- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488108014
感想・レビュー・書評
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『森博嗣のミステリィ工作室』から。
意外と読みやすい。
名探偵vs名探偵の推理対決。密室トリック。犯人消失トリック×2。意外な犯人。
ミステリーとして読み応え十分。
個人的には最初の20ページまでに、事件の謎を提示しているのが好印象。
おかげで、すんなりと物語に入っていけました。 -
綾辻vs京極vs辻村対談で、綾辻&辻村両先生が最初に読んだ本格ミステリとのことで読んでみた。
もともと訳書が苦手な上に、初版1965年ということもあって読むのに結構苦労した。
ケチらず最新版買って読めばよかったかな…
「読む時期によってはハマる」との綾辻談の通り、高校生くらいまでに読んでたらどハマりしただろうなーと。
あまり古典は読んでこなかったので、これを機に色々読んでみようかなと思う。 -
密室ものと言えば、必ず名前が上がる一冊。
個人的には、若いうちに(笑)読んでおきたい一冊。 -
密室ミステリの古典作品。なわけで、最初のほうに読まないと、拍子抜けするやも。
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横溝正史の本を読んでいて密室の古典だよ、とあったので興味を持って図書館で借りてみました。正直ラストにええっ?という感じでした。そして少し描写がくどいなあとは思いましたがトリックはさすがになるほどと思いました。
それにしても彼が犯人と言うのはちょっと卑怯…というかびっくり。彼女の過去は何かありそうだなあと思っていたのでそれほど驚きもなく読んだのですが続きで補完ってのはずるいですね。でも続きは彼女の過去の秘密をえぐるだけになると思うのであまり読む気にならないなあ…。私は犯人
にちょっと同情。もう少し早くに連絡取り合えば良かったのになあと読み終わった後思いました。 -
3
密室と小生意気な若者と後出しジャンケン。
本作が百余年前に発表された密室クラシックであるというだけで十分称賛に値するが、そうでなければ取り立てて誉め讃えるところはない。推理小説としては逆に欠点が多く目につくが、時代性というか、フィクションの妙というか、勢いがあるわけでもないのに、何となく雰囲気で押し切っているあたりは力技であり、微笑ましくもある。 -
物語の結末が非常にルパンっぽいと思ったらモーリスルブランもガストンルルーもフランス人作家なのね。半世紀も前に書かれた作品なので捜査方法や心理的なものに時代を感じざるを得ないが、それ以外はまるで色褪せていない…はさすがに言い過ぎだけど、3つある謎の内、タイトルにもなってる黄色い部屋の謎のトリックは秀逸です。