マンディ

著者 : ジュリー・アンドリュース 岩谷時子

• 阪急コミュニケーションズ (1979年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[boogiebluebabeさんの感想 · 2007年7月3日]

ジュリー・アンドリュースというと日曜洋画劇場のサウンド・オブ・ミュージックなわけですが、その女優さんが書いたという『偉大なワンドゥードゥル最後の一匹』を友人に借り夢中になって、同じ作家のもう一冊を自分で買ったのは十代に入ったばかりの頃でした。お小遣いを数ヵ月溜めた覚えがあります。孤児院で暮らす女の子が、誰にも内緒で、「自分だけの」庭を作る──という土台があれば、あとはこと細かに庭を作りあげていく過程、その困難と冒険はスパイスにすぎなくて、ディテールこそが肝要。黄色地ににじんだ鮮やかな表紙はいまも変わらず好きです。

著者プロフィール

1935 年 10 月 1 日生まれ。イギリス出身の女優、歌手、作家。ハリウッド黄金時代を象徴する最後の大物女優、伝説的なブロードウエイ・ミュージカルの女王。70 年以上にわたるキャリアを通じて、アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞などの数多くの賞を受賞。その舞台芸術への貢献により、2000 年には英国エリザベス女王により大英帝国勲章を授けられ、デイム(DBE) に叙された。
代表作はミュージカル「マイ・フェア・レディ」、映画「メリー・ポピンズ」「サウンド・オブ・ミュージック」等

「2023年 『HOME』 で使われていた紹介文から引用しています。」