ミステリなふたり a la carte (創元クライム・クラブ)

著者 :
  • 東京創元社
3.31
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本棚登録 : 246
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488025427

作品紹介・あらすじ

「氷の女王」と渾名される鬼刑事の景子さんの夫は、料理上手で優しい新太郎くん。だが、旦那さまの特技は料理だけでなく……美食と名推理が堪能できる、本格ミステリ連作集。

感想・レビュー・書評

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  • 読み易くて面白かったけど少し物足りない気がします。
    軽く感じるのかな。
    長編を読みたい気がします。

  • 絶対零度の視線、鋭利な言葉、有無を言わせぬ腕力で事件を解決に導く、京堂景子。
    氷の女王とも言われる彼女を家で支えるのは、夫の美味しい料理と名推理。

    密室殺人プロヴァンス風
    シェフの気まぐれ殺人
    連続殺人の童謡仕立て
    偽装殺人 針と糸のトリックを添えて
    眠れる殺人 少し辛い人生のソースと共に
    不完全なバラバラ殺人にバニラの香りをまとわせて
    ふたつの思惑をメランジェした誘拐殺人
    男と女のキャラメリゼ

    新太郎がサッっと景子の前に出す、料理が美味しそう。料理の蘊蓄と事件が絡んで解決のヒントに。
    サクサクと話が進みすぎて、短編より短く感じる。
    たぶん、ドラマにしたらもっと膨らませるんだろうなあ。

  • 大きいストーリーでガッツリ書かれているのかなと思っていたんですが、思ったより軽く読める感じでした。事件の解き方が2人のコンビネーションみたいなところがあるのかな?出てくる料理が美味しそうでした。氷の女王が好きな人の前では、可愛らしい女性。そのギャップも好きです!思ったより軽めなので、“がっつりミステリーは…”って人におすすめできるかもしれない。1日1章ずつ読んでいたので、少しずつ進められるのか個人的に良い所でもあると思います!

  • 13年振りに読んだシリーズ3作目。全く覚えてない前の2作。軽いミステリでさらっと読める。連ドラしてないのかと思ったら、2015年に名古屋ローカルでされてるんだ。太田さん得意の名古屋物ではあるが、特に名古屋でなくても問題ないと思うし、全国ネットでドラマ化していいんじゃない?

  • どれもとても短くて、読みやすいことこの上ないけどちょっと物足りない感じでした。あっさり、あらもう解決?みたいな。長編を読んでみたら印象変わるのかな。

  • ミステリーのエンターティメント。面白くてサクサク読める。疲れた時に最適。

  •  働く女性にとって正に理想、パーフエクトな旦那様の新太郎君と警察官としてバリバリ働く景子さんの甘々生活を覗き見、ではなく美味しい料理と共に見事な推理を展開する安楽椅子探偵モノ。
     仕事では周りを震え上がらせる氷の女王、景子さんのプライベートでのデレっぷりが可笑しい、もとい可愛らしいし、旦那様の新太郎君の作る料理がおいしそう~
     気軽に読めるので、他のシリーズ作もゆっくり読んでいきたい。

  •  夫婦コンビによるミステリ連作短編集。
     県警捜査一課の女性警部補と、専業主夫な年下の夫による、安楽椅子探偵譚。
     シリーズ物だが、途中からでも問題なく読める。
     謎解き自体はさほど難解ではなく、ライトミステリといった類なので、気軽に手に取れる。
     一方で、本格推理を期待する向きには、少々物足りないかも。

  • 警察では切れ者としてとおっている奥様は、家に帰ると年下主夫の旦那様にメロメロだったのです……というお話。事件の話を旦那に暴露してしまうのは刑事としてはよくないけど、なんといっても旦那の料理がうまそう。こんな旦那が家にいたら、そりゃーいいよね(笑)仕事もはかどるわ。

  • 「氷の女王」と渾名される鬼刑事・景子さんの
    夫は、料理上手で優しい新太郎くん。
    だが旦那さまの特技は料理だけでなく…。
    美食と名推理が堪能できる、本格ミステリ連作集。

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著者プロフィール

1959年名古屋市生まれ。名古屋工業大学電気工学科卒業。81年「星新一ショート・ショートコンテスト」で「帰郷」が優秀作に選ばれる。その後、会社勤めをしながら「ショートショートランド」「IN★POCKET」にショートショートを掲載。1990年、長編ミステリー『僕の殺人』を上梓してデビュー。2022年『麻倉玲一は信頼できない語り手』が徳間文庫大賞2022に選ばれる。

「2022年 『喪を明ける』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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