密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 511
感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488024437

感想・レビュー・書評

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  • 推理に重きを置いているからか、人は死ぬけどどこかカラッとしたイメージの推理小説。
    たまにトリックがわからなくて、難しい笑

  • 2016.10.1 読了


    シリーズ2作目。

    極度の人嫌いの名探偵 音野順と、
    ミステリー作家の白瀬のコンビ。

    短編集で、ウダウダした下りがなく、
    状況を聞いただけで
    だいたい 謎を解いてしまうという
    テンポのよさ。

    なので、盛り上がりには かけるかもしれない
    けど、サクサク読めます。

    新たなライバル探偵?も最後に登場。
    もしかして 続編とかにも
    出てくるようになるのかな?


    ひとつ モヤモヤしたラストのもありますが、
    マンネリせずに いろんな結末があり
    引き続き 読みたいです。

  • 名探偵 音野順シリーズ2作目。
    今作もなかなかに面白かった。
    完全犯罪が完璧に成立するはずが黒猫が密室に入ったことで犯罪が露見してしまうのは面白い発想だと思った。
    一番印象に残ってしまうのは、やはり3つ目の「音楽は凶器じゃない」かなと。犯人は分かっているのに捕まえられない何とも、もどかしい思いで終わってしまうので。
    後半2つは音野順の活躍があまりなくて少し残念だった。
    2巻も読めば愛着もわき、心優しい可愛い音野順を応援したくなりました。

  • 初めての作家さん。やや無理あるトリックもあったが音野探偵のキャラが可愛いから続けて読んでみようかな

  • ミステリ短編集。
    キャラもトリックも好きになれず。
    イマイチ特徴がないように思う。

  • 続き読みたいけど、本になるほどにはないのかな。
    最後の話、ズルっ!というのもあり。
    うわー、確かに横からの図はないけれども。ブツの高さが違っても実行できるのか。

  • タイトル詐欺では……???
    こんなにも魅力的なタイトルだが表題作はゴミ。

    ・密室から黒猫を取り出す方法
    情景を想像してみるとシュール。本当に女の子はそんなことできましたか?できませんよね?ねえ?難癖付けたくなっちゃう~。
    ・人喰いテレビ
    こちらは逆に情景を想像すると笑える。もう大きいテレビ見なくなったなあ。
    ・音楽は凶器じゃない
    犯人つえー。ってだけの話。名探偵が解いてもどうにもならないっていう新しい展開はいいけどハウダニットとしてはイマイチ。そんなの上手くいくか?
    ・停電から夜明けまで
    最高。たぶんこの作品のことは忘れないと思う。タイトルも綺麗だしこっちを表題作にすればよかったのに。
    ・クローズド・キャンドル
    情景が想像しにくい。漫画版だとだいぶわかりやすかったらしい。ああこいつは物理の北山だったなあと思い出させる構成が上手い。

  • 音野&白瀬のとぼけっぷりがおもしろくて大好き。
    「音野、落ち着け、朝食べたパンのことを思い出せ」という白瀬の台詞、いきなりツボにはまって吹いてしまった。殺人事件の推理小説なのに‥こんなこと言われる名探偵。続きも楽しみ。

  • 音野順シリーズ2作目。
    相変わらずトリックはそんなややこしい方法でやらずとも…というのばっかりだったけど、キャラクターの面白さですいすい読めてしまいました。白瀬が真面目にアホで好きです。
    「停電から夜まで」が面白かった。「いたのか!」に笑った。
    最近のミステリにはライバルキャラというのがあんまり登場しないので、琴宮の活躍には今後も期待したいところです。

  • このタイトルで興味を引かれて手に取った作品。
    第2弾は読みきり短編ながらもシリーズものらしく登場人物がにぎやか。「音楽は凶器じゃない」で名探偵とその宿敵!みたいな感じになるのか!と思ったけど…落合嬢、その後にも登場するのかなぁ。続編待ちです…!
    気弱だけど譲れないところのある音野の見せ場が好き。
    「停電から夜明けまで」で「いたのか!」のつっこみに笑った。

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著者プロフィール

2002年、『『クロック城』殺人事件』(講談社ノベルス)で第24回メフィスト賞を受賞しデビュー。代表作として、デビュー作に端を発する一連の〈城〉シリーズなどがある。

「2022年 『月灯館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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