赤朽葉家の伝説

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 2799
感想 : 557
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488023935

感想・レビュー・書評

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  • 「2008本屋大賞 7位」
    九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/646248

  • 親子三代の物語でそれぞれ個性があり、その時代において一生懸命に生きた。

  • 前半一気に読みました。万葉さんが魅力的、
    引き込まれるなぁ、瞳子ちゃん頑張ってほしい。

  • ミステリーじゃないけど有吉佐和子みたいで面白いなぁ・・・とサクサク読んでいたら、なるほど!ここに来て、やっぱミステリーだわなぁ。

    まさしく3代に渡る女の歴史。
    伝説です。

  • 長尺にも関わらず、飽きずに読了。次代に繋がれた数奇な物語、十分に堪能いたしました。やっぱり第二部が印象強く残ったかな。

  • 赤朽葉家三世代の歴史。
    毛鞠の話が印象に残っている。

    万葉の最初の未来視、残った手紙、万葉の言葉の意味が最後にひとつに繋がって
    読んでいて、そういうことだったのか!と思った。

    登場人物も個性的。

  • 赤朽葉家の千里眼奥様万葉、丙午生まれの不良娘毛鞠、閉塞感のなか生きる現代の娘瞳子、赤朽葉家の三代に渡る女性たちの物語。
    それぞれの時代を、それぞれのやり方で太く強く生きていく娘たちと過ぎ行く人々、とどまる人々。切ない恋と激しい青春、諦念と許し。大作で読むのに時間はかかったが、まるで赤朽葉の家が本当にあるように感じられた。ゆっくりと読みたい作品。

  • 万葉、毛鞠、瞳子。

  • 2008/10/23〜24 読みました

    赤朽葉家の伝説   桜庭一樹/著   東京創元社 2006.12

    人気作家、桜庭一樹を TVブックレビューで知り、
    その本を一冊ぐらい読んでおこうかなと 図書館に予約したのが・・・半年前の 2008/3/8 です。
    図書館の所蔵冊数は、2008/7/30当時で15 冊、予約件数162 件。 人気なんだね!

    やっと回ってきた〜と、読んでしまえばあっけない。あっという間のできごと!

    まぁ、最初はおもしろく どんどん読んで、
    途中は 暴走族の話とか知らない世界なので そんなもんか〜 と読み進み、
    現代になると だらだらした話だなぁと思いつつも 事件の真相が気になり
    ついに、読み終えた。
    戦後の地方経済や若者のいきざまと、少し不思議な人たちのお話。
    内容はといえば、イマイチ釈然としない 半端な感じです。 
    各時代の世相の要約は、へぇ そうだったんだ と おもしろかった。

    普段読む本では、一日数ページしか読み進まないことが多いから、桜庭一樹 さすがなのかなぁ?



    内容
    千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもない私。
    高度経済成長、バブル景気を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる3代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の姿を比類ない筆致で鮮やかに描く。

    著者:桜庭一樹
    「夜空に、満天の星」で第1回ファミ通えんため大賞に佳作入選。
    ほかの著書に「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」「少女には向かない職業」など。

  • 45:今まで桜庭さんの作品を(どうしてか)苦手に思っていたのですが、「私の男」を読んで苦手意識が薄れ、こちらも手にとってみました。万葉、毛鞠、瞳子と続く「伝説」の一族の物語は普通に面白かったのですが、瞳子が「自由」と名付けられるはずだった、というエピソードを考えると、そこにすごく想像の余地が生まれるというか、素敵な余白がある物語だなと思います。赤朽葉というモノから「人を自由に」するという意味なのかなとか。「瞳」は「人見」なのかな、とか。もちろん、想像でしかないのですけど。幻想と現実が分かちがたく溶け合う雰囲気、大好きです。

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著者プロフィール

1971年島根県生まれ。99年、ファミ通エンタテインメント大賞小説部門佳作を受賞しデビュー。2007年『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞、08年『私の男』で直木賞を受賞。著書『少女を埋める』他多数

「2023年 『彼女が言わなかったすべてのこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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