中井英夫全集〈1〉虚無への供物 (創元ライブラリ) (創元ライブラリ L な 1-1)

著者 :
  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (760ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488070113

感想・レビュー・書評

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  • 日本三大推理小説のひとつ。
    独特の文体と、ペダンティックな雰囲気が良い。
    やや、というかかなり長いが、いくつかの謎に対して様々な推理が述べられ、少しずつ真相が明らかになっていくのが良い。
    ただ、解決がやや納得ができない。

  • 三大奇書でお馴染み『虚無への供物』

    他の二冊からの勝手なイメージでもっと嘆美的な作品かと思っていたら意外にくだけた雰囲気でむしろユーモラス。分量は凄いけれど読みやすい。確かにこの本を三大奇書に入れるかどうかは他のと毛色が違うので微妙かも。

    探偵が多すぎて、しかもミステリーマニアばかりというのがパロディ的で、結果として全体がアンチミステリーになるというのが面白い。結末は賛否両論あっておかしくないけれど、読んでいる者の足下をすくうような感じ、私は嫌いじゃないです。

    そこそこのミステリーファン向けの内容なので、有名どころの推理小説は読んでいるという人向けです。

  • この全集全巻揃える予定だったが、移ろいやすい嗜好と経済的理由により初めに出た三冊しか買っていないのです。

著者プロフィール

中井英夫(なかい ひでお)
1922~1993年。小説家。また短歌雑誌の編集者として寺山修司、塚本邦雄らを見出した。代表作は日本推理小説の三大奇書の一つとも称される『虚無への供物』、ほかに『とらんぷ譚』『黒衣の短歌史』など。

「2020年 『秘文字』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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