文具の流儀: ロングセラーとなりえた哲学

著者 :
  • 東京書籍
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  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784487805228

作品紹介・あらすじ

各文具メーカーの「フラッグシップ」となる名品を徹底取材。名品の名品たる所以を探り,美麗な写真とともに紹介する文房具大全。文房具ファン必携の完全保存版。

感想・レビュー・書評

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  • 「みすずノート」と「プロフィットスタンダード」はこの本の影響で買った。
    「プロフィット21」は高いので諦めた

  • 掲載されてるロングセラーの文具が、欲しくなる。
    ペンやノートは奥が深いね。

  •  文具に限らずロングセラー商品の秘密というのは、TVなどでも見かける企画であるが、「フィックスペンシル(芯ホルダー)」や「レーダー(消しゴム)」、「ヤマト糊」を入れてくるあたりが面白い。コクヨのキャンパスノートのように定期的にデザインを変えているものもあるものの、概ね、デザイン、材料、製法などが当初から変わっていないものばかりである。そしてなにより重要なのが、考え方が全く変わっていないということである。ここにロングセラーであることの理由が伺える。あと面白いのは「マジック」「マッキー」のように最初から完成されたデザインと仕様で登場している製品が少なからず存在していることである。見せかけのデザインではなく使う人の事をしっかりと考えて作られたデザインだからこそロングセラーとなり得たことがよく分かる。

  • 所在:展示架
    請求番号:589.7 Ts26
    資料ID:11601438

    みなさんが普段使用している文房具は、どのようにして開発されたか知っていますか?ボールペンはどのような構造でインクを出しているのか?消しゴムが文字を消すメカニズムは?
    ストレスなく何気なく使え、どこでも手に入るあの定番ロングセラー文房具たちは、今までの商品開発があったからこそ存在するのです。

    文房具は技術力と情熱の結晶である!
    この本を読むと、そう思わずにはいられません。
    しかもフルカラー!おすすめです。

    選書担当:矢野

  • 文具、その中でもロングセラーとなったものについて、少し掘り下げた内容の紹介。
    鉛筆だったり、ノートだったり、普段何気なく利用している文具にも、それぞれに味わいのある物語が込められていることを実感する一冊。
    使っている物が書かれていると思わず大切に使いたくなります。

  • 参考になった。

  • 定番の文具の歴史とそれに関わった人物や技術を紹介した本。国内外約40種類の文具を取り上げる。
    いずれの例でも、開発者の設計方針と弛まぬ技術改良が消費者のニーズに合致した場合に、定番となるようなヒット商品が生まれている。多くの筆記具やメモ・ノートが紹介されているが、海外メーカーの文具はメーカーの考え方を主体として作られているのに対し、日本の文具は消費者視点で作られている印象を受けた。
    日本の製品は、創業者が海外の製品に刺激を受けて製品作りを始め、それを徐々に改良して今日の製品に至るパターンが多い。消費者の声を反映したモノつくり。それが日本の定番商品として長く愛用される理由なのだろう。
    ちなみに、ここで紹介されている文具で、現在も使用しているものは残念ながらポストイット以外に一つも無かった。学生の頃は、トンボやユニの鉛筆、レーダー消しゴム、マルマンのスケッチブック等を使っていた。どこにでもあるただの文具と思っていたが、開発の歴史や技術を知って、文具に対する見方が変わった。定番商品に共通するのは使いやすさ。製品には使いやすさを追及した細かなノウハウが反映されている。
    たまには文具店に立ち寄って、定番商品をじっくり眺めてみるのも良いかもしれない。
    また、この本は装丁、紙質、読みやすい文章、上手くレイアウトされた写真など、とても品が良い印象を受けた。おそらく著者も文具の開発者に刺激を受けて、読者視点でこの本を作ったのではないかと思う。

  • 様々なロングセラーステーショナリーをフルカラーで紹介する豪華な単行本。
    2400円のお値段も納得な濃密な内容も素晴らしかったです。

  • 文房具大好きな人には楽しい!
    どちらかというと可愛い文具大好きOL向けというよりは、
    堅実な実力派文具を集めた物。
    男性ならではの文具本と思った。

  • シャチハタ、マジックインキ、ポストイット、マッキー。毎日使っているこれらの道具。また、レーダー、トンボ8900、ヤマト糊。なつかしいこれらの道具。何気に使っていたが、熱意に裏付けられた技術開発があり、職人や経営者たちの技が秘められていたことを痛感する。

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著者プロフィール

ステーショナリーディレクター、文具コンサルタント。
文具の展示会「ISOT」の事務局を経て、土橋正事務所を設立。
国内・海外の文具メーカーを対象に商品企画やPRのコンサルティング、ショップを対象に文具売り場のプロデュースを行っている。
文具ウェブマガジン(pen-info.jp)では、文具コラムをはじめ、海外の文具展示会レポートなど様々な情報発信を行っている。 新聞、雑誌などの文具特集にも多数参画している。
著書に「モノが少ないと快適に働ける」(東洋経済新報社)、「文具上手」「文具の流儀 ロングセラーとなりえた哲学」「仕事にすぐ効く 魔法の文房具」(いずれも東京書籍)、「やっぱり欲しい文房具」(技術評論社)、共著に「ステーショナリー ハック!」(マガジンハウス)がある。

「2017年 『暮らしの文房具』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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