シャーロック・ホームズの事件簿 (創元推理文庫 101-9 Sogen Classics)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488101091

作品紹介・あらすじ

ホームズといえば名探偵、名探偵といえばホームズ…今や名探偵の代名詞となった文学史上を代表する超キャラクター、シャーロック・ホームズの最後の活躍全12話を収めた第5短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 何度も読んだ。でも毎回面白い。ストーリーも結末もわかってるはずなのに。名作。

  • 約四十年にわたって書かれたホームズ譚の最後の十二編。
    赤子の首から血を吸う吸血鬼、夜に這いまわる教授、納骨所での主人の怪しい行動といった怪奇趣味なもの、赤毛トリックの再来かと思わせる作品、ホームズが自ら筆をとったものと、多彩な作品群。のみならず、かの江戸川乱歩も推すソア橋は、後世への影響も大きい。
    「いよいよこれでシャーロック・ホームズともお別れだ!」という筆者の言葉で始まる本短編集から、三年後にコナン・ドイルはこの世を去る。ドイルの生涯の多くをともにしたホームズの有終の美を飾る作品群と感じさせる。

  • 「都合ヨケレバ至急コラレタシ。悪クテモ至急コラレタシ」傲岸不遜な当代きっての奇人にして名探偵シャーロックホームズ最後の作品集。
    創元推理文庫はイラストが豊富なのが魅力的。
    さて今作は最後の作品集だけあって飽きさせないようドイルも文体を変えて工夫している。

  • 「ホームズ」シリーズの第五短編集で最後の短編集となった『シャーロック・ホームズの事件簿』を読みました。

    収録されているのは、以下の12編。

    ■高名な依頼人 (The Adventure of the Illustrious Client)
    ■白面の兵士 (The Adventure of the Blanched Soldier)
    ■マザリンの宝石 (The Adventure of the Mazarin Stone)
    ■三破風館 (The Adventure of the Three Gables)
    ■サセックスの吸血鬼 (The Adventure of theSussex Vampire)
    ■ガリデブが三人 (The Adventure of the Three Garridebs)
    ■ソア橋の怪事件 (The Problem of Thor Bridge)
    ■這う男 (The Adventure of the Creeping Man)
    ■ライオンのたてがみ (The Adventure of the Lion's Mane)
    ■覆面の下宿人 (The Adventure of the Veiled Lodger)
    ■ショスコム・オールド・プレース (The Adventure of Schoscombe Old Place)
    ■隠退した絵の具屋 (The Adventure of the Retired Colourman)

    「ホームズ」シリーズって、「ワトスン」が語り手になっているのが一般的なのですが、、、
    本作では『白面の兵士』、『ライオンのたてがみ』では「ホームズ」が語り手となっていたり、『マザリンの宝石』は三人称で語られたりと、なんだか違和感がありましたね。

    また、シャーロキアンから"聖典性"を診断された結果、12編のうち完全な本物は5編しかないともいわれており、シャーロキアンの肥えた目から見ると、他の短編集と比べ評価が低いようです。

    まぁ、それでも、それなりに楽しめましたが、、、
    出来映えにバラつきがあるなぁ… と感じたのは確かです。

    特に『三破風館』にはがっかりさせられましたね。

    まっ、それも「ホームズ」シリーズ全般の質が高いから、それなりの内容を期待しているからなんでしょう。


    そうそう、『サセックスの吸血鬼』も個人的には興味深い作品。
    「ワトスン」が若い頃にラグビーをプレーしていたことが明かされ、同じ趣味をみつけて、なんだかニンマリしちゃいましたね。

    あと、この文庫本は「ストランドマガジン」掲載時の挿絵が付してあるのが嬉しいですね。

    当時の状況(建物、調度品、服装等々…)を想像するのに随分、手助けになりました。

  • ホームズの作品はこれでお終いですが、最初から読み返したくなってくる。

  • ホームズ最後の短編集。珍しいことに三人称や語り手がホームズの短編も収録されている。ワトスン好きにとって、「ガリデブが三人」でのワトスンのホームズへの奉仕が報われるシーンは、思わず嬉しくなるだろう。個人的には巻末の解説も興味深い。

  • 小学4年生で子ども版ホームズに出会ったものの、アルセーヌ・ルパンや明智小五郎のほうが断然おもしろいと思っていた(ルパンは今でも大好き)。が、おとなになって読むと、古典としての魅力や思いがけない滑稽味があることがわかる。シャーロッキアンになろうとは夢にも思わないが。

  • ▼未読/未購入
    ▼随時更新

    なんで買っていないのか、今になって不思議><

  • 長編や過去の短編の焼きまわしと思われる作品もあるが、バラエティに富んでいて面白い。結論がどうなのよという作品も多いが冒頭部分での物語への引き込みの強さはすばらしいと思う。

  • 中学生の頃から大好きだったシャーロックホームズ。彼の観察眼にワトソン君と一緒に驚いてました。
    中学生の頃読んでいた単行本には線画の挿絵があって、その繊細な線で描かれたホームズが未だにイメージとしてこびりついてる。

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著者プロフィール

アーサー・コナン・ドイル(1859—1930)
イギリスの作家、医師、政治活動家。
推理小説、歴史小説、SF小説など多数の著作がある。
「シャーロック・ホームズ」シリーズの著者として世界的人気を博し、今なお熱狂的ファンが後を絶たない。

「2024年 『コナン・ドイル⑥緋色の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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