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みんなの感想・レビュー・書評
あえて小説で登録。
本当に何に入れて良いのかわからない本です。
結局通して読んでしまったのですがこういう本は是非手元に置いてゆっくり、興味のあるところから読んでみたいモノだと思います。そして忘れてしまった項目はまたひも解いてみたい。でも確かに読み始めはとても戸惑いました。
過去に読んだ本。
キアラン・カーソン、初挑戦。
ほんとにとらえどころのない小説。
度々挿入されるおとぎ話が、大学の頃のケルト民話を授業を思い出させた。
出てくる名前ひとつも魅力的。
孔雀石の緑、ギリシヤの黄土で作ったオーカーのインク、とか。
つながっていないようで、つながっている、と思いきや別の話が詰まった不思議な物語。
11/27 読了。
四読…くらい。やっと手元にやってきたので。オランダのチューリップ狂のくだりと琥珀の間のくだりが特に好き。パラパラとめくって少し読んで、また手の止まるところまでページを読み飛ばすような、そういうつまみ読みに適した本。羅列小説と私は呼びたい。
↓以下は初読時の感想。↓
小説…と呼ぶべきか否か迷いますが。
たとえて言うなら落語の枕を連想でずーっと続けていくような手法で、「琥珀」を掬い取っていく。琥珀っていうのはきっと、閉じ込められた記憶のこと。ある一つのものが存在するということだけで内包している膨大な歴史を、解きほぐしてはほったらかして次の琥珀に手を伸ばす。『シャムロック・ティー』も素晴らしかったけど、こちらも素敵な本だった。
物語のしりとりゲーム、という解説の表現はなかなか面白い。
A~Zまでの頭文字で始まる各章は、それぞれ別の話をしているようでズレながらどことなく繋がっている。
最初は何とも取っつき難い印象を持ったが、読んでいるうちに心地よい語りの中にどっぷり浸かってしまった。神話に関する話、芸術に関する話、宗教に関する話、などなどあらゆる物語や蘊蓄が語られる。書名にもある「琥珀」はその端々に姿を現し、とめどない物語をつないでいく。
ズレながら連なっていく数々の挿話にのんびり耳を傾けていれば、充実した読書時間を過ごせること請け合いである。
一度にバーっと読んでしまうのがもったいない本。
この精細な織物をきちんと読み解ける、感性と教養が欲しいと思います。そんなものなくても充分に楽しめるんですが。
所蔵して、夜寝る前に、パッと開いたところを読む。そんな読み方をしたい本です。
図書館で借りたのですが、どうしても手元におきたくて、購入することにしました。
古本だけどねー。
琥珀のように、渋い輝きを放つ、素敵な本です。
本物の琥珀と一緒に、枕元においておきたいですね。
ローマの詩人オウィディウスが描いたギリシア・ローマ神話世界の奇譚『変身物語』、ケルト装飾写本の永久機関めいた文様の迷宮、中世キリスト教聖人伝、アイルランドの民話、フェルメールの絵の読解とその贋作者の運命、顕微鏡や望遠鏡などの光学器械と17世紀オランダの黄金時代をめぐるさまざまの蘊蓄、あるいは普遍言語や遠隔伝達、潜水艦や不眠症をめぐる歴代の奇人たちの夢想と現実―。数々のエピソードを語り直し、少しずらしてはぎあわせていく、ストーリーのサンプリング。伝統的なほら話の手法が生きる、あまりにもモダンな物語。
本の解説に柴田元幸さんが書いている通り、早く読むより、毎晩1章のつもりで呼んだ方がいい。速読にはもっとも適さない本なのだ。そもそもストーリーはない。300ページ2段の本でストーリーがないのだ。 冷静に読み返してみれば50ページほどでストーリーの存在は諦めざるを得ない。そしてその後もストーリーは現れないのだ。やられたなあもう。 柴田さんの解説がとても適切なので、救われるが、それがなかったら本当に... 続きを読む »






