- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487803606
感想・レビュー・書評
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古典は面白いんだ。
著者と同様に私も声を大にして言いたい。
でも、現実は文法でノックアウト。
これは教える側にもきっと問題あるんだろうね。
反省してます。
こんな本をきっかけに古典に興味を持つ子が増えたらいいなー。
もちろん私も教壇で頑張りますよ。 -
本書は元祖『ヤンキー先生』として受験界ではその名を知らぬものはいない代ゼミ,東進のNo1古文講師・吉野敬介先生による「裏バージョン古文教科書」ともいうべき一冊です。自身が長年書きたかったのだそうです。
僕自身も彼の授業を受け、高校時代では無味乾燥だった古文がこれだけ面白いものだということを教わり、大学時代から現在にかけて、教わったことを現在でも活用させていただいております。本書は代ゼミ,東進のNo1古文講師である吉野敬介先生による「裏バージョン古文教科書」といった位置づけの本です。
本書を読んで、古典というものには,スキャンダルな話がいっぱいあるものだなと改めて教わったような気がいたします。作家でもよく古典に題材をとり、現代にアレンジを買えて作品を作っていったという方は枚挙に暇がないように、ここに収録されているようなちょっとHで,ちょっと不気味で,ちょっと変態な物語の数々こそが、実は人間の機微に触れるというもので、だからこそ『古典』の重みを現代に伝えてくれるのだと思っております。
教科書にはまず収録されない話題、たとえば、一休さんが実はとんでもないスケベジジイであったり、ある女性を愛するはゆえにその便器の中を見たいと激しく思う男の話。さらには鬼と衆前で人目もはばからず鬼と『契りを交わす』(何のことかはご察しください) 皇后様の話や、いとしさのあまりに愛するものの体を食べてしまったというなんとも恐ろしい話が収録されておりまして、
『長年こういう内容の本を書いてみたかった』
と筆者自身がおっしゃるだけに、その内容は確かに
『学校の授業では決して教えられることがない』
ものばかりでございました。
さらに本書では原文のほかに詳細な現代語訳に加えて、人生の酸いも甘いも知り尽くした筆者によるキョーレツな突っ込みも収録されていて、それがまた笑いを誘い、作品世界の奥の深さをわれわれに教えてくれるものでありました。古典の本当の面白さの一端を教えてくれる高著です。ただし、誰もが読んでいいものではないということを、最後に付け加えておきます。 -
高校の時読んだ古文の変な参考書も似たような本で同じ著者かと懐かしくて読んだが、どうやらちがう人らしい。
こちらのほうが読みやすく、(参考書には係結びとかの説明があったし)古典って難しいイメージだけど、こんな変な話もあるよ〜と紹介してる感じ。 -
古典の入り口としてうまく使えば引き込まれると思う。エッチな話からおまぬけな話まで盛りだくさん。
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これは面白い。
古典にもこんな話があったとは…!w
ますます、古典好きになりました。 -
古典作品をわかりやすく解説し、ところどころツッコミをいれ、最後は原文を読む。
こうやって解説してくれると古典作品をたくさん読んでみたくなりますね。
昔の話、ツッコミどころ満載です。 -
『ROOKIES勝利学』の著者、吉野啓介の本を続けて読んだ。冒頭で取りあげた作品が『とはずがたり』。学生時代に読んでその奔放さに驚いたことがあってある意味懐かしかった。
1000年以上経っても残っている古典文学から得るところはやはり大きいと納得した。 -
古典文学がとても身近に感じられて、もっと他の古典を読みたくなってきます。筆者のツッコミにうなずいたり、笑ったり、ウザーと思ったりしつつ、痛快な気分になりました!