- Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488012625
感想・レビュー・書評
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目次
解決/笑っている猫
[幕間の口上]
#1 探偵士ヘンリー・ブル博士
#2 探偵士マイク・D・バーロウ
#3 探偵士ベヴァリー・ルイス
<探偵士百年祭>の不快な出来事
[幕間の口上]
#1 ブル博士の解決
#2 バーロウの解決
#3 ルイスの解決
発端/寝ている猫
<NOTE> 山口雅也 -
山口先生のパラレル英国は、程よいさじ加減のアレンジで好きな舞台設定なのです。この作品にもキッド・ピストルズのキャラが出てたんですねぇ。知らなかったよ。
小説は最初に『解決』、ラストに『発端』という構成で、その他随所にゲームブック時代の香りが残っていて面白かった。
見取り図や暗号、ダイイングメッセージにアリバイ崩しなどなど盛りだくさんの要素が盛り込まれていて、一つ一つはそれほど大掛かりなトリックではありませんが、上手く3人の探偵役のシナリオそれぞれに分散されおり、シナリオ毎にまったく違った切り口での事件の側面が楽しめるようになっているのが良かったですね。(パラレルシナリオでありがちな、同時並行で同じ事件を追っている時のシナリオ間での情報の提示の重複感が少なくて、読んでてストレスにならない)
『世界は客観的に一つだけ存在しているのではない』のですねw -
古典もののパロディとして楽しめる。構成自体にもトリックあり。
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普通のミステリー
ラストは割りと好き -
元はゲーム・ブックだったという変わった作りの推理小説です。密室ありハードボイルドありと細かい所まで楽しめました。「ミステリーズ」等に通ずる部分もありです。