男の首,黄色い犬 (創元推理文庫 139-1)

  • 東京創元社
3.35
  • (5)
  • (2)
  • (12)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 68
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488139018

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ミステリー愛好家が登場するミステリーにおいて、たびたび登場するメグレ警視。そういえば本家本物のメグレシリーズは未読、ということで図書館で借りてみたメグレシリーズの初期作。「男の首」「黄色い犬」の2作収録。

    どうしても名探偵コナンの目暮警部の姿に引きずられるんだよなあ。本家本元は180cm110kgの体躯らしいので、アニメの目黒警部よりだいぶ大きくてがっしりしているんだろうけれども。
    メグレは安楽椅子系じゃなく、行動派だった。けっこう無茶な冒険をする。
    「男の首」脱獄を見守る場面から始まるのが斬新。首を賭けたメグレの忍耐強さたるや。
    「黄色い犬」ブルゴーニュの田舎町。事件現場にあらわれる謎の黄色い犬。古典ミステリーをしっかり味わえた。

  • 読み終わりました。
    黄色の犬は何か推理小説というよりは小説をよんでいるような気分でした。
    男の首は推理小説の登場人物の描写がなかなかで読み進むうちにのめりこんでいった感じでした。

著者プロフィール

1903年、ベルギー、リエージュ生まれ。中学中退後、転職を繰り返し、『リエージュ新聞』の記者となる。1921年に処女作“Au Pont des Arches” を発表。パリへ移住後、幾つものペンネームを使い分けながら数多くの小説を執筆。メグレ警視シリーズは絶大な人気を
誇り、長編だけでも70作以上書かれている。66年、アメリカ探偵作家クラブ巨匠賞を受賞。1989年死去。

「2024年 『ロニョン刑事とネズミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ジョルジュ・シムノンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×