針の眼 (創元推理文庫 M フ 19-1)

  • 東京創元社
4.16
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本棚登録 : 203
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488129033

作品紹介・あらすじ

上陸地点はカレーかノルマンディか。英国内で活動していたドイツの情報将校ヘンリーは、連合軍のヨーロッパ進攻に関する重大機密を入手、直接アドルフ・ヒトラーに報告するため祖国を目指す。英国陸軍情報部の追跡を振り切り、U=ボートの待つ嵐の海へ船を出したが…。第二次大戦下、史上最大の上陸作戦を成功に導いた、知られざる「英雄」の物語。MWA最優秀長編賞受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • 映画も面白かったが、やっぱり原作は素晴らしい。
    これは実話か? と思わせる緊迫感と思いきや実話なんですね。
    凄い男がいたもんだ。
    もう一回読もうかな?

  • 第75回アワヒニビブリオバトル「おうち時間DEビブリオバトル」4時間目 外国語活動で紹介された本です。オンライン開催。
    2021.05.02

  • 素晴らしい

  • 読んで損はなし。

  • ストーリー展開がテンポ良く、面白い。

  • スパイってこんな完璧なのが普通なの?何カ国語か話せるのは分かるけど、スパイというより身のこなしは特殊部隊みたい。戦時中だからでしょうか。
    主人公フェイバーのプレイボーイ的な演出が気に入らなかった。ハンサムである必要があるのか…?女で身を崩すのがスパイのセオリー?殺さなくていい人も無駄に殺してる気がした。もっと地味に活動すればいいのに。最後の暗闇での攻防はドキドキした。本編とは関係なかったけどブロックズの伏線が思いがけなく回収されてて綺麗な終わり方だった。

  • 3.2読了。ノルマンディ作戦の上陸場所という大機密を握ったスパイと、それを追う学者と公安のチーム、それに、スコットランドの孤島に住む、脚のない夫と美しい妻の三つ巴サスペンス。

    名高いわりに、そーかあ? と言いたくなる出来。戦闘シーンはなかなかのスリルがあるけれど、全体にちょっとダルい。投げ出すほどじゃないものの、人にオススメするほどでもない。

    このフォレット、他の作品でもそうだけど、なんか女性の描写が平板。他のキャラもいまいち書割ぽい。
    一番よく描けてるのが、主人公のスパイだけど、それも、もうひとつ彫琢が足りない気がする。女への関わり方についての描写があるけど、それを掘り下げきってないから、リアルな人間にかんじないのだ。

  • 2013.2.13~18 読了
    特に終盤はノルマンディー成功の結末は判っていてもはらはらドキドキで読ませる展開、お薦め通り。上手の手から落ちた一滴か、あれ程スパイ保身のために示してきた先読み判断と行動、冷酷無比かつ躊躇なき殺しの"針の目"が最後の女だけには気を許してしまった。ま、最後に失敗しないと物語を終われない訳だが・・・

  • 正直針の眼よりも魚の目問題が重要。

  • 第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦に関する重要な情報を掴んだドイツのスパイとイギリスの情報部の、手に汗握る攻防戦。
    冒険スパイ小説というのか、こういうジャンルはあまりなじみがないけど、非常におもしろかった。祖国への脱出行で出会った美しい人妻とのロマンスが程よく絡めてあって、ハラハラさせられた。
    ある程度史実に基づいていて、それ以上はフィクションなんだけど「もしかしたらこんなことがあったかもしれない」という話は、いろいろ想像をかきたてられて楽しい。

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著者プロフィール

Ken Follett
ケン・フォレット
1949年、ウェールズ生まれ。新聞記者、出版社勤務などを経て1978年にスパイ小説『針の眼』を発表、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞を受賞。1989年に発表された『大聖堂』は全世界で2000万部を超える大ベストセラーに。その後、続編『大聖堂-果てしなき世界』、「百年三部作」の『巨人たちの落日』『凍てつく世界』『永遠の始まり』を執筆、さらにはキングズブリッジ・シリーズの『火の柱』および本書を書き継いでいる。最新刊は『ネヴァー』。


〈扶桑社ミステリーのケン・フォレット作品〉
火の柱(上・中・下)
ネヴァー(上・中・下)

「2022年 『大聖堂 夜と朝と(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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