メルストーン館の不思議な窓 (創元ブックランド)

  • 東京創元社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488019808

作品紹介・あらすじ

祖父が亡くなり、メルストーン館を遺されたアンドルー。不機嫌でがみがみやの家政婦、巨大な野菜作りに血道をあげる横暴な庭師と、ふたりの暴君にはさまれて、メルストーン館でそこそこ平和に暮らしていけるかに思われた。だが、遺産はそれだけではなかった。祖父は魔術師で、魔術師につきもののあれやこれやが、ちょっとした手違いから、よくわからぬままアンドルーに引き継がれることになったのだ。どたばたのさなか、突然祖父を頼ってひとりの少年があらわれた。唯一の身寄りだった祖母が亡くなって以来、へんてこな姿をしたやつらに追い回されているのだという…おなじみ英国児童文学ファンタジーの名手が贈る、にぎやかではちゃめちゃな魔法譚。

感想・レビュー・書評

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  • 祖父が亡くなり、メルストーン館を遺されたアンドルー。不機嫌でがみがみやの家政婦、巨大な野菜作りに血道をあげる横暴な庭師と、ふたりの暴君にはさまれて、メルストーン館でそこそこ平和に暮らしていけるかに思われた。だが、遺産はそれだけではなかった。祖父は魔術師で、魔術師につきもののあれやこれやが、ちょっとした手違いから、よくわからぬままアンドルーに引き継がれることになったのだ。どたばたのさなか、突然祖父を頼ってひとりの少年があらわれた。唯一の身寄りだった祖母が亡くなって以来、へんてこな姿をしたやつらに追い回されているのだという…おなじみ英国児童文学ファンタジーの名手が贈る、にぎやかではちゃめちゃな魔法譚。

  • [ 内容 ]
    祖父が亡くなり、メルストーン館を遺されたアンドルー。
    不機嫌でがみがみやの家政婦、巨大な野菜作りに血道をあげる横暴な庭師と、ふたりの暴君にはさまれて、メルストーン館でそこそこ平和に暮らしていけるかに思われた。
    だが、遺産はそれだけではなかった。
    祖父は魔術師で、魔術師につきもののあれやこれやが、ちょっとした手違いから、よくわからぬままアンドルーに引き継がれることになったのだ。
    どたばたのさなか、突然祖父を頼ってひとりの少年があらわれた。
    唯一の身寄りだった祖母が亡くなって以来、へんてこな姿をしたやつらに追い回されているのだという…おなじみ英国児童文学ファンタジーの名手が贈る、にぎやかではちゃめちゃな魔法譚。

    [ 目次 ]


    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 妖精王オベロンと魔法使い?アンドルーの陣地(結界)をめぐる争い。それに、ロンドンからやってきた少年エイダンを襲う存在に巨人、パック、人犬たち入り混じっての攻防のうちに夏祭りがやってくる。ハチャメチャな展開で面白かった。

  • 英国のファンタジー作家、エミリーロッダ。
    中学高校のときに好きだった作家さんの本を久しぶりに読みました。
    いたるところに感じられる魔法の気配、我の強い家政婦と庭師に大きな野菜、お金の増える財布にそれを追いかけてくる得体のしれないものたち。ハチャメチャな展開で楽しかったです。

  • 安定の面白さですが、今回はちょっとこんがらがってしまいました。
    大学教授の主人公が、祖父の館を受け継いだことから始まるお話なのですが、それがタイトルにもあるメルストーン館。
    途中で出てくる、敷地内の森の中に住んでいる謎の男のいるところがメルストーン屋敷。
    大体出てくる人物がもう一つ本当の名前を持っていて、なおかつ敵味方で姿がそっくりなのがそれぞれ出てくるという構造です。
    ややこしいっ!
    緑の洋服が似合う美人秘書のステイシーが素敵です。
    新聞の競馬欄のレース結果で占いが出来る人ですww

    装画・挿絵 / 佐竹 美保
    装幀 / 岩郷 重力+WONDER WORKZ。
    原題 "ENCHANTED GLASS"(2010)

  • 真夏の夜の夢との二重構造

  • ダイアナさん作品でおなじみの、非常に我の強い人がしょっぱなから出てくる。二人の暴君と表されていて笑った。おじさんの野菜攻撃面白かった。けどおばさんは苦手かも。
    女同士の諍いがすごかった。あんな風に怒れたら楽しそうである。
    あと、衝撃のラストすぎてワロタ。つまり、年下の叔父ってこと?わけわかめ。

  • 相変わらずだけどハチャメチャ…
    というよりぐちゃぐちゃ(笑)

    巨人のグロイルが踊り出すシーンが一番好きだな。

    2010年執筆ということはジョーンズ最後の作品になるのだろうか。
    この後にも何か出てるのかな。

  • 祖父が亡くなり、幼少時代を過ごしたメルストーン館を相続したアンドルーと個性的な街の住人が引き起こす非日常ファンタジー。

    アンドルーが館を相続して著作活動にせいを出そうとしていたのに次々と妨害が入る。その一つが祖父に助けを求めてきたエイデン。エイデンを軸に、巨大な野菜作りにこだわる庭師、Mr.ストックや部屋の家具の配置を換えたがるMrs.ストック、エイデンを狙う人々などが活躍してくれる。
    幼い日に祖父と過ごした日々は魔法なんてないという大人になる過程での価値観によってアンドルーの中で忘れられていたが、屋敷の相続というよりも魔法域の相続ということで魔法に触れていろいろなことを思い出していく。
    分身を作り出すというところがいまいちよくわからなかった。そして、アンドルーの分身はエイデンだとばっかり思っていたがそういう話でもなかった。それにしてもラストのエイデンの両親の下りは児童書にしてはかなり過激のような。いきなり叔父と甥になるんだものな。祖父がエイデンに遺産を残した理由がよくわかったが、現実に一気に引き戻されたような気がした。
    それでも夏祭りの一時の雷雨が見せた幻のような儚いものだったけれど、そこにちゃんと友情だったり愛情だったり感情が込められていて読んでいてどきどきさせられる物語だった。

  •  読んで良かった。面白かった。少し笑えた。一番驚かされた件は、鬼女どうしの
     いざこざからの急展開。出会って、一週間前後ですよ。ふえぇ。

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著者プロフィール

1934-2011。英国のファンタジーの女王。映画『ハウルの動く城』の原作者。

「2020年 『徳間アニメ絵本39 アーヤと魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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