    ①理屈で下地⇒②感覚でジャンプ⇒③理屈で選択⇒④感覚で決定
    右脳と左脳を行ったり来たりを繰り返す作業を繰り返すこと。

    アイデアを「選ぶ・決める」ためのテクニックで役に立ちそうなのは
    ★アイデアを言語化する。
    ★アイデアのポジとネガを出す。
    ★コンセプトだけではつまらなくなる。ゴールイメージを何でもいいから持つ。
    ★コンセプトはロジカルに。イメージは感覚的に。

    コンセプトとイメージのバランスが取れて初めてきっと良いものが生まれる。
    良いなあとか好きだな。という感覚を大事に。なぜ好きか分からないけど好きな事を増やしたい。

  • 理屈と感覚でアイデアを選んでゆく手法、大変参考になりました。
    改めてこの視点で打ち合わせにのぞむと、理屈による検証が徹底的になされないまま、「流れ」で決まりかけることもやはり多々あり、こういうときにアイデアひとつひとつのメリット、デメリットを自分から提示できると議論もすすむな、と思いました。

    また改めて書評かかせていただきます。

  • 興味があるテーマで、広告業界で素晴らしい実績の著者だったので、そこそこ期待していたが、コレは!という箇所は特になかった…
    初心者向けの内容ならまだしも、「チームリーダー向け」と明記されているので、ターゲット設定にも疑問も感じる…

  • 実行できるのはひとつだけ。1枚1案で並べ、方向性ごとの一位を決め、最後は感覚で選ぶ。コンセプトとイメージ。

    言われると確かに、発想法やアイデアを出すことについてはよく聞くけれど、選ぶ、決める、についてはあまり聞かない、というか、別次元で語られている。ひとつながりのものなんだね。

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著者プロフィール

関西学院大学文学部教授。
1966年 宮崎県生まれ。
京都大学大学院文学研究科博士後期課程(東洋史学専攻)研究指導認定退学。京都大学博士(文学)。

主要論著
「尚書の銓衡の成立—漢代における「選挙」の再検討—」(『史林』78巻4号、1995年)
「前漢の文帝—その虚像と実像—」(『古代文化』第52巻8号、2000年)
『辺境出土木簡の研究』(共著、朋友書店、2003年)
『新版 中国の歴史(上)』(共著、昭和堂、2009年)
『中国古代軍事制度の総合的研究』(共著、京都大学人文科学研究所、2013年)
『多民族社会の軍事統治—出土史料が語る中国古代—』(共著、京都大学学術出版会、2018年)
など。

「2021年 『漢六朝時代の制度と文化・社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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