- Amazon.co.jp ・本 (516ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487802128
作品紹介・あらすじ
「泉鏡花文学賞・親鸞賞受賞」 日本から中国へ,膨大な取材と9年にわたる執筆。これまで至難とされた人間道元の実像と思想の全貌に迫る立松和平渾身の記念碑的作品。
感想・レビュー・書評
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知人に貰った本
とりあえず上巻
難しいと言われたが
禅と道元に興味があったので
滞りなく読めた
ひろさちやの本を読んで
いたのか良かったかな
このあと図書館で借りた
ひろさちやの『釈迦 最後の旅』
をとりあえず読む。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ギブアップ。
図書館で借りて来たが期間内に読み終わらず、返却。
独特の語り口調と、描写の詳細さでかなり手応えのある読みづらさ。さらにあまり盛り上がりはない。
でも道元をよく知るには良い本だと思う。時間がある時にまた挑戦したい。 -
道元の仏教においての思想の流れを描く。旅、考え、・・・涅槃。文教の深層、そしてクリアな心。泉鏡花の流れが継ぐほどの浪漫なのだろう。
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第35回泉鏡花文学賞受賞、第5回親鸞賞受賞作品
曹洞宗大本山永平寺には2回程お参りしました。その開祖道元禅師の生涯を永平寺の機関誌『傘松』に連載した小説を上下巻2冊としたもの。
公家の家に生まれた道元、世は権力争いの乱世。血なまぐさい俗世を離れ13歳元服前に出家する。
叡山の叔父承円の下で天台教学を学びつつ、二度宋に渡った栄西に教えを乞う。18歳で栄西の高弟建仁寺の明全の元へ行き臨済禅を学ぶ。
道元24歳で入宋、正師を求め26歳で如浄和尚に出会う。
28歳、師如浄和尚の印可を受け嗣法し初祖摩訶迦葉から受け継がれてきた祖位の51世として列した。正伝仏法を得て道元は日本にむけ船に乗る。
章により右門と明全の年齢のあり方が変。
章により明全の弟子が高照と表記されたり亮照と表記されたりする(もちろん話の筋から同一人物なのは確実)。 -
【配架場所】 図書館1F 913.6/TAT
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図開架 913.6:T217:1
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