謎の転倒犬: 石狩くんと(株)魔泉洞 (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 66
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488012106

感想・レビュー・書評

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  • 柴田よしきさんの本も以前から読んでみたかった。最初に読むなら面白そうなこの本だなと思い、前々から読みたいリストに入れてあった物をやっと読むことができた。
    就職難でなかなか就職の決まらない石狩くんが、物凄い厚化粧の破天荒な占い師・摩耶優麗にスカウト(?)され嫌々ながらも占いの館・魔泉洞で働き始める。推理の内容は大袈裟な物ではないが、摩耶優麗に振り回される石狩くんが面白く、文章も非常に読みやすかった。石狩くんは望む職種に就けなかったけれど、何気に勝ち組なんじゃないかと思う。
    続きがあれば読んでみたい。なければ是非シリーズ化して欲しい。

  • 読み始めたところでまず。「転倒犬」って「ワンパターン」のシャレ?
    なんてアホなことを。筒井康孝のもじりですね。。。

    ユーモアミステリ全開の予感。
    就職も決まらずローン返済に追われる石狩くんが徹夜バイト明けに出会ったおばさんは、占いの館「魔泉洞」のオーナーにして占い師、摩耶優麗だった。
    でもってこの占い師の得意技(?)が「過去にちょっと行って見てきた」で謎を解く。

    むろん推理力に長けているからであり、石狩くんの性格についての洞察は自分を言い当てられたみたいでどきりとした。

  • ブックデザイン:緒方修一
    カバーデザイン:石川絢士

    時をかける熟女
    まぼろしのパンフレンド
    謎の転倒犬
    狙われた学割
    七セットふたたび

    時をかける少女
    まぼろしのペンフレンド
    謎の転校生
    狙われた学園
    七瀬ふたたび

  • 深夜のアルバイトを終えた僕が偶然出会った厚化粧の
    女性は、なんと連日女の子が行列をなす、カリスマ
    占い師・摩耶優麗だった…。彼女の下で働くことに
    なった「僕」こと石狩くんの受難をユーモラスに描く、
    本格ミステリ連作集。

  • 大崎梢「平台はお待ちかね」の巻末PRページから。

  • 就職難の時代ということから察することができるけど
    平成だけどちょっと古い話のようで懐かしいような気もしました。最初はこの古さが気になったけど、占いの事とかちょっとした謎が面白くて、いつのまにか夢中になってました。

    面白かったです。続きがあれば読みたい。

  • 短編集でさらっと読めて面白かった。

    就職に失敗したトカチくん(本当は石狩くん)が占い師にスカウトされてバイトから社員になって働く話。

  • 相変わらず多彩。コミカルで軽い話だけど、キャラクターが立ってるので楽しめました。謎の部分はこじつけっぽいけど、ミステリとしては読んでないのであまり気にはなりませんでした。

  • 人気占い師の占い師に偶然出会った石狩くんが、いろいろあったのちに、占い師の会社に雑用として入社。さまざまな謎が、占いの館に持ち込まれ、その謎を華麗な推理で占い師が暴いていく。
    デートの途中で失踪した彼氏、散歩の途中で転倒する犬、盗まれた有効期間が近い定期などさまざまなミステリーが石狩くんを襲う。



    ワガママな占い師の先生に振り回され石狩くん。なんだか可哀想なんだけど、たぶんずっとあのままだろうなってかんじ。だけど、会社の景気も良さそうだし、石狩くんは、ずっとあのままでいいよ。



    2017.5.21 読了

  • 怪しい

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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