文化祭オクロック

著者 :
  • 東京創元社
3.35
  • (6)
  • (33)
  • (41)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 210
感想 : 43
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488024468

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 『図書館のはこぶね』紹介本

    高校の学校図書館司書だったら、確かに勧めるかも。

  • 2014.12.8 読了

    ある高校の文化祭の1日。

    いろんな企画満載で、
    私も 行きた~いと思うくらい。

    5人の男女の高校生の目線で、
    時系列で物語が進行してゆく。

    高校の文化祭で 話ができるの?と
    思いましたが、
    ちゃんと 謎もあり、小事件もあり、
    謎解きもあり。
    思ってた以上に 面白かった!

    けど、二日目に 企んでたのは
    なんだったのか 気になる~!

  • 東天高校の文化祭開幕とともにスタートしたラジオ放送「FM東天」。
    DJネガポジと名乗る謎の男がラジオ内で呼びかけ、
    止まってしまった学校の時計台の時計を動かそうという企画が実施される。。
    DJネガポジの狙いは何なのか?
    DJネガポジは誰なのか?
    そして時計は動き出すのか?!

    さらっと読めるドタバタ青春ミステリです。
    普段本を読まない方ならそこそこ楽しんで読めるかも。
    ミステリ要素は全体的に爪が甘くて
    ぼんやりした印象になってしまいましたが
    それでも文化祭のワクワク、ドタバタした感じは
    とてもよく伝わってきて、なんだか懐かしく読みました。
    いいよねー若いって。笑

    ラジオも文化祭も大好きな私にとったら
    完璧な組み合わせでした。

  •  文化祭の日、突如始まった「FM東天」なる番組。DJネガポジと名乗る人物は学内の隅に立つ大時計を動かそうとある人物を唆して…
     果たして大時計は動くのか、その目的は、DJネガポジの正体は、という具合にミステリーの味付けはあるが学園青春物として読むのが妥当。
     全体に楽しく爽やかな話の進行で楽しめたし、その中に少し苦い考えさせる部分があってバランスのいい作品。
    DJがラジオがポジティブなメディアだと思うということを話す件が、自分も長く聞き続けている好きな番組があるせいか納得。

  • 東天高校の文化祭で,「FM東天」が放送される。
    壊れて止まっている大時計の針に
    野球部を引退した3年の元エース山則之がボールをあてれば
    時計は動き,好きな斉藤優里がつきあってくれるという。

    ところどころで起こるちょっとしたトラブルが楽しい。
    さらっと読めるが,やや物足りない。

  • いわゆる青春ミステリ。人死には無し。物語の構造上、主要キャラクター中心の描写が多く、学園祭の喧騒や楽しさ、あの独特の雰囲気があまり伝わってこなかったのは少し残念。同様に学園祭が舞台の作品として米澤穂信の『クドリャフカの順番』とつい比較してしまったが、それらの描写も含め個人的にはあちらの方が良かったか。

    基本的に善人ばかりが登場し、明るく前向きで肯定的。屈折すらしていない。心が健やかなんだな。結末も実に爽やかだ。そこが少々物足りない。陰惨で救いの無い物語を読みたいわけじゃないが、あえて言うなら「綺麗事」に過ぎるかなと。

  • 「図書館のはこぶね」のラストに紹介されてた本。今の文化祭でラジオDJの企画はあるのだろうか?40年も前に高校時代を過ごした身としては、興味津々。青春ミステリー?と思うが、ストーリーのドライブ感や青春ものの青さ感は伝わってきて面白かった。

  • 青春…

  • まさかの「前読んだことあった」
    ついに一度読んだ本を忘れるようになってしまったか……
    でも面白かったので結果オーライです。
    文化祭でラジオ放送って一度は妄想しますよね

  • 文化祭の開始と共に始まったラジオ「FM東天」

    しかし、DJネガポジの姿は校内のどこにもみられず、不可解な動きをする部員も居て怪しい。今は動かない時計台をボールをぶつける事で修理するミッションを受けた山ちゃんと、もし山ちゃんがミッションクリアしたら「付き合う」事にされてしまったユーリと、文化祭の謎をといていく探偵コーラなど、人物を入れ替えながらテンポよく進んでいきます。

    結局時計は直り、久々にチャイムの音を響かせる。それを聞いていたのは病院の患者。その少年こそDJネガポジだった。

    はがき職人のDJネガポジは、ユーリに裏サイトに悪口を書かれたことなどがきっかけでいじめにあい不登校に。文化祭一日目は盛り上げることに徹したが、二日目は復讐の為になにかしでかそうとする。

    それを止めたのは探偵コーラ。
    青春の香りのする良い小説でした。

全43件中 1 - 10件を表示

竹内真の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×