狼の時刻 (創元ミステリ’90)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488012410

感想・レビュー・書評

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  • この作品には推理要素は
    残念ながら、ありません。
    いずれの一連の事件も読者に
    包み隠されることなく伝えられているから。

    しかしながら、1つの事実に関しては
    これは推理不可能なものになっています。
    そのせいで一人、見事に犠牲になります。
    だけれども登場人物全員が何らかの
    闇を抱えているので、どうなってもおかしくはないです。

    ドロドロの世界をお楽しみください。

  • モラルを破壊してもなお魅力的な人間を書けちゃうのがアルレー。ロランなんか無鉄砲だし良心もないし、どうしようもない奴と思うんだけど惹き付けられます。それが狼となった人間という麻薬。そして奥付の著者の言葉がまたかっこいいんです。そんなこと言っちゃっていいの?と思うんだけどさらっとした毒とユーモア。お洒落だな〜。さすがフランス、と思わせてくれました。

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