くらべる地図帳

著者 :
  • 東京書籍
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487804757

作品紹介・あらすじ

くらべてみればすぐわかる、日本の本当のすがた。

感想・レビュー・書評

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  •  日本の各都道府県を様々な視点から比べてゆく。最も海岸線が長いのは、もっとも高いビルが最も低い県はなど意外な結果が興味深かったりする。なかには琵琶湖と富士山のどちらが大きいのかなどという変わった比較もあるが、どのように比べても富士山の方が大きいという結果はいわれてみればそうかもしれないが、意外で面白かった。小さな発見がたくさんある本だった。

  • 2018/06/05:読了
     地図で日本を比べるという本。
     いろいろな統計を地図で示していた

  • 眺めるだけで面白い。群馬と栃木の比較とか、もう比較しますってだけで笑える。中身はいたってまじめなのもなんだか独特のおかしみがある。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00513851

  • <内容>
    第1章  くらべてわかる日本のすがた
    第2章  風土と暮らしをくらべる
    第3章  くらべて見る日本ところどころ
    第4章  歴史をくらべる

    <内容>
    地理研究者による日本概説書。わかりやすくときどき「へぇ~」が出る。逗子市立図書館

  •  日本国内の地理に関する様々なデータを、地図帳に表した本。

     例えば、日本で最も面積の狭い香川県よりも、岐阜県高山市の方が広いとか、富士山が見える一番遠い場所はどこかとか、地理に関する雑学がとても分かりやすく載っています。
     とにかく、地図とグラフがきれいです。また、地図で表すことにより、とても見やすくなっています。

     改めて読んで、なるほどと思うこともたくさんありました。

  • 所在:展示架
    資料ID:11001776
    請求記号:291.04||A83

  • そんなに奥深いものでは、無いけれど、
    読むことで、地図を読む楽しさが分かります。

    旅行した先々で、土地に親しみがわきそうです。

    地元の裏六甲や、トンネルはもちろん、
    琵琶湖が、淀川水系というのが、興味深かったです。
    …この辺は、絶対マクドっていうのも笑えました。

  • 図書館でたまたま見つけた本。
    くらべる。くらべる。くらべる。日本は案外大きな国。一番海岸線の長い都道府県は北海道ではない。日本一利用客の多い空港、少ない空港。一番高いビルが一番低いのは奈良県、などなど。
    知的好奇心が刺激される一冊。

  • 浅井氏の本は以前に読んだこともありますが、地図を見るのが好きな私にとっては、この本も楽しむことができました。この本を読むことで、国道や山や川を始めとして「豆知識」も増え楽しい時間を過ごすことができました。美容院が人口比でもっとも多いのが秋田県で、それを「秋田美人」と結びつけている点が面白かったです。
    以下は気になったポイントです。

    ・四川盆地にある重慶市は人口:3235万人で世界一だが、面積8.24万km2(北海道とほぼ同じ)もある、上海は6341km2で1921万人、北京は東京23区の27倍もあり、1633万人(p11)

    ・日本の排他的経済水域と領海を合わせた面積は448万km2で、日本の総面積を12倍で6番目の広さ、国土面積を加えた面積(485)は、世界9位(p13)

    ・流域面積とは、降った雨がその川に流れこむ範囲であり、すべての川の流域面積を合計すると日本の面積となる、淀川本流の長さは75kmで67位の長さだが、流域面積では8240km2で7位となる、琵琶湖を含むため(p31)

    ・石狩川は明治末期からの改修工事のため100km以上も短くなり、368kmで3位だが、かつて(明治時代)は日本一(p33)

    ・日本の面積の14.3%(5.04万km2)は自然公園、国立公園:29、国定公園:56、都道府県立自然公園:309である(p53)

    ・戦前までは西日本では納豆は食べられなかった(今でも消費量は低い)が、健康増進の効果があるということで食べるようになった、九州では熊本と鹿児島県のみ食べられていた(p67)

    ・国民からもれなく税金を徴収する手段として、また徴兵のために戸籍を明確にするひつようがあり、1875年に戸籍制度が確立、日本人全員に名字をつけることが義務化(p89)

    ・東京23特別区は、一つの区が市町村と同じように独立して、区長・区議会員も選挙で選出、政令指定都市の行政区の区長は市長が選任する(p91)

    ・東京文化の影響を受けている地域は、東京にならって「マチ」、上方文化の影響を受けている地域は「チョウ」、しかし北海道は「チョウ」、九州の福岡と熊本は「マチ」(p99)

    ・新潟県は、明治の中頃までは日本一人口の多い県であった、まんべんなく人口が分布していたので集落が多く神社が日本一多い(p129)

    ・廃藩置県の直後に施行された「大区小区制」の地方行政制度により、東京府は改正されながら11大区103小区に区分された

    ・1878年の郡区町村編制法により、東京府に15区6郡(荏原、南豊島、東多摩、北豊島、南足立、南葛飾)にわかれた、1889年には市制町村制となり15区が東京市となっ(p135)

    ・1932年には20区を新設して、従来の15区と合わせて35区からなる大東京市が誕生、1943年に、東京府と東京市が合併して東京都が成立、東京が都政を敷いたのは東京府と東京市の二重行政を解消するため(p135)

    ・一つの旧国が3分割されたのは武蔵国で、東京・埼玉・神奈川に分割された、兵庫県は6つの国(播磨、但馬、淡路、摂津、丹波、備前)から成っている(p139)

    ・最後まで市にならなかった県庁は、浦和町(1934年)、そもそも埼玉県の県庁は岩槻に置かれる予定であった(p140)

    ・1975年に、市と村の数が逆転(643に対して640)、2010年には786市、757町、184村となって市の数が最も多くなった(p145)

    2010/11/6作成

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著者プロフィール

地理・地図研究家。日本地図学会会員。青年時代に自転車で全国を旅行して以来、地図、地名、鉄道など「地理」を題材にした著作活動を続ける。著書に『駅名・地名 不一致の事典』『難読・誤読駅名の事典』『平成の大合併 県別市町村名事典』(以上、東京堂出版)、『ほんとうは怖い 京都の地名散歩』(PHP研究所)、『知らなかった!驚いた!日本全国「県境」の謎」(実業之日本社)、『日本の道路がわかる事典』(日本実業出版社)、『日本全国「駅名」地図帳』『50歳からの「青春18きっぷ」の旅』(以上、成美堂出版)など多数。


「2023年 『日本全国 奇妙な県境・市町村境の事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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