ショコラティエの勲章 (ミステリ・フロンティア 44)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 102
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017507

感想・レビュー・書評

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  • あかりが勤める和菓子屋、福桜堂と
    その2軒先にあるショコラトリー、ショコラ・ド・ルイ。
    和菓子と洋菓子が食べたい!!
    同作家さんのラ・パティスリーの登場人物も再び登場。
    出版年順に読んで良かった。

  • 北村薫の「私」シリーズが好きな人は気に入ると思います。
    途中からは、推理はあるけど事件らしい事件は起きないし。

    甘味のことあまり知らないので、ググりながら読みました。便利な世の中です。

    『ラ・パティスリー』とは独立してますが、こちらも読んでおくといいでしょう。

  •  神戸を舞台とする、連作スイーツミステリ短編集。
     老舗和菓子店の工場長の娘であるヒロインが、近隣の人気ショコラトリーの敏腕シェフと知り合い、親しむ中で、菓子に纏わるささやかな謎と人間模様の奥深さに触れてゆく。
     シェフが解き明かす人心の機微と、職人の矜持。
     華やかで甘い、夢見がちな題材を扱いながら、作風は切々かつしっとりと、苦味の残る『大人向け』のビターストーリー。

  • スイーツミステリー(^^) 私はかなり好きなテイストでした!主人公があまり主張するキャラじゃないから、ショコラティエの長峰さんがいきてる。カチューシャの少女やチョコレートハウスの奥さんは多少やりすぎ感がありますが、許容範囲。七番目のフェーヴの二人はその後どうなんだろう?ちゃんと幸せになれるのかな?考えると切なくなってしまう。あーおいしいショコラが食べたくなったぞぅ(o^^o)♡

  • 図書館で借りる。
    初の作家さんでお菓子描写に期待していたら、思った以上に人物描写がよくて楽しく読めた。

  • 食べ物系小説が好きなのと、テーマがスイーツなのが自分ブームなので読み始める。シリーズが他にあると知らなかったが、単体として読んで全く違和感が無かった。ミステリー要素に関しては意外性はあまり無かったが、スイーツの描写や人間描写は個人的に好みだったので星4。

  •  久々に激ハマりしている作家さんの上田早夕里氏によるスィーツを主題にしたミステリー、というより人間観察風ストーリー。

     氏の作品は(いろんな人が書いているが)キャラクターの造形に嫌味がなく読みやすい。
     ちなみにこの作品のショコラティエは理系出身とのことでかなり理屈っぽい職人肌の人間として書かれているが、主人公の女性も相当理屈っぽい(笑)

     それはともかく、現在滋賀県在住の私は、神戸に行こうと思えば行けるので、一息ついたら神戸でスィーツ食べるのもいいなぁ、と考えてしまった(笑)。

  • 著者のお菓子の描写が大すき。読んでいるだけで幸せになる。

  • この作者は「小松左京賞」を取っているので、SF小説がメインの人なのだろうけれど、田野倉は推理小説しか読んでないです。すみません。父が和菓子職人で、リストラにより無職になってしまったあかりは、現在その店で売り子をしている。そんな時、二軒先にチョコレートブティックがオープンした。あかりが店で買い物をしていると、目の前でギフト用の商品が万引きされる事件が起きた。けれど、万引きしたと思われる学生たちは、そんな荷物を持っていなくて…。ショコラティエとあかりが、色々な事件に関わっていく短編集。前作(といっても版元は違うが)「ラ・パティスリー」に出てきた菓子職人もちょっとだけ出ます。スピンオフって感じ?両方読んでると、更に楽しい。けれど、この二作には物足りないところがあるのだ。たぶん、わざとそういう風にかいてるんだろうけどね。

  • 和菓子より洋菓子かな

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著者プロフィール

兵庫県生まれ。2003年『火星ダーク・バラード』で第4回小松左京賞を受賞し、デビュー。11年『華竜の宮』で第32回日本SF大賞を受賞。18年『破滅の王』で第159回直木賞の候補となる。SF以外のジャンルも執筆し、幅広い創作活動を行っている。『魚舟・獣舟』『リリエンタールの末裔』『深紅の碑文』『薫香のカナピウム』『夢みる葦笛』『ヘーゼルの密書』『播磨国妖綺譚』など著書多数。

「2022年 『リラと戦禍の風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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