贖罪 (ミステリ・フロンティア) (ミステリ・フロンティア 55)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017569

感想・レビュー・書評

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  • 日本一空気のきれいな街で起こった殺人事件。
    殺された少女の母親と、発見者の少女たち。
    事件によって人生が狂ってしまった関係者、それぞれの贖罪。
    さまざまな出来事が絡み合い、拗れていく。

  • 大学生1
    2月

  • やっぱりそれぞれの視点から書かれる複数の物語が、最後に収束するのが湊かなえを読んでて面白いと思うところだと思う
    あと、変な母親多すぎない?笑

  • 面白かったんだけど、4人に犯罪を起こさせるために犯罪者や悪人にされたような周りの人が可哀想だったなと。
    エミリちゃんも兄妹の話のためにあんな殺され方になったのかと逆から感じてもやっとした。

  • 1つの殺人事件を登場人物毎の視点から描く作品。
    視点を変える事で、見えてくる事実が重なり浮かんでくる真実を知る感覚は、湊かなえさんらしいと感じた。
    その殺人事件によって、狂う各々の人生が描かれており、結局彼女達皆が殺人犯となる訳ですが、果たしてそれは本当に殺人事件に遭遇したからなのか…。

  • 独特の淡々とした文章構成で、すーっとひきこまれました。
    ひとつひとつに後味悪いのは変わらず。
    最後はちょっと救われるような、深みにはまるようなどっちとも言えない感覚に陥ります。

  • 「わたしはあんたたちを絶対に許さない。時効までに犯人を見つけなさい。それができないのなら、わたしが納得できるような償いをしなさい。」
    4人の少女たちに深く刻み込まれた約束。4人全員が…と重く息苦しくなるような物語。そしてあの事件の元凶は…。もうドロッドロで後味は最悪!嫌な気分にもなるのに引き込まれて一気に読んだ。

  • 罪の連鎖は心理面でも起こる。立ち位置はどうであれ、関係者の心にのしかかる。

  • 正にドツボにはまった贖罪の物語だと思う。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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