折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)

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著者 : 米澤穂信
  • 東京創元社 (2010年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017651

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折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)の感想・レビュー・書評

  • 時代背景が良い。ただ後半はうっすら結末が見えてるのが残念。

  • 米澤穂信氏が2011年の日本推理作家協会賞を授賞した作品「折れた竜骨」を読了。直木賞にも近年何回か候補になっている作家でありその物語構成力の高さは折り紙付きだ。

     今回読んだ「折れた竜骨」はなんと設定が外国であり登場人物達もすべてヨーロッパ人のような設定だ。読み始めて少し立って覚えた感じはドラクエのようなロールプレイングゲームをやっているような感覚だ。呪術や魔法がでてくるし、中性の設定だし、剣とか、傭兵軍団とかとかでわくわくするお遊び要素が沢山のファンタジー感あふれるミステリーとなっていて読み始める前に感じていた苦手感はすぐなくなり、あっという間に読み進む事が出来た。

     難と言えば主人公の姫の兄が登場するのだが、ダメダメキャラの設定はわかるが、あまりに不要な動きしかしないので邪魔な存在としか感じないのところだ。

    ファンタジーの物語展開の中に見事にミステリー要素を織り込んだ作品となっていて、中世の剣術・戦闘シーン、魔術よる不思議な戦い、探偵にような役割を果たす少年剣士など楽しめる要素満載なので、ゲーム好きな方達にはおすすめな作品です。

    中世の舞台にしたファンタジー世界の中展開される精緻なミステリー構築を読む事が出来る作品を読むのに選んだのがPink Floydの"Prism".久しぶりに聞いたけど古くさがみじんもないなあ。
    https://www.youtube.com/watch?v=TYJbLpMepsU

  • 2016.11.18読了 図書館
    舞台は中世ヨーロッパ。ソロン島の領主が魔術により殺された。娘のアミーナは騎士とその従士とともに犯人を捜し始めるが‥

  • 筆者の作品の幅を思い知らされたが、やはりこの類の世界観はアニメで見たほうが面白いのかなと思ってしまう。

  • 一気読み♪魔術が少し顔を出すファンタジーの味つけのミステリー。最後の謎解きの部分は まるで クリスティーのポアロの謎解きのようで 思わず笑みが浮かんだ。前半から少しずつばらまかれたほんの小さな言葉 出来事が伏線になって最後に ああなるほど と感心した。この感じは まさにクリスティーの「アクロイド殺人事件」のようだった。あの時の感動でミステリーが大好きになったのだ。それを思い出させてくれた 王道のミステリーだった。楽しませたもらった♪

  • ソロン島と、そこに隣接する小ソロン島。
    その城主の娘アミーナは、父を呪術により失う。魔導士を討つためにやってきたファルクと従者ニコルとともに犯人探しに乗り出すが、やがてデーン人が襲来してくる。

    米澤さんってこんなファンタジー書いたりしてたんですね。カタカナの名前が苦手なので不安でしたが、なんとか飽きずに最後まで読みました。しかし、眠らず食べず年を取らないという呪いは恐ろしいですね。

  • 私の苦手な分野、歴史とファンタジーの小説でしたが、ぐいぐい読めてしまいました。
    ミステリーの要素があったからかもしれませんが、もう、それ以上に世界観がすごい!緻密な描写でその光景が浮かんでしまいます。
    途中までは、歴史とファンタジーの世界にはまり、最後にはミステリーの謎解きにはまれる、すごい本でした。

  • こいつが、いやあいつが怪しいんじゃないか?というこちらの疑いはことごとくはずしたけど、最初に疑った人がやはり怪しい人でした。そして私が密かに期待していたロマンス展開を何も無しで終わらせたね。フワリとも匂わなかったね。(・д・)チッ これだけ前フリしといて、もったいない人多々よ。特に呪われたデーン人。バイキング船に乗って上陸イエッフー!なのに不死でキョンシーみたいな顔色だし、切り落とされた手足もくっつけちゃうし。そんなん私の好きなバイキング違う!← そんなわけで不完全燃焼な読後感です。

  • 《理性と論理は、魔術をも打ち破るー》

    文庫版が出ている中、ミステリフロンティア版で読みました。

    ファンタジーとか、中世とか、剣と魔法とか、イメージするのが苦手な分野だけど、意外とついていけた。
    傭兵のキャラはそれぞれ特徴や武器があるのでそれを意識すれば、戦闘シーンが少なくてもイメージできた。
    そして、「魔法」がありながらも、いや、その魔法や不思議を逆手に取った考察と論理で真実を明らかにする様子は「フェア」であり、ラストは・・・。

    米澤さんの小説といえば、そのタイトルにも注目。
    それぞれにそれぞれのキールがある。
    それが折れた時、果たして、どうなるのか、どうするのか、登場人物たちは、どうしたのか。
    「折れた竜骨」の意味を考えるのも、また楽しい。

  • ファンタジーでミステリーで歴史もの。
    作者があとがきするように、ファンタジー世界でミステリーを展開するには設定をきちんと読者に理解してもらう必要がある。そのため、ひたすら探偵役が言い訳をし続ける。物語としては本来興醒めなんだが、謎解きモードに入ってフムフムと条件の羅列に聞き入ってしまう。お遊びとしてのミステリ読書(犯人当てゲーム)とファンタジー小説読書が両立した良い本だった。

  • 中世ヨーロッパをファンタジーの舞台にしたミステリー。現実からかい離した部分と中世の社会が独特の世界を生み、その中で繰り広げられる謎解きもやはり現実的な部分と何でもありのファンタジーの世界が入り乱れているところに面白さがあるのだろう。

  • 魔術や呪いが存在する異世界(しかも外国)を舞台にしたファンタジー色の強い内容でした。魔術や呪いがアリの世界で殺人事件(魔術で殺された事件)の犯人を捜すというストーリーに無理があるように感じましたが、読み進めていくうちに、その世界観に引き込まれました。犯人は予想していたうちの一人ではありましたが、最期の犯人の行動の意味を知った時には心を打たれました。このミス2位になるだけのことはあります。個人的には1位のジェノサイドより良かったです。ジェノサイドの方が勉強にはなりましたけど。

  • 特に後半の展開が面白かったです。

  • 美少女(たぶん)の主人公、魔法を使う異国の騎士、美貌で巨乳(きっと)の女戦士、青銅の巨人、死者の軍団など、アニメ化すれば面白いのではないだろうか。

  • いやいやいや!これは面白かった。舞台は中世のヨーロッパ、騎士や魔術がまだ生きていた頃の設定。私は日本のミステリーだと思っていたので(この本を購入したのは2~3年前です)読み始めから、予想を大きく裏切られました。(あほやん)。中世ヨーロッパ世界ですので、読み始めは入り込めませんが(少なくとも私は)、ましてや魔法騎士とか何とか魔術とか出てきたら、オールマイティやんと、思いましたが、謎解きはきわめてオーソドックス。鑑定や科学捜査の代わりに魔法を使ってる感じで、謎解きとしても楽しめます。特に、後半の1/3位は活劇の要素も入ってきて、大いに楽しめます。続編が読みたくなる一冊です。

  • 著者の言われる
    「魔法が存在する十二世紀末のヨーロッパを舞台にしたミステリ」
    果たして成り立つのか?
    そこには、やはり疑問を感じてしまう。

    中盤の犯人探しは、答えが出てくるのかという考えが
    常に頭の中でチラついてしまった。

    ただ、ファンタジーのような雰囲気漂う舞台設定、
    勢いのある場面展開などぐいぐい引き込まれる。
    アミーナとニコルのやりとりには心が和んだ。

    犯人よりも、このソロン諸島にまつわる謎のほうがぞくっとした。
    こういう設定は初めて読んだけど、なかなかの意欲作で面白かった。

  • 面白かった

    ヨーロッパ舞台のハイファンタジーミステリ

    従士の少年がかわいい(マルクルイメージ)

    魔法が不確定要素ではあるけど
    理詰めで解ける仕様(全然わからないけど)

    女の子主人公なのもよい

  • ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、“走狗”候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年―そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、魔術と剣と謎解きの巨編登場。

  • ソロンと小ソロンはエイルウィン家がその昔デーン人を追いだして統べる北海に浮かぶ島である。
    首を斬らない以上死なないデーン人が襲来するとの危機感から領主は傭兵を募った。
    傭兵と顔合わせする日にやってきたのが騎士ファルクと従士ニコラ。彼らは領主が暗黒騎士という魔術師に狙われていると警告をし、敵を倒そうと訪れたのだった。
    まさにその夜事件は起こる。

    というのがサワリの部分。
    中世あたりの時代背景か?まぁ騎士とか魔術とかワクワクさせてくれる材料がいっぱい散りばめられているけど、その実ミステリーという内容。
    至極論理的で、魔術は手段として存在しているのであり、それで直接攻撃なんてことはない。
    その世界にひきこまれました。
    ひきこまれすぎて謎とき忘れてました。
    現代ミステリーだと手がかりとか論理とかとても注意深く読みこむのに、時代がかっているとその辺甘くなる模様。
    たまにはこんなカンジもよいかなと。
    もう一回読みたいです。今度は冷静にw

  • 剣と魔法とミステリー。
    そこに米澤穂信さんのすっきりした筆致で完璧な仕上がりだと思いました。
    アミーナが魅力的な語り手ですね。

  • 良かった。超良かったよ。

    今までのミステリーとは打って変わって中世ファンタジー調の話だから、「貴志の『新世界』みたいにミステリー作家がファンタジー書くのが流行りなのか!?」と思いきや、中世を舞台にしたミステリーでした。
    魔法とか呪いとかありますが、最初から最後まで「誰が領主を殺したか」が主軸です。普通のミステリー。

    感動したのは、魔法とか呪いとか何でもありの世界で、そういった非現実的な可能性を全部潰していっての解答編が素晴らしい。そしてニコラが可愛らしい。

  • 特殊設定下でのミステリ。舞台が中世英国という点が個人的にツボだったのと、久しぶりに再会した「米澤穂信」印の謎解きの面白さに、大満足。
    登場人物はみな個性的で、東方からきた騎士ファルク、その従士ニコラ、女傭兵などもっと掘り下げてアナザーストーリーも書いて欲しいくらい。
    孤島や砦、町の様子や服装や食事、どれも想像力が掻き立てられるようによく描かれていて…映像化…して欲しいなぁ。

  • ファンタジーでミステリー。
    2段組みでこの厚さ、登場人物や設定の多さに最初は怯んだけれど、読みやすい文章とテンポ良い展開に後半は一気読みだった。
    しっかり本格推理ものなのにファンタジーな世界にも引き込まれて面白かった。

    途中で走狗の見当はだいたいついてしまったので、どう終わらせるのかが気がかりだったけれど、自分はあれでほぼ満足。
    ちょっと合言葉というかタイトルが弱いかなーと気になったのはそれぐらいでしたね。

  • 面白かった。
    ミステリーというよりはエンターテイメント小説といった感じ。
    どのキャラクタもとても魅力的。アミーナ始めとし、凛としたキャラクタが多くとても美しい。

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折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)の作品紹介

ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父に、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた…。自然の要塞であったはずの島で暗殺騎士の魔術に斃れた父、"走狗"候補の八人の容疑者、いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たち、沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年-そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ?魔術や呪いが跋扈する世界の中で、「推理」の力は果たして真相に辿り着くことができるのか?現在最も注目を集める俊英が新境地に挑んだ、魔術と剣と謎解きの巨編登場。

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