朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記

  • 192人登録
  • 3.47評価
    • (14)
    • (35)
    • (58)
    • (5)
    • (2)
  • 49レビュー
著者 : 柴田よしき
  • 東京創元社 (2007年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488023966

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記の感想・レビュー・書評

  • 何だか、パッとしないお話だと感じました。

    私の心がひねくれているせいか、ツッコミどころが多い気がしてしまって、感情移入が全然できませんでした。

    人間関係のシーンは、割とアッサリ読めましたが、いまいちミステリーのところにパンチが無く、満足できませんでした。

  • いじめで高校を退学し、引きこもりとなった小夏が主人公となり、日常の謎を解く話。小夏は引きこもりと言っても「必要がないので出てない」というか、家の中でもしっかり家事を担ってるし、友達もいるし、そんなに根っからのヒッキーというわけではない感じ(この辺は散々、小夏が自らの境遇を話中で語っている)。
    6篇の短編+エピローグで構成されている。

    ・ひまわりの誘惑
    向日葵はストーカーの合図だった

    ・黒い傘、白い傘
    雨じゃないのに傘を差している人を自宅のベランダから見かけ、どうしても気になってしまった小夏が謎を解く。

    ・さくら、さくら
    母が再婚するかもしれない。調べるために何とか外へてた小夏。しかしそこで「桜の木の下には死体が埋まっているかもしれない」事件に遭遇してしまう。

    ・朝顔はまだ咲かない
    表題作。
    「夏なのに朝顔が咲かない」と泣いていた小1の女の子。その子の鉢には、朝顔ではなく何故かアイビーが埋まっていた。犯人は誰で、どうして、どうやって鉢の中身をすり替えたのか。

    ・見えない人
    公園に遊具代わりに置かれた古い都電の車両。
    その中に幽霊が出る。その正体とは。
    この前の話までで小夏といい感じになっていた巽との仲が一歩進展する。

    ・窓を閉めて
    ・新学期 エピローグ
    古い上着のポケットの中に、くすんだ指環を見つけた小夏。それをきっかけに、引きこもる原因を作った元同級生に会いに行く。
    引きこもりの原因を作った当人はそのことをすっかり忘れていて、小夏も何も指摘できないまま終わるというモヤッとした感じだけど、逆にそれが小夏にとっては良かったのかもしれない。

  • あぁ、好きだなぁ、って思いながら読みました。
    秋ちゃんってもっとぶっ飛んでるかと思ったらそうでもなく。そんなところがかわいらしい。

  • ミステリーには分類できないけど、おもしろい

  • 久しぶりに柴田さんの本を読んだけれど、相変わらず多彩。引きこもりの女の子と少数の周りの人、狭い世界で起こる出来事。そこからほの見える広がる世界。その描き方は好きです。

  • ひきこもりライフも悪くない。ポチ、で終えられてしまうネット生活で便利だけどものすごくコワイ

  • ひきこもりの女の子が、日常の謎を親友と解き明かしながら少しずつ世界を広げていく連作短編集。
    柴田よしきさんは、皆がわりと意識しないで通りすぎてしまうことを拾い集めるのがうまいな、と思う。犬との遊び方や、なぜか泣けてしまうときや、美味しそうな料理や。
    物語自体は大きくない。なんせ主人公はひきこもりだし。だけど、なんだか読むとぐんと世界が広がる気がする。
    たぶんこの作家さんは、こういう風に人をみることが出来るあったかい人なんだろうな。
    これまで幾つか柴田よしきさんの作品は読んできていて、いつも小説に違和感を覚えるのに、気づくと引き込まれている。
    不思議な作家さん。

  • 北村薫風の日常のちょっとした謎のミステリー。
    小夏と巽の関係が尻切れとんぼで残念。

  • いじめをきっかけに高校を辞め、引きこもりになった小夏。

    小夏のママとの関係、親友の秋との関係、ふとしたことで知り合った巽くんとの関係を通して変わっていく小夏の心境の変化。
    それが小さなミステリーを絡めて描かれているので、おもしろく読めました。

    引きこもりになったきっかけと吹っ切れた瞬間は、あぁ、そんなものかもなぁと思いました。

  • 高校一年のときから、ひきこもりとなったあたし、鏡田子夏。あたしを訪ねてくるのは親友の秋だけ。 秋は奔放なイマドキの女の子。 今日も恋の一部始終を報告にやってくる。 そう 引きこもりのあたしにだって恋にも将来についても悩みはある
    そんな二人の女の子が遭遇した七つの出来事を描く青春ミステリ


    気分が落ちてる人
    何だか自分を見失った人に推します
    爽やかでテンポよく進みます

    引きこもりなんだけど、何故か親近感を持てる主人公・子夏
    強引だけど友達想いの秋
    写真オタクの巽
    優しいキャラ達に囲まれてなんだか心が暖かくなりました


    ラストもスッキリ
    しかしセックスに憧れて、というか…ドキドキするのはわかるけど、露骨に気にしすぎやろう笑
    個人的にママの言葉が一番キた。 親心に触れて泣きそうになりました


    2011/09/05

  • 頑張ったなぁ、なっちゃん。ひきこもりから最後はバイト生活までいっちゃうんだもんなぁ。

    心蠢く、ザワザワとした
    脱出したいけれどコワイと思う20歳の女の子の気持ちが
    よく描かれていた。「秋」しかり。謎解きも家にいるからこそ、気づくいつもとの違い、見たいな感じで柔らかだった。
    坂木司の「引きこもり探偵」とはまた違う、引きこもり側からの語りで新鮮だった。よかった、よかった。続きはあるのかなぁ。

  • ひきこもり少女の日常系ミステリ。これはミステリでは?と読み終えてから気付いた程、ミステリ要素は薄め。

    あまり主人公が好きになれなかった。ひきこもり脱出のきっかけを自力で掴んだのではないからだと思う。親友の秋も彼氏の巽も相手から寄ってきており、小夏が自分から近づいていったわけではないよね。
    あと、普通の少女の感性が苦手なのかもしれない。

  • 不本意な表現かもしれないが、やっぱりそれは幸運だ。

  • キャラ立ちしてんなー

  • 2010/10/19 まっとうな感じの連作。加納朋子さんを読んだ時のような後味。

  • 高校時代のヒドイいじめをきっかけに引きこもっている女の子。
    この子がもんもんとしながら毎日をとにかく生きてる。 偉い。
    小説だって解ってるし、現実はこんなに簡単にいろんなことが解るわけじゃないんだけど、でも偉いなぁって思ったのでした。
    外から見たら引きこもって何もしてないように見える人だって、
    いろんなことを考えてるし、悩みながら進もうとしてる。
    だからきっと、自分も頑張るべきなんかなって思ったりするのです。

  • 【あらすじ】高校1年生の時のいじめがきっかけで引きこもりになってしまった小夏。親友の秋だけが外の世界と自分を繋ぐ架け橋だった。そんなある日、小夏と秋の周りで事件が起こり、変化の無かった日々が動き出す…

  • H22.7.18

    引きこもりの女の子が、推理して謎を解いていく短編集。
    謎解きにちょっと無理がある気がするのですが。

    引きこもりに関心のある人が書き込んだのか、図書館の本なのに
    いたるところに線が引いてあって、「?」とか書き込んであるのが
    気になった。

  •  ひきこもり少女と、その友人、彼女を取り巻く人々を描いた、日常系の謎の短編連作。
     面白いし上手いんだけど、一歩作りすぎのような気がする。

     あと、ラストが私の知りたいことじゃなかったなぁ……そっちかーちょっと残念。
     もしかしたら続編出す構想なのかもしれない。

  • 引きこもりとなった小夏には
    一緒に暮らす母親と
    高校時代からの友人が一人
    それが世界だった

    そんな彼女に少しずつ風が流れ始める

  • 短編で、生活内から犯罪手前までの間のような謎ばかり。
    季節が巡り、人と出会い、変わらないと思っていた世界が動く。
    ひきこもり、という主人公の設定も、この本で2冊目でした。

    起こす謎、起こされた謎。
    むしろこれだけの情報量でよく分かるな、と感心します。
    が、最後の事件だけは納得します。
    物語の中だろうが、現実だろうが、これだけは変わりません。
    やった方は忘れても、やられた方は忘れない。
    嫌な現実を見た気分でしたが、踏ん切りがついたその姿は
    見習いたいものがあります。

  • ひそかな日常の謎ミステリ。でもメインは謎解きよりも、ヒロインの成長物語なのでしょう。
    引きこもり、とはひとくくりに言えないんだなあ。どうしようもない場合もあるものね。それでもそのままじゃいられないのが現実、というかなり痛い話……。しかしそれをしっかり理解して前進しようとするヒロイン、応援したくなりますね。なんだかぐだぐだ悩んで考えるところなんかも、非常に親近感がもてるし。ああ、それは同感、なんて思ったりも。
    友人の秋もいいキャラです。本当、こういう友達がいてくれるといいよね、と思えます。ほっこりとした気分になれる一冊でした。

  • ひきこもり女子高生の物語。少しずつ、少しずつ踏み出していく一歩。
    けして一足飛びにめでたしめでたしにはなりませんが、「いつか」の希望が感じられます。
    だからタイトルも「まだ」なんだろうな。サブタイトルはいらない気がするけれど。

    ブックデザイン・写真 / SONICBANG CO.,
    初出 / 『ミステリーズ!』vol.12、14、16、18、20、22、書き下ろし1本

全49件中 1 - 25件を表示

朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記に関連する談話室の質問

朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記を本棚に「読みたい」で登録しているひと

朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

朝顔はまだ咲かない―小夏と秋の絵日記はこんな本です

ツイートする