- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488024482
感想・レビュー・書評
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(ブクオフにて)
やっぱ、今日は買わないで帰ろう・・・と、
手にしていた本を書棚に返そうと歩いていた時、
ふっと、目に付いた。
(それ、オモシロイ本だから、家へ連れて帰って読んでみて♪)
なんて言い出しかねない鞄が住人のマンガであった。
そして
フト見ると、
(なんだ、作者一緒じゃ~ん♪)
まんまと嵌められた気はしたが、
でも買って正解!
呼び止めてもらって良かったな、と思った。^^♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鞄がドラエモンの4次元ポケットのように図書館になっており、その図書館には世界中のすべての本(失われた本)がそろっている、そのかばんは主人公の男がもっており、男と鞄は、本を借りたいいろいろな人の人生、その本自体と向き合っていく。
設定自体が秀逸。
絵もさわやかで、なかなか読みやすいのだが、ストーリーとしては少し物足りない面を感じた。この設定であれば、もっと泥臭い物語にして、面白くしていけるのではないかと思った。
主人公と鞄の対立、1話毎の登場人物の葛藤と対象の本の深い重なり合いなど、1話完結にしなくても3話くらいでもう少し深堀をしても良いのでは?と思った。
作者の本への愛がビンビン伝わってくるだけに、「ゲーテ曰く・・・」とゲーテの引用に物語を締めくくってもらうよりも、紹介する本と、漫画のストーリーの対比をうまくリンクづけると、本の持つ魅力(フィクションの持つ魅力)を浮き彫りにすると、漫画として新しいジャンルになるのでは?と期待をしたい。 -
どんな本でも揃っているという伝説の「鞄図書館」。中には宇宙の真理が詰まっている。
そんな鞄は、人間の言葉が喋れて、ゲーテが好きで、日本に行きたがっている。
司書のおじさんとともに世界を巡りながら、様々な人と出会うお話。
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1話あたりが短くて、結構淡々と話は進むけれど、心に残る話。
それぞれに元となる、というか、下敷きになる話があって、その本の紹介もあり。
ただ、おもしろいんだけれど、第1話目から、鞄図書館の仕組みとかの説明もないまま、何の前置きもなく、話が進んでいくんで、最初、全然意味が分かんなかった(何で腰縄をつけた子どもたちが鞄から出て来たのか、とか)。
里江とか、最初と最後に出て来た長髪の女とかは、伏線ですかね、 -
フシギな世界。
鞄の中は無限の空間?とにかく手に入らない本は無いというくらい
ひろーい図書館。
この鞄が欲しいと思いながら読み終えました。
ものすごく印象的とか面白いというわけではないけれど、
読んでいて苦にならない1冊でした。 -
[出典]
「書生の処世」萩原魚雷 p160 -
狙ってる感じが否めず、好きなテーマだけどちょっと引く
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まんが
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鞄、図書館、ゲーテ。この強力なパワーワードに惹かれて買った。
この作者さんは、ハードボイルドとSFとミステリーが好きなんだろうな。本の趣味があったら、もっと楽しく読めたかも。と思ったけど、扱われている本がSFやミステリーに偏っているのは掲載誌がミステリー専門誌だったからか。
レイ・ブラッドベリは読みたくなった。前から気になっていた。
鞄図書館を追いかけている女性は、亡くなった夫の持ち物だった本を泣く泣く返却した女性だよね?彼女のストーリーがこの漫画の軸になるのかな。かわいそうに、すっかり正気を無くして…。
この後は…
① 鞄図書館とニアミスを続けているうちに正気に返って、自分の人生を立て直す。
② 鞄図書館に追いついて同行する。
→今の司書さんが引退して、新司書になる。
→三人でずっと仲良く旅を続ける。
③ 鞄図書館の中に住み着く。
三番目はホラーだな。展開を考えるのは楽しいけど、読みたいかといわれたら…わざわざ探したり取り寄せてまで読みたいとは思わないかな。絵がうまいとは思うんだけど、登場人物の表情がちょっと硬い気がする。
世界観がよくわからないけど、鞄ミュージアムとか鞄劇場とかもあるの?お金のやりとりをしている描写はないのに、どうやって放浪生活を続けているんだろう?