ルーフォック・オルメスの冒険 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.17
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本棚登録 : 145
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488185015

作品紹介・あらすじ

オルメスはホームズのフランス語読み。ルーフォックは「頭のおかしい」とか「いかれた」の意味。ホームズのパロディと言うには、ぶっ飛びすぎの、とんでもユーモア・ミステリ・コント集。34編の掌編を集めたもの。たとえば、寝ている間に自分の骸骨を盗まれてしまった男の話、とか、巨大なインク壺のなかに閉じ込められた男たちの話とか……「アホカ!」というような掌編ばかり。ミステリ・マニアとしては、読んでおくべき奇書の一冊。

感想・レビュー・書評

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  • ○○という言葉をNGワ-ドにして、感想を述べよといわれ、○○な、とか○○○○しい~とか、○っ○みたいとか言えなくて困った。
    最初は素直に○○って言っていいんですか?とおそるおそるだったけど。
    深く考えずにストレートに○○って言っていいみたいです。

  • ホームズパロディ、バカミスの古典(?)。奇想天外でバカバカしいアイデアはさすがと言う他ない。1篇目の毛のくだりからして笑える。言葉遊びがすごいので、翻訳には苦労したことだろう。一つ一つでお腹いっぱいという感じで一気読みには適していないので、少しずつ読むのがいいかもしれない。

  • くだらなくて好き。
    フランスは恋愛の国なので、情痴殺人はまず罪に問われませんに爆。

  • 読んでいて本当に「馬鹿馬鹿しい」の一言に尽きる。日本語訳も「馬鹿馬鹿し」さがうまく表現されていて、「馬鹿馬鹿し」さの相乗効果。くれぐれも人目につかないように、一人でこっそり楽しむべし。

  • シャーロック・ホームズのフランス版パロディ短編集。

    ト書きとセリフだけの戯曲形式。
    ふざけた展開に、多用される言葉遊び。
    全体的にギャグ路線で、ひとつひとつの話が極めて短く、ショートコントのよう。

    シャーロック・ホームズのパスティーシュで、こういうバカミス路線はめずらしく、新鮮。
    ばかばかしいと脱力しつつ楽しめる人向き。

  •  ピエール・アンリ・カミ(Pierre-Henri Cami)作。原題はLes aventures de Loufock=Holmès。髙野優訳。
     シャーロック・ホームズのパロディは数多あれど戯曲形式のものは珍しいのでは。
    奇想天外な内容で、推理のロジックも奇抜。34編が収められており、後半に登場するライバルの犯罪者《スペクトラ》も愉快。ところどころにある訳注が秀逸だ。
     

  • このオトボケっぷりは、俺の中では天才バカボンをも凌駕している!何言っちゃってんだかと斜に構えていたところ、「えっ!?」「んな、アホな!」プッと引き出すこともしばしばで、楽しかったです。

  • 好みではなかった。途中で挫折した。

  • カミの世界を堪能。
    この世界観、落語みたいなSS。大好き。

  • くだらなすぎて進まない(笑)

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