なぜ「つい」やってしまうのか 衝動と自制の科学

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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484151083

感想・レビュー・書評

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  • システムI 速く直感的に impulsive 衝動的な
    システムR ゆっくり整然と reflection 熟考

    自制できるか
    やろうという決意が衝動から来るように、それをやめようとする決意にも衝動から発生する

    7日の間に8000の誘惑
    長期の目標を立てる、意識することで衝動に流されないようにする 水着とドーナツ

    自動システム化してしまう オデュッセウスとセイレーンの話 船の船員たちには歌が聞こえないようにしておいた

    筋肉と同じ、あるいは燃料タンクという考え方
    認知のプロセスを鍛える
    使えば消耗していく
    今で言うマインドフルネスに近い考えかも

    1 ある活動に関連した脳の活動が発生
    2 その行動をしたいという欲求を0.5秒後に意識する
    3 行動を起こす
    このプロセスを認知する

    そもそも刺激を遠ざけるのも手であると
    ex.チョコレートは見えない包装で覆って遠ざけてしまうなど

    本全体としては、衝動に関する研究や考察の話が多い。自制に関しては最後の方の11,12章にまとまっているので、衝動のメカニズムに興味がなければ後半だけ読むのも良し。

    以上、雑感でした。
    2021/1/10読了。

  • 衝動的にやってしまう心理についての本。面白い、、、、
    衝動性を調べるテストも書いてある。人差し指と薬指の長さの違いでリスクテークの度合いもわかるとか?ちょっとほんまかいなとも思いつつ「つい」読んでしまった。





    なせ「つい」やってしまうのか
    [目次]
    はじめに
    第1章命を救ってくれた衝動
    マガーク家との約束
    決して遅刻しない男
    トンネルの中の少年
    電車を乗り換えなかった男
    第2章 無意識のゾンビ脳
    思考の大部分は舞台裏でなされる
    システムIー速く、直感的に
    システムRーゆっくり、整然と
    思慮深い思考と衝動的な思考
    システムー思考とゾンビ脳
    機能的衝動と逆機能的衝動
    機能的衝動性ー空を飛んだバス
    機能的衝動性ーあるスキーヤーの死
    第3章衝動性と脳科学
    新しい脳科学の台頭
    現代のフィニアス・ゲージ
    衝動性について脳損傷からわかること
    人生に変化をもたらす脳の変化
    ゾンビ脳と人間の生存

    第4章発達途上の脳
    ティーンエイジャーはなぜ衝動的に行動しがちなのか
    幼少期の衝動
    ADHD 衝動に支配されるとき
    子ともの脳はとのように発達するのか
    精神疾患とティーンエイジャーの脳
    子とも時代の衝動性は生物学だけで説明がつくのか
    ティーンエイシのリスクと報酬

    第5章 様々な感覚と衝動性
    世界を理解する21の方法
    嗅覚のもつ衝動的な力
    第0脳神経と嗅覚
    性的衝動についてフッター派が明らかにすること
    衝動と閏下のにおい
    香水と情熱
    香りと衝動買い
    衝動を引き起こす音の力
    衝動を引き起こす温もりの力

    第6章 衝動を招く視覚の力
    われわれはいかにして見るのか
    見る方法は学ぶ必要がある
    閾下プライミングの力
    文化の影響
    理解は視覚にどう影響するか

    第7章個人差がある理由
    リスクをとるかどうかであなたの衝動性がわかる
    あなたのリスク比率を調べてみよう
    リスクテーキングのスタイル
    スコアの出し方
    衝動性を調べるテスト
    脳の営みとリスク、信用

    第8章愛の衝動
    一目惚れから性衝動まで
    即座に湧く欲望、徐々に募る恋心
    ダーウィンが考えた恋愛の理由
    愛と情熱
    互いに惹かれあうことについての2つの理論
    美を見る目
    美しい顔とは対称的な顔である
    肉体美
    0.7-多産の比率?
    興奮が魅力へとつながる理由
    門吊り橋効果
    性格と性衝動ド
    愛情、性欲と進化
    希少性は魅力をアツブさせる
    パートナー選択に関する俗説
    男性はセクシーな女性を求め、女性は地位の高い男性をもとめる 謝り
    男性は女性と比べゆきずりのセックスをより求めている 誤り
    女性は男性ほどオーガズムを経験しない部分的に正しい
    セックスの相手、女性は男性より好みがうるさい 正しい
    、、、

    第9章食べ過ぎの衝動
    なぜダイエットできないか
    ジャンクフードとジャングルでの生存競争
    食べたいという欲求
    衝動的な過食
    生活を支えるバクテリア
    ダイエットの衝動
    過食衝動を人為的に生み出す
    過食衝動に打ち勝つ10の方法
    小さい食器、口の小さいグラス、箸をつかう、飲み物には氷、みんなでたべると多く食べてしまう、寝る、空腹時食べ物買わない、お菓子は隠す、普段と違う手でたべる

    第10章衝動買い
    買い物客を誘惑する手法
    衝動買いの心理学
    衝動買いとスーパーマーケットの台頭
    世界一強力な販売マシンの中身
    通路の法則
    衝動買いと真実の瞬間
    触れて、感じて、衝動買いして
    ジャンクフードは安物フード
    衝動買いの障壁を取り除く
    第11章模倣衝動 突発的な暴動・自殺
    暴動の衝動
    模倣による自殺
    同調圧力と自殺衝動
    遅すぎた後悔
    猿まね
    他者の力
    身体的興奮と模倣行動
    「リーダーに従え」模倣学習の力
    瀬戸際で踏みとどまる
    第12章自制心を鍛えるには
    自制心とは何か
    衝動性と自制心
    衝動vs自制心
    身体の状態と自制心
    消耗から誘惑へ
    自制心をもたらす脳の2つのシステム
    燃料不足ーグルコースと自制心
    自制心を鍛えることは可能か
    宗教的信仰と自制心の向上
    まとめ
    おわりに
    自由意志は大いなる錯覚である
    謝辞
    著作物に関する謝辞
    注と引用

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