女王国の城 (創元クライム・クラブ)

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著者 : 有栖川有栖
  • 東京創元社 (2007年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488012274

女王国の城 (創元クライム・クラブ)の感想・レビュー・書評

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  • 久々の学生アリス。舞台がバブル崩壊直前というところに驚く。そうだった。

  • かなり久し振りの江神サイドです。
    火村サイドのアリスと火村先生は35歳くらいからサザエさん状態ですが、江神サイドは90年代を超スローペース(笑)で進行中です。

    次の長編で江神サイドは完結という噂です。
    江神さんは無事、卒業出来るのか。
    もしくは母親の予言通りになってしまうのか。
    いつ次作が出るのかは予測不能です。
    当作が十五年振りの長編ですからね。

    「双頭の悪魔」ではマリアが失踪しましたが、今回は江神さんが失踪しています。

    前もって出掛けると言われていたが、おかしな点がいくつかあった。
    心配になったアリス達は、江神さんの後を追ってUFO信仰の村に向かう。

    村に到着すれば近未来的な建物が建っていて、そこは世界レベルで信仰されている宗教団体のものだった。
    初代教祖は宇宙人・ペリパリに出会ったことがあり、教団は彼の再来を待っている。

    教祖は予言も出来るようです。
    教団員達は個性的で少し電波系な気もしますが、基本的にはマトモですかね。

    教団内に閉じ込められているらしい江神さんを奪還しようしますが、失敗に終わります。
    当作では、EMCの立ち回りも見どころです。

    江神さんの不審者疑惑が解けて施設内に入れたと思っていたら、今度は殺人事件が起きる。
    三人も殺されたのに、教団は警察の介入を拒んでいた。
    アリス達は軟禁されてしまう。

    教団内はパニック状態なのに、最高責任者の女王は姿を見せない。
    事件の犯人はペリパリなのだろうか。

    舞台のスケールは大きいですが、犯人と特定する為のロジックは地味です。
    それだけでは弱いだろうとツッコミたくなりましたが、犯人はオチました。
    警察が入れば、すぐ解決したと思います。
    聖洞に早く入れば一件落着ですよね。
    正直な話、引っ張り過ぎだと思いました。

    ミステリ面では不満点がありますが、アリス達の逃走劇は楽しかったです。
    頭脳派モチと体力派信長の活躍は特に見ものでした。
    モチさん、失恋していたのか(泣)

    女王様が誘拐されていたという事実に一番驚いたよ!!!

  • バブルとか携帯電話の有無とかに時代の流れを感じる。あれから十年近くがたってしまっているのに、アリスたちはまだそこにいるのだ。そして終わっていない。状況のわりに緊張感がなさすぎるとか、つっこみどころが多いのは毎回のことで、推理が始まるまでをじりじり読み、読者への挑戦からぐわっと引きこまれる。ちょっと爽快感が少なく、江神さんの事情などもっとつっこんで欲しい点がさらりと流されてしまったのは残念。でもそこは彼らへの愛着でカバーしたい。次作は出るのか。

  • まず、いままでの江神シリーズとは文体とか雰囲気が変わっちゃってるのが残念だった。
    時間が経っちゃってるからしょーがないけど。
    あの雰囲気、わざとらしいい重々しいしとか思ってたけどあれはあれで一つの味だったんだなあ。

    クローズドサークルの状況を作るのもなかなか難しくなってきているのかなあ。
    今回の環境はあんまりときめかなかった…
    トリックに対して環境が大掛かり過ぎるっていうか…

  • キャー!信長さん、格好良いー!(笑)
    絆創膏コンビ(爆)の掛け合いが好き。
    そして読んだ本人は上下2段の500頁越え…。
    読み終わった!という達成感でいっぱい。
    「神倉」という山深い地域に本拠を置く宗教団体「人類協会」・「城」で起こった3件の殺人・11年前に起こった殺人事件・消えた拳銃・カフカの「城」・予言・すれ違った恋…。江神さんの推理はいつも自分の心身を削ってる様で、辛そうに推理を進めるのでなんとなく切ない。江神さん自身の心の安心というのは来ないのか?そして私は相変わらず「読者への挑戦」は惨敗…。もっか4連敗。あと1作…。多分全敗の予感。

  • 舞台は、急成長の途上にある宗教団体〈人類協会〉の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったとして思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、四人はレンタカーを駆って木曽路をひた走る。〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。下界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し……。

    いやー面白かった。大立ち回りがあったり部長の秘密がちらっと見えたりアリスとマリアにニヤニヤしたりと青春感マシマシで大変よろしい。真相が明らかになるまでは長くてしんどかったけど、真相が明らかになるとあれもこれもちゃんと繋がってすっきり。還暦を迎える前には最終巻が出て欲しいような、それも寂しいような。

  • 長いけど面白かった

  • 双頭の悪魔が受けたからって今度は江神さんか~分厚いから読みたくないな~と思っていたら面白かった。文量に対してさくっと読める。重くて持ち歩くのはつらかった。

    凶器の隠し場所云々については納得いかないし、あんなに全員の出身地を明記しては関係ありますと言ってるようなものではないだろうか。とかいろいろあるけど「事件をひた隠しにした理由」がよかったし釈然としない気分をラストに晴らしてもらえるので読後感がよかった。
    宗教を使って実際密室ではなく入れる場所が事実上密室になる、という設定も面白い。

  • 江神シリーズはそういえば初めてでした。
    読者への挑戦状もあり、とオーソドックスなミステリミステリしていて読んでいて楽しい。

    ところで、宗教団体“人類協会”の本部で殺人が起こり、そこで外界との接触を阻まれ囚われの身となって・・・みたいな流れなんですが。。。宗教団体=怪しいといった先入観はあるにせよ少なくとも読んでいてみんな善良に思えた。そこでの事件なのである程度はみんな斟酌してあげてもよさそうなのに無遠慮に暴れまわってる大学生みたいな印象。いやそこまでひどいことしてないだろと思うのに妙に喧嘩腰なんですよ。登場人物が人類協会の人たちに対して。
    いや別に自分がなんかの宗教団体に属していてそちら側からの見方をついしてしまうとかそういうことではないんですけどね。

  • 長い。寝る前に少しの量ではないし、日中に一気読みも難しい。
    それでもリズムよく進んでいくのでついていけた。

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