渋谷

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  • 東京書籍
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487801268

感想・レビュー・書評

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  • ゼミの先生紹介本。現代の母娘の生きにくさ。自身はどうかと、振り返り。
    昔読んだ「理由なき抵抗」(前原大輔著)を思い出した。

  • 母と娘

    この永遠の

    愛と憎しみ

    そして救い


    (帯のあおり文より)

  • 尊敬する藤原氏の「渋谷」
    このシンプルな装丁。綴られたものとのギャップ。素晴らしいね

    環境が混沌とし過ぎると、心に訪れるは静寂のみだ。波の立たない海に思いを馳せられるとでも?

    切なく、そして痛かった。
    過去に消えていった痛みの断片を忘れないように、と繰り返し読んでいる。

  • 面白かった。

    読み終わって1年以上が経過するのだけど、 断片的に内容を憶えている。
    そいうった本は余り無いよ。

  • 藤原 新也 も歳とったんだなぁ。と、しみじった一冊。
    でも嫌じゃない。

  • 壮絶、凄惨
    人に希望を与えるのはドラマでも衝撃でもなくて、自分の存在を認めてもらうこと

  • 初めて渋谷に来たときの人の多さに圧倒された感覚はまだけっこう鮮やかだ。
    何人かの少女と、元少女と藤原さんの交流。
    そこに描かれている個々の問題よりも、それを通して浮かび上がる、
    また藤原さん自身も考え直す、写真の力なるものを、より追ってみたい。

  • 藤原新也は好きな写真家の一人だし、その著書も好きです。若者について取り上げる時も、その若者たちが生きている地面に降りてきて、しかも決しておもねらない。それは決して簡単なことではなく、著者の人生と思索の深さをそこに感じてしまいます。

    ▼写真とは文章や絵といった他のメディアと異なって、目の前にある“いま”を写しとり、表現するメディアだ。つまり写真行為とは被写体となる人の“今現在の姿を肯定する”行為でもある。▼

    2010/1/26 読了

  • 綾野剛くん主演映画の原作、ということで映画を観てから貸していただいて読みました。

    カメラマン藤原新也氏が少女たちを撮る際に感じたことなどを綴ったもので、とくに渋谷限定の内容でもないのですが…十代から二十代にかけての時期、さまざまな問題を抱えつつ、何者にもなれずに、誰かに見られたい、という思いを抱えている子たちの姿は、どこか自分にも思い当たる部分があって、なんだかなつかしかったです。
    そういえばあの時期私もよく渋谷に行ってたなあ、とか。

    地べたから他人を見下す、という感じはよくわかる気がしました。
    今はもう、あまり切実には思い出せないけど。

    文庫が出たらしいので買ってこようかなー。

  • 図書館にて。
    うーん、新しいと言えば新しい切り口なのかしら。
    写真家目線で現代の若者に迫る、といった感じ?
    他人だからこういう若い人に近づけるのかな?
    反抗期で不安定な年齢の人たちの不幸ぶった言動が好きではないので、
    そういう子たちとの関わりをピックアップされても、いい気分はしなかった。
    まあ、こんな風に本にするとしたら、ドラマチックじゃないとだめなのかもしれないけど。

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著者プロフィール

1944年福岡県生まれ。『印度放浪』『全東洋街道』『東京漂流』『メメント・モリ』『黄泉の犬』『日本浄土』『コスモスの影にはいつも誰かが隠れている』『死ぬな生きろ』『書行無常』『なみだふるはな』など。

「2022年 『若き日に薔薇を摘め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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