大金持ちの教科書

著者 :
  • CCCメディアハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484142388

作品紹介・あらすじ

お金持ちを目指すのであれば、最終目標は「資産がお金を稼ぐ」こと。資産形成の方法、起業の秘訣、野心の持ち方、リスクの正しい取り方、時代を読む目…本気でお金儲けをするために身に付けておくべき「普遍的なノウハウ」とは?

感想・レビュー・書評

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  • 非常に重要な資産家になるための考え方が書かれている。
    金持ち父さん貧乏父さんの主張と同じく、まずは事業オーナーになることから全てが始まると。
    「給料をもらう」のではなく、「お金を稼ぐ」という発想が必要。
    また、人的資本による収入ではなく、資本から自動的にキャッシュフローが入ってくることが重要。

  • 事業オーナーを目指す。自身でお金を稼ぐ。有益な情報に主体的に動く。投資をする。

  • インフレ時代
    →現金の価値が下がるので、現金を持たない
    →日本円の価値が下がることもあるので外貨に変える方法も

    お金持ちほど運を大切にする
    お金を稼げない人は運を軽視する

    世の中のほとんどの人は既存のレールの上でどうやって他人から評価されるかばかり考えて生きている。それはそれで重要だが、それではその思考の枠組みから抜けだせなくなると、結局は人生の選択肢をせばめてしまう。


    これからの時代お金を生み出しやすいのは、
    人材の確保が難しいブルーカラーの労働力を提供するサービスや、反対に省力化を行うための製品やサービス(家事代行など)

    ちょっとした手伝いをネット上で依頼することができるサービス
    物々交換などを仲介するネットサービス

    グローバル化している日用品

  • 『お金持ちの教科書』に続いて読了。
    これまた良本。
    お金持ちになるには事業でも株でも投資が必要とのこと。
    他にもマンガ『インベスターZ』にも書かれていなかった戦争の時の具体的な投資の話があり、大いに参考になった。

    僕は株式投資が好きなので、今のままで良いかな。

    < 以下はメモ >★や●は個人の思いつき。
    ・年収3千万円または金融資産1億円以上がお金持ち。
    ・給料だけではお金持ちになれないので事業オーナーになるべし。投資はよほどお金がないと充分に稼ぐことができない。
    ・為替と、低迷時の投資はゼロサムゲーム。上昇時の市場では全員が勝者になれる可能性がある。
    ・弱者から搾取するビジネススタイルは手取り早く儲けられるが広がらず発展しない。不特定多数からお金を集めるビジネスが発展する。例:Google
    ・ネットビジネスはコストがかからない。今後はさらに事業にかかるコストは低減していく。
    ・スタート時には借金をしない。特にデフレ時の借金は大敵。
    ・バブルは10年ごとにやって来る。バブルを利用する。★バブルが弾けた時の株購入で財を成す。
     ●今は仮想通貨バブルか?
    ・戦争当事国は軍需にお金が流れる。役人は賄賂で財を成す。
    ・戦争当事国でない場合は経済的利益をもたらす。
    ●北朝鮮への攻撃は中国・韓国・日本が被害を受ける。
    ・インフレは紙幣の価値が下がるので紙幣のままだと資産が激減する。株や土地は実態の値に収束していく。インフレ時には一旦下がった株を買っておく。
    ・お金持ちは「運」を大事にする。極限まで努力したことの裏返し。チャンスをものにしたことの裏返し。
    ・お金持ちになるには変化を受け入れ柔軟に対応すること。
    ●『フリー(FREE)』は必ず読む。
    ・賢いお金持ちは演繹法で考え、帰納法に戻る。そして演繹法と帰納法を繰り返す。
    ・理系の人は言語による論理性を意識する。●勉強する。
    ・二項対立は合理的な意思決定で重要。「そうは言っても」などと第三の軸にして逃げないこと。
    ・株式投資には個別銘柄リスクと市場リスクがある。市場全体の流れは個別銘柄よりも重要。
    ・リスク判断を狂わせるものは過大評価と執着心。
    ・過剰な「べき論」は排除。合理的判断が結果を出す。例:市民解放運動、フェミニズム運ち動よりグローバル競争で男女平等が実現。
    ・イノベーションには積極的に。「そんなの大丈夫なの?」くらいで参入する。●仮想通貨参入はもう遅い?★人工知能
    ・「みんなの意見は案外正しい」←勝間和代さんも何かで書いていた。割高なネット株も共同幻想だが、されど共同幻想でき意外と最後は帳尻が合うことも。
    ・ビットコインは金本位制と同じ。同じ道をたどる。
    ・「2001年宇宙の旅」は人工知能の進化で、人間は精神的成長を加速せねばならない、と促している。
    ・デジタル産業の狙いは、ありとあらゆる個人情報の収集。
    ・デジタルによる無料コンテンツ化が、直接ふれあう価値を向上させた。
    ・インフレ時には個別不動産よりも優良物件を組み込んだ不動産投資信託(REIT)が有利。
    ・インフレ時に強みを発揮する企業の株は次。
     ①優良な不動産を保有
     ②グローバルに展開
     ③日用品が主力商品
     但しインフレが長期化すると③でも株価は下がる。
    ・今後の日本経済のシナリオ
    [1.開かれた社会]
     移民を受け入れ結果、主要産業は知識産業へ移行。但し移民との軋轢は生じる。円安は進展しない。
    [2.閉じた社会]
     女性の社会参加は推奨されず、個人主義ではなく税制や社会保障も家庭主義へ。人口減で自治崩壊。難民は受け入れず。経済成長鈍化、金利上昇、円安進展、増税と財産課税、公共事業で特需、株や債権の投資は難しくなる。
    [3.どちらも選択しない]
     なし崩し、チグハグな対応。分野を限って移民受け入れ。円安とインフレ。海外での資産運用を本気で検討。金。株はグローバル企業。ビジネス環境は都市部が有利。

  • お金持ちの思考・傾向

    お金持ちがどういう傾向にあるか,どういう思考をするかについて書かれている。
    これらの傾向から,この先の社会でお金持ちになるにはどういう行動を取っていけばいいかも書かれている。

    一部なるほどと思うところもあった。例えば,実力という考え方自体が既に評価が固まった分野で,しかも他人から評価されるという使われる側の考え方だということ。お金持ちになるということは,他の人がやらないことをやる場面があるので,使われる側の考え方に暗黙の内に従っているようでは難しいという。

    しかし,全体としては一般的なことが書かれているような感じで,読み物として読むにはよいが,教科書のように具体的にどうしろこうしろというのはないので注意。

  • 前作よりも少し具体的にしたような感じ。 ビットコインなんかの見立てだったりを見ると、この人さらにお金増やしたんだろうなぁと。 インフレ時代になすべきことに関しては意識しようという気にさせてくれた。 お金持ちにはなれそうにないけど。

  • これも誰かのブログで紹介されてた本。斜め読み。

  • インフレが予想される時代に自身の資産はどのようにして守ればよいのか?①まず現金を保有しないこと。②物価の上昇に合わせて株や不動産に投資すること。但し、経済が混乱し一旦は株価や不動産価格は暴落するが、その後上昇するので注意。③円安になるので外貨に投資すること。但し、価格が上昇するタイミングはやはり異なるので注意。

  • 読みたい

    やはり、読み応えがあって、おもしろかった。

  • 金持ちになるには、事業わを興すしかないのかな。

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著者プロフィール

経済評論家。仙台市生まれ。1993年東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在、「ニューズウィーク(日本版本誌)」「現代ビジネス」など多くの媒体で連載を持つほか、テレビやラジオで解説者やコメンテーターを務める。著書に『新富裕層の研究』(祥伝社新書)、『戦争の値段』(祥伝社黄金文庫)、『貧乏国ニッポン』(幻冬舎新書)、『縮小ニッポンの再興戦略』(マガジンハウス新書)など多数。

「2022年 『スタグフレーションーー生活を直撃する経済危機』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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