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みんなの感想・レビュー・書評
童話のようなタイトルの温かな手は、連載物をまとめた小説です。
第一話のあらすじを簡単に書きますが
人間に擬態した吸血鬼のような能力を持つ男と同居している女(主人公)が殺人事件に巻き込まれる。
というまとめてみればなかなかカオスなものです。
しかし、設定が丁寧に書かれているので、読み辛さはあまり感じませんでした。
自分は推理小説はあまり読まないのですが、推理から解決までは都合良く進んでいくイメージがありました。
悪くないねー、けど、人生そんなうまくいかねえよ!と言いたくもなった。
石持さんらしい?ミステリーなんだけど、ファンタジー的な要素を含んだ作品。
人間でない人間のような生物とはいったいなんなのでしょう。
そんな人がいるのかと思ってしまうような温かい物語。
暖かいじゃなくて温かと書いたのは意味があるのかな? と思ったのですが、あるのかないのか。。。結局わからずじまい。。。他人の生命を吸い取って生きてる生命体、「ぎんちゃん」 そのぎんちゃんと暮らす畑寛子。ぎんちゃんは次々と起こる殺人事件の難解を解いていく。。。 その妹、「ムーちゃん」もまた人の生命を吸い取りながら生きている生命体。彼女もまた、北西匠と暮らして難解な事件を解いていく... 続きを読む »
石持さんは、ミステリーでも本格派とカジュアル派と書くんだけど
どちらもミステリー部分がイマイチなんです。
どの本を読んでも、動機が弱いんです。
ただ、動機は価値観によって違ってくるものだから仕方ないと思いますが、それでも詰らない。
じゃ、なんで石持さんの本を読むかというと
人物に魅力あるんです。
あと、お酒が好きみたいで美味しそうに表現してくれるんです。
今一番のあたしのお気に入りの日本酒も石持さんの本から情報を
えて知ったお酒。
石持さんが薦めるなら、美味しいお酒だろうと思うようになりました。
ただ残念な事に今回の本ではお酒好きが集まっている話があるにも
関わらず、そのへんはすっとばして書かれています。
あー残念。
( ・_ゝ・)<飽食の時代故に平和的解決
なんとなーく気持ち悪い話だった(石持浅海は、なんとなーく気持ち悪い感じを抱かせる)。
この人の小説は、読後感が凄く温かいので好きです。
魅力的な設定、と言うかキャラを作るのも上手いと思う。
そんでもって切れ者が徹底的に切れ者だから、小気味良いです。
私の余剰エネルギーも吸って欲しいぜ。
+++ 大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。人間離れした二人は、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を、鮮やかに解き明かす!一風変わった名探偵とそのパートナーが活躍する、著者渾身の連作集。 +++ 表題作のほか、「白衣の意匠」 「陰樹の森で」 「酬い」 「大地を歩む」 「お嬢さんをください事件」 「子豚を連れて」 +++ ... 続きを読む »
人の生命力を糧とする異生物であるギンちゃんとムーちゃん。彼(彼女)と一緒に暮らし、その生命力を与える主人公(達)
・・とかいうといかにもSFっぽいですが、実際はそうではありません。
「人ではない身の上」で主人公達に降りかかってきた事件を冷静に推理し解決する・・・という流れ。
この作者らしい「SFっぽい設定を取り入れたミステリ」という形ですね。いつもながらまとまりが綺麗で良い感じ。
ただ、文章上で「この人とは違う生物なんだから・・」みたいに無理に線引きをしているような感じがしましたが、見た目が(擬態しているとはいえ)人間である以上そんなに気にしなくてもどうにかずっと一緒にいられる道はなかったものなのかな・・?とか思った
大学に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは人間ではない。 そして会社員の北西匠の同居人・ムーちゃんも人間ではない。 二人は人間の生体エネルギーを吸収し生きる、人とは異なる生命体なのだ。 それぞれ魂のきれいな同居人においしいごはんを作り、過剰摂取した分のエネルギーをもらう生活を続けているのだが、その同居人たちのまわりに事件が起こって・・・というストーリーで7編の短編集になってます。 ... 続きを読む »
大学の研究室に助手として勤務する「わたし」には、同居するパートナーが…。しかし誰もが「彼氏」として疑わないイケメンのギンちゃんは、人間のなりはしているが、実は「人間の姿を借りた」謎の生命体なのだ…。まるで吸血鬼のように(というとギンちゃんは憤慨するが)人間の生命エネルギーを皮膚から吸い取っていくギンちゃん。つまり、わたしが過剰摂取したエネルギーを吸い取り、そのおかげで、わたしはいくら食べても太ら... 続きを読む »
謎の生命体が探偵役を務める連作短編ミステリ。
そんな珍妙な設定がすんなり受け入れられてしまう、普通にミステリとして「読める」作品でありました。
皮肉たっぷりに人間関係を表しながらどこか切なく優しい読後感を残す、まぁそういうタイプのやつでありますが、なんかちょっと斜めから見下ろしたような歪んだ視点がいいですな。
大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。人間離れした二人は、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を、鮮やかに解き明かす!一風変わった名探偵とそのパートナーが活躍する、著者渾身の連作集。
石持浅海さんの本は初めて。
もっと硬い文章を書く「本格」系の人かと思ってたけど、いやいや全然違いました。
柔らかい文章と優しい登場人物。いい雰囲気の作品でした。
SF的な設定もあるけど、それも鼻につくことないので、SFが苦手な人でも大丈夫。
短編の連作物で、最後のストーリー展開はちょっと読めてしまったけど、魅力的な文章で最後まで飽きさせません。
石持さんの他の作品も読んでみよう。
面白かったです。
堪能できました。
連作短篇集。
人間の姿をした、人の余剰エネルギーを吸って生活している種族が主人公なんて、さすが、石持ワールドと笑って読んでたら、最後には鳥肌が立つような感動をもらえました。
ゾクゾクッと来たのは久しぶりです^^ ありがとう!
『温かな手』・・・なるほど、納得です。
大学の研究室に勤める畑寛子の同居人・ギンちゃんは名探偵。サラリーマンの北西匠の同居人・ムーちゃんも名探偵。人間離れした二人は、彼らが遭遇した殺人事件や騒動を、鮮やかに解き明かす!一風変わった名探偵とそのパートナーが活躍する、著者渾身の連作集。
大学研究室に勤める寛子の同居人は人間ではなく、皮膚を接触させて人間からエネルギーを摂取して生きる種族のギンちゃん。
ギンちゃんが殺人事件を解決いていく。
こういう存在が近くにいて欲しいなあ、と真剣に思いました(笑)。本気で同居したいです。でも向こうからお断りになっちゃうかなあ……?
殺人事件が起こったりするけれど、それでもなんだか雰囲気はほのぼの感が残ります。お気に入りは「酬い」。被害者に同情できないので、すっきりしてしまいました。あとは表題作でもある「温かな手」。ギンちゃんの行動の意味が重いけれど、いいよなあ。
人のカロリー吸い取って生きる、人っぽいものと暮らす人が殺人事件に出くわし、解決してく話。大筋でつながった短編集。
この人っぽい人が鋭い洞察力で、真相を暴いていくんだけど、なんかちょっと強引過ぎる推理の予感。
「ドアは閉ざされたまま」「君の望む死に方」繋がりで読んだけど、これらほどは面白くなかった。

好きです、この設定。ポーの一族的。





