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- Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488157036
感想・レビュー・書評
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少し間延びしていた上巻と違い、下巻でいきなり引き込まれる。
野獣のように変貌した少年、さらにその母親…感染書を狂わせる未知のウイルスは家畜から人間まで相手を選ばす感染しネズミ算で増えていく。その元凶は山中に潜むヒッピーグループのリーダー、クイラーなのか?立ち向かうスローター署長、恐怖に負けそうになりアル中に悩む記者のダンロップ、スローターを拘束して武装蜂起するパーソンズ市長。戦場となった街、そして山でウイルスに冒された者どもと戦いながら、それぞれの過去や葛藤を描いていく アクション大作なのだ!!
男には、逃げてはいけないことがあるということを、怒りを込めてマレルは描いている。かつてそれこそ男のこだわりだった。これはプライドであり生き方の問題だ。保身に走る市長のパーソンズ、恐怖に負けてしまうダンロップ、そして対象的にすべてを正面で受けて戦うスローター。やはりランボーと同じ構造だ。
彼らが心の中で何と闘っているのかはその過去を説明することで伝えられる。マレルにとって未知のウイルスはあくまで敵を作るためのネタであり、その原因説明はほとんどない。なぜこんなことになったのかはよくわからないし、優先順位は低い。ホラーといっても超自然的な話ではないようだ。そのあたりもはっきりしない。マレルが描きたかったのは、立ち向かう生き方なのだ。
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俺には、その根性はない。狂犬病迷惑かけちゃうだろうな。面白かったよ!
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